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「本の虫」という表現の虫とは?

本好きの人を「本の虫」という言い方がありますが、この場合の「虫」とは、なにか特定の虫を指しているのでしょうか? (例えばカブトムシとかイモムシとか) それとも、特にどの虫ということはなく、全般的に「虫」ということなのでしょうか? ご存知の方いましたら教えてください。よろしくお願いします。

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  • ANASTASIAK
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回答No.3

 ※紙魚(しみ)  シミ目の昆虫の総称。体長約一センチ。  体はやや細長く、魚を思わせ、腹端に三本の長毛をもつ。  口はかむのに適する。湿潤な所にすみ、人家内にもみられ、  書物・衣類など、のりのついたものを食害する。 たしかに、紙魚は本の頁そのものを食べるわけではない。 このことはば、イメージから生まれたもの。

xxnyonxx
質問者

お礼

紙魚はのりを食べるのですか。勉強になりました。 ANASTASIAKさんも虫全般をあらわすとお考えなのですね。 ご回答ありがとうございました。

その他の回答 (7)

回答No.8
xxnyonxx
質問者

お礼

みなさまへ。 たくさんのご回答いただけてありがたく思っています。 私はてっきり答えがあるものだと思って質問したのですが、いろんな説があることを知ることができました。 とりあえずいまのところ。 1 本を食べる虫・紙魚説 2 特定の虫ではない。虫全般説 3 「虫のしらせ」の虫説 4 その環境にしかいない虫、ひとつのエサしか食べないガムシャラ虫説 あたりでしょうか。 私ももう少し調べてみようと思います。

回答No.7

こんばんは、xxnyonxxさん。 『本の虫』よく耳にする言葉ですね。今回のご質問のように問われると、うーん…なんだろう?と、知らないのに知っているような気になっていたことに、はた、と、気づかされるものです。で、わからないままモヤモヤしているのも何ですからちょい調べつつ考えを巡らしてみます。 ひょいひょいと、ネットの中を虫探し。と、めくるめく時のお散歩。何の気なしに開いたHPに何やら手がかりになりそうなワードを発見!ふむふむ、読めば遠く昔の物書きの方が虫にまつわる書き物をたんと書き綴り書き残されたとか。『もの尽くし』と人がいうほどに。 http://www.mis.janis.or.jp/~sadatsuk/musitokoban.htm で、ここからは私見。 書き尽くすほどに没頭する。夢中になる。のぼせる。『蒸し』。意識が一点に向かうことで他のことに意識が向かいにくくなる。『無視』。書き物を夢中で書き綴っていくうちに書き物の中へ感情が入っていくそうしている間に私が私でなくなる書き物に同化していく自己。『無私』。そのうえ感情だけではなく意識までもが書き物に支配されてしまうと私が私であってもう私ではなくなる。『無死』。書き物の中だけ生き続ける。肉体は滅びでもって魂だけは生き続けるが如く。肉体が滅びても尚魂が生きつづけるはずもないのに。変わらぬ人のように人の口によって語り継がれる。それが、よいことなのかよくないことなのかは後に生きる者たちの判断に委ねる他に解をもたない。 と、ひとまず『本の虫』から考察をひとつしてみました。 これとは別に、『虫』という文字をすこしあたってみました。あらあら、何やら物騒な言葉添えがあります。有害.怪奇なものを表す『虫』。このような書き物を目にしますと、その昔に天災はたまた未曽有の大飢饉があったのかなと当時の時代背景に想いが飛びます。何故かというと、ネガティブな意味あいを『虫』という言葉に纏わせるのはそこに書き残した者の個人的主観が大きく作用するからです。烙印を押すことで安易にいついかなるときも『虫』は有害で怪奇なものをあらわすと一面からの考察でおわらせかねない。このように人は思考停止に陥りやすい性質があるということを踏まえ、ときには立ち止まりいまある知っているような気になっていることを「これってなんだろうと?」初めての出会いのときのようにトキメキもっていたいものです。 何事もほどよくがよいかげん お酒も少々なら薬となり飲みすぎれば毒、文字を眺めるのも、また、これに同じく読書もときに毒書になりもします。こと心身の体調を整えつつほどよい距離をとりときに休息を入れ想い考え読み書きしていきたいものです。

xxnyonxx
質問者

お礼

『蒸し』『無私』などは新しい考え方ですね。自分なりの解釈を持つのもいいかもしれません。 素朴な疑問から、いろいろと考えるきっかけになりました。 ご回答ありがとうございました。

回答No.6

紙魚を表す「蠹」字でもって辞書にあたれば、書物に淫する痴れ者を指すメタファーとして古くから用いられたことが直に分かります。 たとえば韓愈は「蠹書蟲」という表現を用いているそうな。訓じればトショノムシですが、虫が二つ重出しているところに注目。申すまでもありますまいが、これは人間を指す隠喩表現でしかありえない。 本の虫という語の安定感は仕事の虫だの野球の虫だのとは比較にならないでしょう。本の虫は本を食い荒らす虫のこととしか思われません。

xxnyonxx
質問者

お礼

maniquicatさんは本を食べる虫だとお考えなのですね。 韓愈がそのような表現を使っていたとは存じませんでした。ひとつ勉強になりました。 「虫が本を食べるかのように本を読む人のこと」と考えると紙魚説にも説得力が増しますね。 最初に「本の虫」ということばができて、そのあと「○○の虫」という表現ができたのだとすれば、納得ですよね。

