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視線の流れについて教えてください
いくつかの漫画を手にとって、視線の流れがどうなっているのかと、自分の視線を確かめているのですが、意識的になってしまい、自然の視線の流れなのかわからず、こんがらがっています。 横長のコマで、人物が中央にいて、左右にセリフ吹き出しがあれば、右の吹き出しから、左の吹き出しに視線が流れる途中で、人物を自然に見ますよね。 そういうのならわかるのですが、単純に左もしくは右の吹き出しが1つあり、人物がその斜め下にあったりする場合、自然な視線の流れだと、絵を先に見るのでしょうか。それともセリフを先に読んでいるのでしょうか。それとも交互でしょうか。 勢いをさまたげない自然な視線の流れというのが、いまいちよくわからず、アドバイスいただけましたら幸いです。
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マンガは右上から左下に視線が流れていく物だと、ある漫画家が言っておりました。 これがわかってないと、リズムの悪いマンガになってしまうとも。 例えばAがBにホースで水をかけ、それに対してBが何かリアクションなり台詞なりをいうという 一コマがあるとします。 このコマでBを右、左にAという配置にすると最初に目に入るのは驚いているB、 次に不自然な水が目に入り次にホースが目に入ってきます。 この時初めて水はホースから出ていることが理解でき、最後に水をかけているAが目に入ってきます。 これだと読みづらいというものです。 これが右にA、左にBだと、 まずAが目に入り、次にホースで水を出していることが理解できます。 水を辿っていくとBが居て、そのBの様子が水をかけられたことによることが理解できる、 という風に、時系列と同様に読者に読ませることが出来る。 これはコマだけではなく、ページ全体についてもいえる事みたいです。 「こんな基本もわかってないのか!」とその漫画家は、とあるマンガを毒づいていました。
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- zenzaburou
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ほんとうはアメ・コミを読んでみるのがおすすめなんですけれど、 英語力が必要ですし、(口語体が多い、音表記がすごいTHE=ZAなど) なじみもありません。 日本の作家でアメ・コミ風なので有名な、小林源文を一読することを おすすめします。 左ー右描きの理解に有効かと思います。(セリフも横書きです。) 左ー右描きの事についてですが、アメ・コミでもページの流れは、左ー右なのにひとコマ単位では日本と同様、左向きが主なようです。 フキダシの配置は、今言ったことは別として、今まであまり気にしていませんでした。 (だから私の作品が売れない?!) 視線の流れとフキダシは、あまり関係無いとおもいます。 よほどひどい作品か、ほかの理由があるのかとおもいます。 (私の場合、余計な効果音が気になります。) ANo5さんの意見も大変重要です。 初心者が自分の作画を確認する時に良くつかいましすが、冷静に判断する材料かと思います。 ふたたびフキダシについてですが、画面のなかでクロスするフキダシは どうしようもない場合をのぞいて、ご法度ですね。
補足
ありがとうございます。 >視線の流れとフキダシは、あまり関係無いとおもいます。 そうでしたか。ということは視線の流れで気をつけるのは、コマ割りということですね。 その1つのコマの中で、読者がフキダシを先に読むのか、絵を先に読むのか。そこまでは漫画家先生は考えなくて良いのですね。 そう思うと一読者としても少し気が楽になりました。
- kannazaki
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ANo.5の者です。 「鏡に映す」というのは、大き目の鏡の前に漫画原稿や本をかざして、鏡に反射させた左右反転状態で漫画を読んでみる、ということです。 分かりにくい説明ですみませんでした。 漫画を描く時に鏡に映した状態で原稿を見ると、デッサンやパースの狂いがよく分かるというのと似た感じの事です。
補足
あ、なんか変な具合ですね。 場合によっては人物がすごく不自然です。なんか中心がくるってるというか。 でも文字が逆なので、読むのはつらいです・・
- kannazaki
- ベストアンサー率0% (0/2)
