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式量・組成式の求め方への疑問
わからないことがあるので教えてください。 Q1 まず原子数の比の求め方(=組成式の求め方)です。C=92.3% H=7.7%の場合C:H=92.3/12:7.7/1.0 よって組成式はCH。「C:H=92.3/12:7.7/1.0」この式の意味がわかりません。なぜ、相対質量で割っているのでしょうか。92.3などは質量百分率と書いてあります。そのままもっとも簡単な整数比(9:2)にしてはだめな理由もわかりませんでした。。。。 Q2 式量の求め方です。たとえば(CO3)^(2-)=12+16*3=60という計算を言うような計算を今まで普通にしていましたが、なんでイオンの価数は無視(?)できるんでしょうか。 愚問かもしれませんが、以上をよろしくお願いいたします。
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Q1 「質量百分率÷相対質量」という式は、色々省略されています。 他の定理や公式同様、導出の課程が分かれば きっと納得していただけると思いますので、紹介しますね。 まず、物質全体の質量をA[g]と仮定します。 すると、含まれるCの質量は 0.923×A[g] となります。 一方、Cの相対質量は 12[g/mol] なので、 アボガドロ数(定数)を N[個/mol] と置くと、 1gあたりの原子数は N/12[個/g] となります。 以上より、A[g]の物質に含まれるCは 0.923×A×N÷12 [個] 同様に、A[g]の物質に含まれるHは 0.077×A×N÷1.0 [個] となります。 よって、原子数の比C:Hは 0.923×A×N÷12 : 0.077×A×N÷1.0 となるわけですが、 これを簡単にする(前後の項をそれぞれ[A×N]で割る)と、 0.923/12 : 0.077/1.0 更に簡単にする(百分率にするため、前後の項に100を掛ける)と、 92.3/12 : 7.7/1.0 となるのです。 要するに、物質全体の質量やアボガドロ数は、 計算の最後の方で消えてしまうため、最初から省略しているのです。 同様に、小数(0.923)も百分率(92.3)も比で考える上では等価なので、 問題文に書かれている方を採用したというワケなのです。 (例えば、質量の割合が整数比で書かれていた場合、それを用いて同様に計算すればOK) Q2 既に回答されていますので、省略させていただきます。
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相対質量ではなく絶対質量で割ってもかまいませんが、そうすると計算が面倒になるだけです。 結果は同じことなので、計算の楽な方を選んでいるというだけです。
- larme001
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Q1 質量百分率だからです。組成式はそれぞれの原子の数の比で表されています。分かりやすく言うと、たとえば、りんご500gとみかん500gであわせて1kgあったとします。りんごとみかんの個数の比は?という質問で1:1ではないのと同じことです。りんご一つ100g、みかん一つ50gであれば、まずそれぞれの個数を単位質量あたりでわってりんご5個に対しみかん10個となります。つまりりんご:みかん(個)=1:2です。つまり、それぞれ一個当たりの質量が異なるのです。(計算がメンドクサイですが、慣れればうまく出来るようになります) Q2イオンというか電子は確か陽子や中性子の1800分の一ていどの質量しかありません。つまり、普通に考える場合O2(酸素),と2O^-2の質量はほぼ同じとみなされます。
補足
ありがとうございました。 「それぞれ一個当たりの質量が異なる」ので、換算し直すために割っているのはわかりましたが、相対質量で割る理由は「相対的なものにするため」といってったような漠然とした理由しかわからないので、これは準々公式といった感じで覚えてもいいでしょうか。