- 締切済み
視界の穴
目には物をできない部分がある。しかし、私たちの視界には穴がないのはなぜですか?
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
みんなの回答
- greenhouseeffect
- ベストアンサー率54% (35/64)
No2の方が紹介されている実験をしてみると、実感がわくと思います。 ○ ● まず、白い紙に上のような印を、7cm程度の間隔をあけて描きます。 左目を閉じて、右目で○印を見ます。そのまま、顔を紙に近づけたり遠ざけたりしてみてください。どこかで●印が見えなくなります。その状態が、視界の穴に●印が入った状態です。 では、その感覚を体験した上で考えてみてください。この視界の穴は、「見えていない部分」なのです。なんとなく、視界の穴というと見えていない部分が、黒く塗りつぶされているように錯覚しがちです。しかし盲斑は、そもそも光を認識できない部分ですので、見えていないことすら認識できないのです。もし視界の中に黒い穴があるならば、そこからの光が来ていないと認識していることになります。ところが、見えていないことを認識していませんので、上のような実験をすると印がまさに消えたように感じられます。 しかし、見えていないと認識すらできなくても、連続した景色の中に見えない部分があったら気付きそうなものですが、なかなか気付きませんよね。それは、人間の目は実のところ、視野の中央付近しかはっきり物を見ることができないからです。これも、実体験してみるといいです。 身近に時計はありますか?秒針まではっきり見えつつ、あまり近すぎない距離(2~3m以上あればいいです)まで離れてみてください。では、その時計から50cmくらい横にある何か(壁かけ時計であれば押しピンか何かを刺して目印にしてみてください。)を見つめてみてください。さて、準備はできましたか?その状態で時計の針を読んでください。視線は目印に固定したままです。どうでしょう? これが、霊長類に特徴的な眼の特徴です。霊長類には、黄斑という物の色や輪郭を正確に認識するための構造が備わっています。しかし、それは視野の中心部分にしか備わっておらず、視野の周辺部は、中心ほどはっきりと色や輪郭を認識することができないのです。つまり、盲斑は視野の周辺部にあり、もともとはっきりとは見えていない部分なのです。ですので、景色の中で見えない部分があっても漠然とした景色の中に溶け込んで気付けないのです。
- dempsey2
- ベストアンサー率44% (45/102)
片目をつぶった状態で開いてる目の正面に両手の人差し指を手を伸ばした状態でそろえて立て、開けてる目の反対側の手の指を凝視したまま開けてる目側の手を外に広げていくと15cm~20cm程度で指先が見えない部分があります。(それ以上広げるとまた見える) 説明が文章ですとむずかしいですね・・・。 そこが盲点(盲斑)です。 ですから、視野に穴はあります。 しかし、視野に穴がない(ように感じる)のは逆の目がその部分を補っているからです。
- Willyt
- ベストアンサー率25% (2858/11131)
盲点のことですよね。確かにそこは見えませんが、人間は無意識で絶えず眼球を細かく動かしているそうで、これによって盲点のために欠落した情報を補充しているのです。 これは緑内症の場合も同じで、かなり視界狭窄がすすんでいるのに本人がそれに気付かないのもこのためだと言われています。