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食パンにマーガリンが使用されているのは何故?
マーガリンは人体に良くないと聞きますが、多くの食パンやお菓子に使用されているのは何故なのでしょうか? オーガニック、自然派食料品店で販売されている食パンにもよく使用されているので、『美味しくするため』以外にも理由があるように思うのですが、実際のところどのような理由で使用されているのでしょうか?
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『マーガリンの代わりにバターを使用することはできないのか?』 ということでは、 もちろん、バターを練りこんだパンを作ることはできます。 (デニッシュなどは本来はバターを多量に使います) マーガリン(ショートニング)ではなくバターを使用しているパンは、 香りや食感で区別できると思いますが、よく食べる食パンとはかなり違う感じのパンになります。 なお、大手でもこのようなパンも作っているようです。 http://www.daily365.net/365shop/goldsoft 何をもって「良い」とするかは難しいですが、 大量生産されている食パンで使用されているのは、 一般にショートニングと呼ばれる、真白く味も香りも無い固形の植物性油脂(を加工したもの)です。 なるべく少ないコストで、見た目大きな、白くて癖の無い軽いパンを作るわけです。 (もちろん、ショートニングだけが要因ではありませんが)
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- ese_ee
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・パンの焼き上がりのボリュームをあげる(固形の油分がないとしぼむ) ・油脂が水分蒸発を抑えるので固くなりにくい ・パンをやわらかくする ・さくさくする食感を出す 等が理由です。 フランスパンは通常は油脂は使用しませんし、 砂糖、油脂不使用のパンも一部の店では扱っています。 有害といわれるトランス型脂肪酸については 食品安全委員会の見解をどうぞ。 http://www.fsc.go.jp/sonota/transfattyacids1902.html http://www.fsc.go.jp/sonota/54kai-factsheets-trans.pdf
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丁寧な解説をありがとうございました。 しかし、もう少し教えて頂きたい点がございまして『マーガリンの代わりにバターを使用することはできないのか?』です。 ese-eeさんの説明を読んでいると、なんとなく『マーガリンをバターで代用することは出来ずに、マーガリンの『特性を使う所』がパン作りに重要』とも、思えるのですが、 製パン会社サイドとしては、マーガリンを使用せずに食パンを“販売”することは難しい(販売拡大、製造保管コスト的に)のでしょうか? 変な言い方になってしまいますが、現状では『良い添加物』的な扱いとしてマーガリンを考えてよいのかどうか、自己判断できかねるので、お知恵を拝借できれば幸いです。
お礼
アバウトな追加質問にもかかわらず、丁寧且つ詳細な説明をありがとうございます。大手メーカーの参照サイト大変参考になりました。 ご紹介のサイトと共に、バターとマーガリンの関係(もともと高価なバターの代用としてのマーガリンの存在)や、お料理レシピを公開しているサイトやブログなどを拝見しているとマーガリン、ショートニングの扱いについては、毒性は考慮に入れず一般の食材と同じように使用されていました。 これらから、自然食、オーガニック食料品店、でのマーガリンを使用している食パンの販売について、私の現状の結論として、 『ポストハーベストの問題が重視される『小麦粉』の、国内産小麦粉使用に重点を置き(私の知っているメーカーさんですが)、その点をクリアするもののコスト面での折り合いをつける為、マーガリンを使用』と、することが出来そうです。 丁寧なご意見、情報を本当にありがとうございました。