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グラスウールの施工がどう難しいのですか?

充填断熱で使用する、グラスウールの施工が難しいと いわれのですが、どう難しいのでしょうか? 施工しているところを見た感じ、しっかり、打ち止めてやる だけではないのですか? あと内断熱と外断熱の問題で出てくる “熱柱の問題”とは、どういったことでしょうか? 是非、お教えください!!

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  • ussie
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回答No.6

QNo.283155の#1の回答者です。 まずはグラスウールの施工が難しいについて、以下長文ですが記します。 (他の回答者の方の単なるまとめみたいになってしまって恐縮ですが・・・) ◆完全に隙間なく詰めなければならない  ◇グラスウールの充填断熱の場合、#2の方の回答にあるように、壁の中に   完全に隙間なく詰める事が必要です。  ◇少しでも隙間ができるとその部分の断熱が欠損し、壁体内における結露を   誘発することがあるからです。 ◆グラスウールは吸湿によって劣化する  ◇#3、#4の方の回答にあるように、グラスウールは湿気を帯びると断熱   性能が大きく低下します。  ◇また、乾燥したグラスウールは非常に軽いものですが、吸湿すると非常に   重くなります。施工直後の乾燥状態では壁の中に隙間なくしっかりと充填   されていても、万が一吸湿してしまうと自重により固定していたつもりの   部分が引きちぎれて壁の中で下の方にずり下がってくることがあります。   (#4の方のポケットティッシュの例えは面白くてわかりやすいですね。) ◆グラスウールに通気させてはいけない  ◇ウール系の断熱材は素材自体に断熱性があるわけではありません。断熱性   があるのは空気のほうで、グラスウールはグラスウールの中に閉じ込めた   空気をできるだけ動かさないようにしてこそ断熱性が発揮されます。  ◇でも、閉じ込めたはずの空気がどんどん動いて冷たい空気と入れ替わって   しまうと、断熱性は大きく損なわれます。(ウールのセーターは、無風の   状態ならとても温かいのですが、風があたるようなところではかなり寒く   感じることは経験されているでしょう)  ◇それを防ぐためには、グラスウールに通気をさせないような配慮が必要で、   その対策は、よく理解した人が設計、施工しないと、なかなかきちんとは   できません。ただグラスウールを詰めればよいと考えている業者さんも、   結構多いと聞きます。 ◆上記項目の絡み  ◇きちんと通気止めができておらず、例えば室内で発生する湿気が壁の中に   入って行き、その部分に断熱の欠損があるとそこで壁体内結露が起きます。   すると、グラスウールが湿ってしまい、上述のような結果になりますので、   単にグラスウールを詰める以外にも関連する適切な措置が必要です。  ◇また、屋外からの水の浸入に対してもその対策として、適切な措置が必要   です。  ◇このような湿気の侵入を防ぐ(専門用語では「ベーパーバリアを作る」)   措置がきちんとできていない場合、グラスウールの長所を殺し、短所のみ   出てきてしまうような結果になってしまいます。 ◆グラスウールの性能をきちんと発揮させるポイント  ◇グラスウールに結露させない  ◇グラスウールに外から湿気を持ち込まない  ◇グラスウールが万が一湿っても、天気のよい日にはきちんと放湿させる  ◇グラスウールに通気させない 単にグラスウールを詰め込んで固定するだけなら、確かに施工が簡単といえば 簡単ですが、これらのことをきちんと理解してしっかりと性能が出るように、 またその性能を20年、30年と長期に渡って維持できるように設計・施工が できるのは、残念ながら限られた一部の業者さんであると思われます。

参考URL:
http://www.okweb.ne.jp/kotaeru.php3?q=283155

その他の回答 (6)