『漫々快々』を読んでらっしゃる様ですので、同じ作者の『漫画のスキマ』もお読みになっているかもしれませんが、参考になる本なので一応リンク張ります。 http://www.amazon.co.jp/dp/4568502713 『漫々快々』では、P37・P45・P47・P48の図をご覧ください。 左上に吹き出しがあり右下に絵があるコマの視線誘導をご質問されてますが、ページ全体の配置と内容で変わってくると思います。 例えばサッと読ませるのが目的ならページ全体で見て、見せたい重要な絵やセリフを直線上に配置し、そのラインの補助になる様な角度で人物や物・効果線・空間を置くと視線誘導効果が高いと思います。 意識的になってしまい自然の視線の流れが分からないとのことですが、鏡に映してご覧になると、割と客観的になれると思いますよ。
補足
情報恐縮です。じつはまだ漫画のスキマ、まだ読んでおりません。いずれは読ませていただきます。 鏡に顔を映すということでしょうか。ちょっと困難そうです。。。 ちなみにこれまでわかったのは、コマによって、セリフを先に読むのか後に読むのか、絵と交互に読むのか、絵はほとんどスルーなのか、中間に視線を置くのか、絵をじっくり見るのか、まったく異なることです。 やっぱり視線はページ内であっちこっちいってスムーズな動きはしていないと思いました。その上での視線の流れを考えるというのは、これは相当難しい漫画家先生の作業だと思いました。
- zenzaburou
- ベストアンサー率44% (157/350)
人間の脳は、物体を見る時には、意外と漠然的に見ているはずです。 (たとえば車の運転中、。)それでもそれなりのイメージは把握しているものですよね。 しかし、文字などの場合は、意識せず注視しているはずです。 じゃないと読むことは出来ません。 そもそも人間の脳は、文字や記号を認識することより、絵などの映像を 意識し易く出来ています。(自然の中で生き残れない!。) 挿絵のある小説を読んでいて、挿絵のほうに気が取られる、って経験あるでしょう?。 フキダシについて フキダシに収める文字数には、ある程度きまりがあります。 縦5ないし7段以内、横 せいぜい多くて10列程度。 この範囲に収めれば読みやすいんじゃないでしょうか。 セリフは漫画のなかでも特に重要で、作者のレベルの高低がでるものと 思っていますし、日本漫画の最高の武器ですね、(縦横自由自在) ちなみに、アメリカンコミックスのセリフは、全て手書きで、ペンシラーという専門職がいます。 >自分の視線を確かめているのですが、意識的になってしまい、自然の視線の流れなのかわからず、こんがらがっています。 意識して読まないで見ましょう。 意識しないのに読みにくい場合は、漫画のレベルの問題です。 (攻殻機動隊なんて読みにくいの典型ですね。)
補足
昔のマンガということで、空手バカ一代を7巻までまた読んでみました。技術というよりも、なんかもう気迫で読ませているという感じでした。あれはもう技術というよりは、作者やキャラの気迫と、物語の面白さなのですね。あそこにヘタに技術を入れたら、たぶん台無しになっていたと思います。 フキダシに関して、日本のマンガがアメリカで読まれているのを見ると、横書きになってますよね。しかも最近は日本のマンガのように右から左に読むようになっています。右から左に流れるページの流れと、左から右に読むフキダシの文章。それでも向こうの読者は何とか読んでしまうのですから、大したものですよね。でも横書きを読んでいる読者には、ひょっとして漫画家さんが苦労して作ったページの流れというものを、味わえ切れないのかなと心配したりします。
- tatsu01
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私の場合、パッとコマ全体を見てから吹き出しを読む、という感じです。 画が先、ということになるんでしょうかね。でも、字ヅラを追いながらも画は視野の中に入ってますね。 画をじっくり見ることはめったに無いです。(よほど細かい書込みがあれば別ですが)
- accoy
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私は右に噴出しがあれば左眼で軽く絵を見てからセリフを読み、 左に噴出しの場合は右眼で軽く絵を見てから噴出しを読み、 その後、もう一度絵をしっかり見ると思います。 なので、マンが読むのすごく遅いです。 間合いとかも取りながら呼んじゃってました。昔。
補足
そう。ほんとにそうなんですよね。ひとつのコマの中でも、目線があっちいったりこっちいったりしてますよね。ですので、コマをまたいだ、自然な視線の流れというのが、いまいちわからないんですよね。
補足
ありがとうございます。 そしてそのコマ割が決まったら、どこにフキダシを配置するかも、きっと大事なのでしょうね。例えば左のコマに描かれたそのBの人のフキダシが、Bの右上なのか左上なのかで、きっと効果も変わるのでしょうね。 うーん。。おくが深いですよね。。。