  • luune21
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回答No.5

芸の虫、勉強の虫、仕事の虫…… これらのことを考えると、生物の虫(たとえば紙魚)からきているわけではなさそうです。いやそんなことはない、他の語は仕事の虫から転じたものだとの推測も成り立つと、いう人もあるかもしれません。でもそれは、本の虫という語ができてはるかに時間がたっているようなときに起こるのことでしょう。「芸の虫」と「本の虫」の出現がさほど時をへだてているとは思えません。ただし、初出が確認できませんので、決めることができません。 しかし、じゃあ特定ではない全般的な虫のことをさすのかというと、そうでもないと思います。トンボにしろミミズにしろ、身近な虫はあまりガムシャラなところがありません。なかにはガムシャラなやつがいるかもしれませんが、全般的な虫とするほどのイメージはないのではないでしょうか。 そこで、考えられるのは、中国にはない日本だけでいう虫、すなわち体内に住んで、いろんな正体不明のことを引き起こす「虫」からきているのではないか、ということです。 「疳の虫」や「虫唾が走る」ということばがあります。昔の人は、本人でも分からないような感情におそわれたとき、その原因を、体内にすむ虫がおこしているのだ、と考えていたのです。例としては、イライラやムカムカ(虫唾)、また爆発的感情(疳の虫)、抑鬱(ふさぎの虫)、などがあります。また寒気がするようなイヤな予感がしたときは「虫のしらせ」といいますね。具体的には、寄生虫にその正体を見出したりしたかもしれません。しかし、ふだんは、何かの実体とは考えてはいなかったと思われます。 本の虫というようなときの虫のガムシャラさは、私は、こちらの方が近いように感じます。とはいえ、米びつの中にしかいない虫、アゲハの幼虫のようにアカシアにしかいない虫などもいることから、その環境にしかいない、それしかエサにしないなどといったことを、それらのような虫にたとえたのかもしれません。そこから転じて熱中するの意になったと考えてもそう無理はないように感じます。 ま、いずれにしても、日本語でいう「虫」はあくまで「虫」一語なのであって、辞書の立項は便宜にすぎないのです。結局のところ、これらの感覚をすべてふくんだ「虫」ということになるでしょう。 なお、この「~の虫」、ほとんどの辞書は「熱中する人」というような釈になっています。しかし、「熱中」の語の前から「異様なくらい」と修飾するような語感が本来だったでしょう。 ほめことばのようだが、ちょっと咎めもある、というような語感だったのではないでしょうか。 以上、すべて私論。

xxnyonxx
質問者

お礼

なるほど、luune21さんは「虫のしらせ」の虫とお考えなのですね。 本をたくさん読むのは体内の虫のしわざ、といったところでしょうか。 しかし「米びつの中にしかいない虫」など興味深いです。 もしかしたら「ひとつのものしか食べない」のような意味もあるかもしれませんね。 どうもありがとうございました。

回答No.4

この「虫」は、「その事に熱中する人」を見立てた言い方です。 「本の虫」以外に「点取り虫」「仕事の虫」などと使います。 ですから、いわゆる紙魚を語源とする説には疑問があります。 なお、広辞苑では、「泣き虫」「弱虫」と同じで人を嘲って言う言い方である、としていますが、この説にも賛成できません。確かに「本の虫」にも嘲りのニュアンスはあるので、大きくくくれば一つの仲間と考えられますが、その中でも上記のように「熱中」というキーワードでくくられる一軍として独立して考えた方がいいでしょう。 いずれにしろ、具体的な「虫」を表しているわけではなく、虫全般が持つイメージからきた言い方であると思います。

xxnyonxx
質問者

お礼

「本の虫」の虫と「泣き虫」の虫は私も違うもののように感じます。 「熱中」というのがこの「虫」をさぐる、ひとつのキーワードになりそうですね。 どうもありがとうございました。

回答No.2

>zap35さん 紙魚が食べるのは糊じゃなかったっけ? 本好きな人を英語でもbook wormっていうね。特定の虫じゃないと思うけどなぁ。

xxnyonxx
質問者

お礼

おっしゃるように本の虫は英語ではbook wormですね。 wormで調べたらミミズなどとなっていました。とりあえず昆虫ではなさそうですね。 ありがとうございました。

  • zap35
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回答No.1

紙魚(しみ) です 古い本などで良く見かける小さな虫です。紙を食べます。 いつも本にさわっているので「本の紙魚(ムシ)」と言われます。

参考URL:
http://www.jiten.com/dicmi/docs/k12/17177.htm
xxnyonxx
質問者

お礼

実際に本につく虫がいるのですね。勉強になりました。 ありがとうございました。