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科学者(研究者)はどうやってそこまで分かってしまうのでしょうか?
例えば星の事でいいますと、地球には核があってその上をマントルが対流しているとか、太陽・月・地球の磁気や引力の関係で、潮の満ち引きやオーロラ、フレアなどの諸現象が起こるなどといった常識的説明がありますが、これは科学者達はどのようにしてわかったのでしょうか? それともこれらは全て仮説なのでしょうか? 世の中身の回りに限らず全てにおいて、とても普通に生きていたら分からないようなすごい事柄をどのように分析・結果を導き出す事ができたのか、不思議でなりません。
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>これは科学者達はどのようにしてわかったのでしょうか? 重要なのは”どのようにして”の部分ではなく,”わかった”のところです。通常,科学者なら「(現在・・・のように)わかっている」というふうにつかうんじゃないでしょうか。 逆説的な言い方ですが,ふつうにいうところの”わかった””わかっている”というのは,主観的評価であって,かならずしも科学的なそれではありません。ぎゃくに科学知識は仮説に基づいている,といっても言い過ぎではないのです。ただし,「反証可能な仮説」であることが必須です。 反証可能性の詳細についてはうぃき(参考URL)を参照してください。 地球の引力の存在や,宇宙の大きさなどは(相応の専門的知識があるという条件付きですが)だれでも同じ対象を調査したり,(そのような仮説を主張している人が提示した)証拠を検証したりすることが可能です。つまり仮説に反した証拠を調べることが可能である≒反証可能なのです。 ですから,”科学的事実”は必然的に時代とともにより妥当性の高い”仮説”に置き換わっていく運命にあります(”科学的事実”は不変であるというのはまちがいです)。 質問者さんが挙げた個々の科学的説明は,人類の歴史ほどの時間の中で反証されてきた仮説であって,それぞれ”どのようにしてわかったのでしょうか?”などとひとくくりにできないドラマがあります。が,いずれも反証可能な仮説であって,現在もっとも多くの専門家から妥当だと評価されていることには間違いありません。 これに対し,「来世はある」とか「神は存在する」などがもっとも典型的な反証不可能な仮説です。友達とディベートしてみれば分りますが,そう主張するひとは,他のだれもが追認できる証拠を示すことができず,その”説明責任”をまっとうできないからです。
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- mojitto
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面白い質問だと思います。 なぜ科学者たちがそのようなすごい発見や解明ができるかというと、それに人生を賭けているからです。あなたも質問文で言っていますよね。 >とても普通に生きていたら…と 例えば海の水を飲んでしょっぱいというのは普通の人生です。 なぜ川や湖と違って海の水がしょっぱいか? この疑問を解明したい、しようと思った瞬間に、普通の人生から脱して、誰でも科学者になれるのです。 数々の発見や解明に至るルートはたくさんあり、 ○現象があって、仮説を立てて、実験や観察で証明 (海の水はしょっぱい→何か入ってる?よし蒸発させてみよう→塩発見) ○仮説や理想が先にあって、観察や実験によって現象を起こして証明 (甘い水が欲しい→塩がしょっぱいなら砂糖を水に溶かせば→うん甘い) また実験・観察過程や失敗から新しい発見に至るケースもあります。 (塩をガンガン入れてみよう→あれ溶けなくなった?失敗か?→溶解度の発見 溶解度の温度依存性の発見など さらには塩素やナトリウムを発見するかも…) ですから、どのように?と聞かれても、様々としか答えようがありません。 また仮説のまま(証明できていない)のものも多くあります。 例えるなら『風が吹けば桶屋が儲かる』 風が吹いたことは確認した。桶屋も儲かった。一応、仮説は立てたのだが…あってるのかな?その突飛な仮説が認められないと、理論としては認められません。 証明されなければ理論ではなく、単なる仮説でしかないのですが、実用性があるものなら、それを気にしないで私たちの生活に利用されているケースは多々ありますよ。