バブル崩壊後、不良債権の処理が進まないと(基本的に)金融資産の価格が上がらないのは何故??
日本のバブル崩壊後の長期不況、その大きな原因が銀行の不良債権処理の遅れがあると言われていますが、具体的にどういうことかわかりません。
バブル崩壊の個人的な理解では・・・
利子率が低いこともあって、マネーサプライが多くなり、土地や建物や株が買われ、バブルになり、懸念した日銀と政府がそれぞれ利子率引き上げと不動産融資規制を行ったのでバブルがはじけた。
土地や株などを担保に銀行から資金を借りていた会社や個人は急激なバブル崩壊により業績悪化・倒産または破産になり返済困難になった。
銀行は担保にしていた資産を売り払おうと思ったが、バブルが崩壊していて、担保資産も元本を割ってしまってどうしよう。
自己資本も運営ミスで目減りしてしまったし、不良債権を自己資本で穴埋めしたら、BIS規制の自己資本比率を割ってしまう・・・。
貸し渋りして自己資本率UPしよう!!
って感じだと思うのですが・・・。
銀行と政府はいつかは不良債権もそのうち価格があがると思っていたと本で読んだのですが、その選択は具体的にどこが間違っていたのでしょうか??
長期的に見ているなら間違っていないのではと思うのですが、不良債権が莫大すぎて銀行にその体力がなかったということでしょうか??
長期的にみる余裕もないのに、少しの利益に固執して、日銀の利子率引き上げ・政府の規制・会社と個人のバブル崩壊の心理が読めず、予想よりも価格が落ちてしまったため、不良債権の価値がよりいっそう下がってしまった。あ~あ、さっさと売ればよかった・・・っということでしょうか??
バブル崩壊で不良債権を売りたくても買ってくれる人がおらず、回収自体がむずかしかった。早いうちに政府が不良債権を買ってあげればよかったということでしょうか??
あまり詳しくないので、ご教授よろしくお願いします。