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トルコの政策金利17.5%て?
経済関係のCS放送を見ていて海外の投資か何かでトルコの政策金利17.5%をみてビックリしました。 これってトルコの普通の銀行で借りると日本で数年後に実施される最高金利より高くなるのでは?と思ってしまいます。 一応ジェトロのサイトは見たのですがピントきません。 他の高い国でも8%ぐらいだと思います。 投資の観点は私にはまったくないので一般的に人にわかる感じでお願いします。
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まず前提条件として、トルコの高インフレ率があります。最近は10%前後まで落ち着いてきましたが、それでも目標インフレ率が5%程度ですから、かなりコントロールの範囲を超えているという状況でしょう。 さらに、トルコリラが対ユーロで15%以上も下げているという状況も加味すると、じつは17.5%の政策金利というのは、ほとんど金利として意味を成していないとも言える局面もあることが想像されます。 また、トルコ経済自体は、上下動はあるものの経済成長が好調に推移しており、金利の上昇によってブレーキがかかるような環境にはないということも、この高金利への誘導を支えている面はあるでしょう。 ですから、17.5%という数字自体は大きいですが、これが大きく成長を妨げたり、市民生活に大きな影響を与えるということは少ないと思われます。 トルコでは、この高インフレ率が長く続いてきており、また以前は現在よりさらに経済がコントロールされていなかったため、一般市民向けの定率融資のようなものが存在しません。 したがって、政策金利というものが、経済全体の状況に対応して決められても、それほど問題にはならないわけです。
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回答ありがとうございます。 コントロールできていない状況があるんでしょうね。 ある意味日本のゼロ金利も異常だったかもしれません。 そういう視点でもう一度ジェトロのサイトを見るともう少し理解が進む感じです。