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核融合発電??
核融合発電所という言葉を耳にしましたが、これは原子力発電とは別の物なのでしょうか? 高出力、非常にクリーン、原子力発電とは違いメルトダウンが無いと聞いたのですが、今後の主力発電所になりうる可能性もあるのでしょうか?
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詳細は参考 URL をご覧頂くとして、 「高出力」 高出力かどうかは、いろんな見方が考えられるので難しいです。核融合の一番の利点は燃料の入手が容易(な核融合反応がある)ということです。 「非常にクリーン」 参考 URL の「D-T反応」は実現の可能性が高いのですが、中性子放射線が出るので、クリーンという訳にはいきません。一方、「D-D反応」は 放射線が出ませんが、点火する条件が大変厳しいので、実現の可能性は低いです。 「メルトダウンが無い」 点火(臨界)の条件が厳しいため、炉が異常をきたすと自然に反応が止まるからそういわれているのだと思います。核分裂炉は、ある条件を満たすと臨界が継続し、炉を溶かして地球の裏側まで到達するという冗談があるくらいですから。いずれにせよ、何であろうと、膨大なエネルギーを作る施設は、暴走すると大きな災害を引き起こす可能性はあります。 「今後の主力発電所になりうる」 今は、点火する条件をどうやって作り出すか、という研究段階です。これが実現してから始めて炉の研究や設計になるので、実用的な発電所までの道のりは遠いです。点火条件を作るために膨大なエネルギーが必要なので、そのエネルギーを回収できるか疑問視する人もいるくらいですので、実用になるかどうかさえまだ分かりません。
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- kiyocchi50
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核融合発電も原子力発電の一種です。 ただ、現在行われている原子力発電が「核分裂」で得られるエネルギーを使用するのに対して、核融合発電はその名の通り「核融合」で得られるエネルギーを使用します。 核分裂は大量の高レベル放射性廃棄物が出る事。万が一暴走した時に甚大な被害が予想される。再処理、処分のコストを考えると意外とコストが高い。ウランも将来的には底をつく。などが考えられます。 その点で核融合は放射性廃棄物の量もレベルも少ない。原理的に暴走しない。燃料はほぼ無尽蔵。とメリットは大きいですが、コストは未知数です。 原子力発電所は安全対策をしっかりとっていると言われますが、所詮人の作った物。実際、偽装工事があったり検査データを偽造したりなんていう事件は起こっています。 核分裂と違い、核融合がクリーンと言われる所以は、核融合を起こす環境が非常に特殊な為、原子炉がこわされてしまった場合に暴走する事無く反応が起こらないとされているからです。核分裂の場合は、そこに燃料がある限り分裂しますが。 クリーンかどうかはまだわかりません。発生する中性子の影響もまだ未知数ですし、中性子によって外壁が放射能を持ちそれが放射性廃棄物になります。 国際的にはITER計画というものがあります。 ググってみれば沢山のサイトがあるので参考になると思います。 今後の発電の主力になるのはまだまだ時間がかかるとおもいます。 大規模発電所を作り、そこから送電するより、各家庭で燃料電池を設置し、各自でまかなった方がエネルギーの効率としては優れていますので、そっちの方向に進むかもしれません。
>高出力、非常にクリーン、原子力発電とは違いメルトダウンが無いと聞いたのですが、今後の主力発電所になりうる可能性もあるのでしょうか? 現時点ではどこの国も実験がせいぜいで実用化はしていませんよ。核融合とは水素爆弾を閉じこめるようなもので地上の太陽とも呼ばれています。出力も高くなるし放射能汚染も少ないのでクリーンではあります。ただ、条件とされる1億℃の熱に耐えられる構造材が無いのと核融合反応を維持するのが難しいので実用化はまだまだ先です。また、一時期常温での核融合が出来るという発見が話題になりましたが測定結果に問題があり現在は研究の規模を縮小しています。 確かにメルトダウンは無いでしょうけど暴走したら周辺一帯が焼け野原ですよ。核融合の中身って水爆ですから。原子力でも社会問題になっている日本では技術的に可能になっても実用化出来るのはいつになることやら…。
- driverII
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なぜか日本では、進んでいないですよね。 参考 URL では 2020 ~ 2025 年に次の実証炉を作るとなっていて、 まだまだ先の話です。制御・安全性が確保できれば、主力になる可能性はあるでしょう。 中国では実験してます。 http://j.people.com.cn/2007/03/02/jp20070302_68353.html
- HGEM
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核兵器でいうと原爆と水爆の違いですね。太陽を人工的に作るようなものです。もし、成功すれば主流になる可能性は十分にあると思いますよ。
お礼
皆様ご返答有難う御座います。 結論から言うと今の日本には核融合施設を維持する技術が無いのですね。 文章を読ませていただいて、実現する事は難しいと感じ取りましたが、常に時代は移り変わって来たので、いつのまにか家庭の蛍光灯が核融合の力で灯っている姿を見てみたいものです。