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病院と薬局

今では、病院と薬を出すところって違う場所ですよね? 以前は診察代と一緒に薬もそこでもらっていましたが・・・ それって何か決まりができたんでしたっけ?また逆に、今でも病院のなかで薬を出しているところは問題はないのでしょうか?よろしくお願いいたします。

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  • sionn123
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回答No.5

 japanpanさん こんばんは  薬局を経営している薬剤師です。  「薬価差」と言う言葉をご存知でしょうか???言い方が変なも知れませんが、保険調剤だって一種の医薬品販売な訳です。その保険調剤に使う医薬品の販売価格は「薬価」と言う国が決めた価格が有るんです。医薬品の価格には「薬価」以外に、問屋から仕入れる「卸値」が有りますよね。「薬価-卸値」の事を「薬価差」と言います。昔はこの「薬価差」が多額に有った為、医師は沢山のお薬を使って薬価差で儲けを出そうとしていました。  その当時、老人は個人負担割合0%と言う言ってしまえば病院の窓口支払金額が0円と言う健康保険でした。老人って年齢に伴って若い人と違う部分は当然あり、実際に病気でなくても疲れた等でお薬を処方しようと思えば出来る(本当に必要かどうかは別にして・・・)と言う状況は全ての老人が抱えています。その両方の結果、ある意味医師は実際の病気の治療の為以外に老人患者の言うなりにビタミン剤等を処方していた事実が有るんです。結果的に老人患者も喜び、医師は儲かると言う一挙両得なんです。  そう言う事をし続けた結果、現在の医療保険が破綻寸前まで経済的に困る状況になっただけです。国民皆保険精度を謳っている国としては、保険制度が崩壊しては困る訳です。そこで国が考えたのは、過剰投薬を減らす為に薬価差を減らして(ほぼ0円に近い状況に今はなっています。)医師が過剰投薬で設けようとする行為を無くす事だったんです。そして院外処方箋の発行手数料の設定なんです。その政策のお陰で、在庫としてのお薬を抱える事が医師の負担になる事になり、院外処方箋が私たち街場の薬局に出回る様になったわけです。  ところで現在院外処方箋以外通用しないのか??(病院内の薬局で調剤してはならないのか??)ですが、これは病院内の薬局でも調剤可能です。患者さんの中には、診療した医師が調剤したお薬の方が良く効く(街場の薬局で調剤したお薬と全く同じお薬であっても・・・)と思い込んでいる患者さんが居る事も事実です。そう言う患者さんが多い病院では、いまだに院外処方箋を発行しない病院も有ります。又近所の眼科では、眼科と言う事で目の悪い患者さんが通う病院と言う特異性から、病院以外の薬局に行かせることが負担になると考えて院外処方箋を発行しない眼科もあります。ですから、病院内で調剤する事は違法では有りません。しかし在庫の事を考えると医師にとって利が無いだけでなく赤字傾向になる事は事実でしょう。  薬剤師の立場としては、院外処方箋が増えて良いと考えています。大病院では院内でカルテが回りますから、他科受診してもカルテを見れば処方薬品が解りますから組み合わせに問題の無いお薬がを処方可能です。しかし違う病院に行かれている場合、どんなお薬が他病院で処方されているか解らず組み合わせを心配しながら処方する事になりかねません。  そこで1人の患者さんが決った薬局に処方箋を持って行く場合(この薬局の事を「かかりつけ薬局」と言います。)その患者さんの過去薬暦が薬局には備えて有りますから、何所の病院に行っても組み合せが大丈夫かを調べる事が可能なんです。そう言う意味で「かかりつけ薬局」を持つ事で、患者さんは何所の病院に掛かっても安心してお薬を飲む事が可能になります。そう言うメリットは多いです。私の薬局では、内科に胃潰瘍で掛かっている患者さんの潰瘍治療薬と整形外科から処方された痛み止めの為の胃の保護薬とがダブっていたと言う例があり、整形外科の医師に連絡した上でダブった薬を削除した経験が有ります。結果的に過剰投与にならないですし、それ以上に患者さんの負担金額も減出来ますから一挙両得なわけです。そう言う意味で、国の政策で広まった院外処方箋ですが患者さんのための政策だと私は考えています。

その他の回答 (4)

回答No.4

政策誘導ですね。 別に院内で出しても問題はないのですが、国はそれをさせないために院内で出してもほとんどフィーがないように設定しています。 当然在庫を考えれば赤字ですから、たいていは院外処方箋を発行するでしょう。 もらえる薬に差があるわけではないですが、院内の方が薬剤師の人数が少なくていいようになっていますので、薬もらうだけでろくに説明もないのが普通です。またよその病院でもらってる薬があればそれをチェックする方法もないので思わぬ副作用に見舞われるかもしれません。 まぁ諸外国では院外がスタンダードですが、日本は利益欲しさで院外処方が進まなかった(昔は値引きが凄くて薬を出せば儲かっていたのです)のでそう思うだけです。 薬をいくら出しても儲けが同じ(処方せん料)だと無駄な投薬がなくなるだろう。医療費が抑制できるだろうというお国の方針です。

  • Feb12
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回答No.3

院内処方だと経営的に苦しくなり、院外処方だと楽になるように、診療報酬や薬価が改定されてきたためです。 病院の経営も大変ですから、こぞって院外処方にする流れになっています。 いわゆる、点数でそういった流れを誘導しているのは、国の政策(厚生労働省)です。 決まり事を変えることで変化を誘導する政策もありますが、点数で誘導するだけなので、院外・院内どちらでも構わないです。

  • hamutaro25
  • ベストアンサー率15% (248/1631)
回答No.2

院内処方がいけない決まりはないと思います 院内でしか出せない薬もありますし、ただ薬局にも責任を持たせるように院外処方も増えてきたんだお思います。 個人の歯科は院内が多いですし 私のかかりつけ内科は奥さんが薬剤師さんなので院内です。 問題があるなら殆どの個人医院が注意を受けると思います

回答No.1

何年か前に医薬分業体制をとるようになって来ました。病院でお薬を戴けるところはその病院に薬剤師さんがいて、出せないところは薬剤師さんがいないのです。薬剤師さんをおかなくても処方箋薬局が増えてきましたからね。病院にも薬局にもメリットがあるということです。コストや人件費等の関係もあるのではないでしょうか。

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