  • ussie
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回答No.7

#6の回答者です。 続けて熱橋について (上記Qの回答で、「熱橋」のことを間違えて「熱柱」と書いてしまいました。  #5の回答者の方のご指摘の通りです。お詫びして訂正します。ちなみに  「はし」で変換しようとして「はしら」と打ってしまったようです。) ◆「熱橋」とは建物の内部と外部をつなぐ熱の架け橋  ◇用語については、インターネットで検索すればいろいろなところに説明が   出ていますので、細かい説明は省略します。 ◆なぜRCは外断熱がよいのか  ◇熱橋の弊害も、インターネット上でたくさん見つかると思います。  ◇コンクリートは木材に比べておよそ10倍も熱を伝えやすい素材であり、   内断熱の場合非常に大きな熱橋ができてしまうため、現在ではほとんどが   外断熱になっていると思います。 ◆なぜ木造住宅では外張り断熱だけでなく、充填断熱でもよいのか  ◇熱橋というのは比較論であり、絶対的なものではなく程度問題です。  ◇木材はもちろんいわゆる断熱材と比べると断熱性能ははるかに劣りますが   例えばサッシで言えば、木製サッシは金属サッシや樹脂サッシに比べても   はるかに断熱性が高いものであると認知されているように、元来断熱性に   優れた素材です。  ◇したがって他の部位に比べて確かに「熱橋」にはなっているものの、RC   工法で騒がれているような問題はほとんど発生しません。   (一部の業者やメーカーは、RC工法における熱橋の議論をそのまま木造    住宅に転用して「充填断熱は全然ダメだ」と言っているらしいですが、    あまりにも極論過ぎます。)  ◇したがって、外張りだからどう、充填だからこうではなく、建物全体での   Q値(建物全体から逃げる熱の量を表す値)を議論すべきだと思います。 ◆細かな熱橋にも注意  ◇充填断熱、外張り断熱に限らず、例えば外壁材を固定するために、建物の   外側から内側に向かって使用する釘やビスの頭が、断熱材を貫通して室内   側に突き出てしまうと、釘が熱橋となり、釘やビスの頭が結露してしまい、   それがあまりひどいと構造材となる木材に結露水が垂れて、建物を傷めて   しまうこともあるようです。

参考URL:
http://www.okweb.ne.jp/kotaeru.php3?q=219661
fujito-keisuke
質問者

お礼

度々のご回答ありがとうございます。とても参考になりました。 また、分からないことがありましたら頼りにしております。

回答No.5

>充填断熱で使用する、グラスウールの施工が難しいといわれ・・・ 内断熱=充填断熱、と捕らえているのでしょうか?全体を読むと、木造在来建築における断熱工法についてのご質問だと思うので、それに絞ってお話します。 内断熱(以降充填断熱と書きます。)と外断熱の工法の比較をすると分り易いかもしれません。 外断熱は壁面全体を隈無く断熱材で覆い隠すのに対し、グラスウールを使用して施工する充填断は柱間をグラスウールで埋める形をとります。通常、柱にグラスウールの耳になる部分をタッカー(ステップルとも言う:前述のホッチキスを大きくしたもの)等で固定しています。その作業自体は、前述の皆さんがおっしゃるようにそれ程難しい訳では有りません。が、柱や梁間の隙間を全部グラスウールでカバーできるかという問題に関しては、そうではないと思います。 一般的に断熱材はその厚みによって断熱効果が変化します。 ですから外断熱の場合は外側ですので、断熱材の部分に充分に余裕を持つことが出来るのに対し、充填断熱では最初から充分に断熱材の厚みを考慮して材木を組み合わせるという事を従来は行っていない為、柱・梁の厚みや重なり具合によって生じる隙間にグラスウール等を挟み込むことになります。 よって、(従来の)充填断熱では充分な断熱効果を得る事が出来難いということです。⇒多分、fujito-keisukeさんの書いていらっしゃる問題。 あと、熱柱ではなく多分熱橋だと思いますが、充填断熱時に柱にグラスウールを打ち付けるだけの作業で断熱効果を狙った場合、従来断熱材として考えられていた柱部分の熱抵抗が充填された断熱材よりも低い為に、柱部分が熱を逃がし断熱効果を現象させる問題の事だと思います。(但し、現在は柱部分も断熱材で覆ったり、その為に必要なスペースの確保も進んでいます。) 日本古来の在来工法では、隙間風を利用した設計施工となっていたため、本来木材の熱抵抗は断熱材として充分通用する範囲でしたが、最近の密封された住宅工法が増加するにしたがって、断熱に対する基準が一気に高くなったことが要因です。 ですから、結論としては、グラスウールを取り付ける作業工程は単純ですが、その位置や考慮点は多いという意味での「施工の難しさ」がある。 熱橋の問題を検討しても、充填断熱の利点を活かして施工している業者もいる。 (全く問題にしていない業者もあるようですので、その辺りの見極めは必要でしょう。) という事で如何でしょうか。 私個人の意見としては、生活習慣によっても変わると思いますが、結露の問題を含め古来の通気を考えた住宅建築が一番風土にも合っているし長持ちするように感じます。

