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バイオ系学部の就職

バイオ系学部に進んだ場合、多くの方は院に進むと聞きました.学部卒での就職が難しいのしょうか?また、院に進んだ場合、就職枠は広いものでしょうか?バイオ系は、まだまだ厳しいと聞きました. また、もし大学に残って教授職を目指す場合、どのような道を歩むことになるのでしょうか? よろしくお願いします.

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  • tatsumi01
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回答No.1

> 大学に残って教授職を目指す場合、どのような道を歩むことになるのでしょうか? まず、国立大学の教員ポストというのは政令で決まっています。ポストがあって、誰もその職についていないとき、空きポストと呼びます。空きポストがない限り国立大学の教員にはなれません。ただし、今後は大学の裁量でポストを作れる可能性はあります。私立大学ではポストという概念はありませんが、授業料収入(と文部科学省の補助)で雇える教員数は決まりますから、ポスト的な制約はあります。 教員には、助手(助教)、講師、助教授(准教授)、教授、とありますが、講師というのは助教授と同じで、年齢が若いとか博士学位を持っていないとかの場合に助教授ポストに講師として採用します。 大学や分野によって、教員の採用方法は違います。 標準的には内部昇格で、助手→助教授→教授と昇格して行くものですが、空きポストがないと採用できませんから、教授が定年退職したときがチャンスになります。 理系だと助教授に採用(昇格)されるためには、学位が必須です。助手は修士からなるケースが多く、助手で学生実験の面倒をみながら自分の研究を行って博士学位を取得(論文博士)し、教授が定年のとき、助教授が昇格して空いた助教授ポストを狙うことになります。修士了が24歳、教授の定年が65歳として計算すると、実に14年に一度しか採用のチャンスがないことになります。 最近は博士課程を修了してから助手に採用され、数年で助教授になるケースも増えています。さらに、内部昇格は不透明であるとして批判が多く、全国から公募で採用するのが標準になりつつあります。したがって、博士課程修了者が全国のポストを求めて争うことになります。 ただし、公募といっても形式的で、実際には内部昇格者が決まっていることもあります。逆に本当の公募だと、長年苦労してきた助手の頭の上に外部から助教授が採用されて自分は昇格できないこともあります。実力の世界ですから仕方ありません。そのため、助手の場合は研究成果を挙げて、ノーベル賞級の相手が応募して来ない限り勝てるように精進する必要があります。 以上のように、教員を目指すのは非常に難しいことがおわかりでしょう。ただし、バイオのように成長している学問分野では、新設学部や新設学科ができて、新しいポストに人材を募集することも多いでしょう。それでも、スクラップ&ビルドと称して、新しい学科を造るときは古い学科を潰すことが条件になることが多いのです。そうすると、古い学科にいた教員をクビにはできませんから、妥協の産物でバイオ学科に非専門の教員を抱えていたりして、バイオの教員を新採用できないこともあり得ます。

その他の回答 (1)

  • madokoro
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回答No.2

以前よりは確かに多少企業への就職状況はよくなったかもしれませんが、同じ大学の化学系なんかと比べると厳しいのは確かですね。院に進学することで尚更つぶしがきかなくなることも多々あります。 大学に残って教員になるためには、博士をとって、ポスドクを経験してから助手(助教)に採用されるまでがまず大変です。その後も任期などを気にしながら業績をつんで助教授(准教授)、教授へと行けたらいいですね!

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