fujito-keisuke
質問者

お礼

早速のご回答ありがとうございます。とても参考になりました。

回答No.4

ビックリしましたよ! いつも目にしている注意書きがメ-カ-のHPには探さないとなかなか見つからなかったです。 厳密には「溶接の火花を近づけるな」「埋め込み照明器具の上に直接乗せるな」は業界の常識になっていましたもので・・・ いちおう探し当てたHPをリンクしときます。 http://www5.mediagalaxy.co.jp/mag/himitu/himitu2.html あと水に塗れると固まる!?のも事実で一度水分を吸っちゃうと本来の性能は発揮されません。 水吸うと重みで下のほうに垂れ下がってしまうんですよ。で、そのまま乾燥しちゃいます。ポケットティッシュを洗濯機でまわして乾かした時と同じと考えていただければOKです。 施工に使用するホチキスの親方みたいなのではもたないんです。 だから本当はアルミテ-プ使用したりしてキッチリ施工しなきゃいけないんでしょうけどね。 まぁグラスウ-ルメ-カ-は発泡系断熱材〔スチレンフォ-ム、ウレタンフォ-ム〕を悪く言いますし、その逆もあります。

fujito-keisuke
質問者

お礼

早速のご回答ありがとうございます。

  • hima-827
  • ベストアンサー率24% (1087/4414)
回答No.3

施工は言われるように、さほど難しくありません。 しかし、グラスウールは水に着くと(雨漏り)固まってしまって、断熱の役目をあまり果たしません。 だから、断熱に関して言えば、あまり効果が期待できない場合が多いです。 でも、安いので、昔から、断熱材といえば、グラスウールとなります。

fujito-keisuke
質問者

お礼

早速のご回答ありがとうございます。

fujito-keisuke
質問者

補足

No.1の回答者から教えて頂いたHPに載っていたことと 若干、グラスウールの特徴にくるいがあるみたいですが その辺、どう思われますか? それでも、himaさんがおっしゃるように、水で固まるって いうことが起きるのでしょうか?

  • giki
  • ベストアンサー率25% (16/64)
回答No.2

グラスウールで施行難しいというのは、どうしても隙間が生じてしまうという事です。 断熱材は隙間が全く無いくらいに敷き詰めなくては本当の効果を発揮しないと言われています。しかしグラスウールは外壁と内壁の間の柱や配管などがあるところに施行しますので、どうしても隙間が生じてしまうのです。 その辺が難しいという事だと思います。

fujito-keisuke
質問者

お礼

早速の、ご回答ありがとうございます。

回答No.1

材木屋です。 難しいでしょうかね? 本当に気合入れて施工しようとすれば、 使う場所によって密度やらを算出しなければいけないですし、燃えやすいのでくわえタバコは厳禁です。 あとチクチクするので防護メガネや長袖長ズボンでと言われています。 詳しいことはコチラに問い合わせてあげてください。 最近「サ-ビス向上宣言」されてお客様センタ-を開設したと担当が言っておりました。

参考URL:
http://www.afgc.co.jp
fujito-keisuke
質問者

お礼

早速のご回答ありがとうございます。

fujito-keisuke
質問者

補足

燃えやすいっていうのは、どういうことでしょうか? グラスウールは、燃えに悔いていうのが売りというか特徴の ひとつでは、ないのではないでしょうか?

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