- ベストアンサー
燃料用アルコール(メタノール)の危険性
現在、主にアウトドアで使用するアルコールランプで「燃料用アルコール(エタノール5%・メタノール95%)」を使用しているのですが、メタノールは揮発性が強く、吸引したり飲んでしまったりすると危険(発ガン性がある)だと聞きました。 それで質問なのですが、たまに室内でアルコールランプを使うことがあるのですが、窓は開けているものの、火を点ける前などどうしてもある程度のメタノールを吸ってしまっていると思います。このような状況でも、燃料用アルコールは人体に対して有毒なのでしょうか?それとも、「燃料用」はメタノールをいくらか希釈している分、そこまで神経質にならなくて良いのでしょうか? また、もし「消毒用」と間違えて「燃料用」アルコールで怪我の消毒をしてしまえば人体に対してどのような影響が及ぶでしょうか? 上記質問について教えて頂けましたら嬉しいです。どうぞよろしくお願いします。
- みんなの回答 (8)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
#2様の言われるとおり、メタノールは劇物です。 劇物の中ではまだ危険度は低いでしょうけど、取り扱いには注意が必要です。 アルコールランプについて 窓が開けてあれば、神経質になる必要はないと思います。 蒸発しても風通しがよければ濃度は一気に薄まってしまいますから。 また微量なら吸い込んだとしても、代謝されて体外に排出されます。 あえて鼻を近づけて吸引しなければ特に問題はありません。 点火時より補充時のほうが危険は高いかもしれません。なるべく吸ったり、触ったりしないようにしてください。 万が一酩酊感があったら直ちに風通しのいいところへ行き、メタノールを遠ざけてください。場合によっては医師の診察を受けてくださいね。 消毒用として 絶対に使ってはいけません。ただ、痛みが走るので致死量や失明に至るまで傷口を漬けておくことはできないと思います。 急性メタノール中毒は工業レベルの長時間・大量使用による吸引や誤飲などです。もちろん体との相性もあると思いますが、アルコールランプ用燃料で頻度も少なく、取り扱い方が正しければ神経質になる必要はないと思います。 とはいえ危険物であることだけはお忘れなく。
その他の回答 (7)
- mojitto
- ベストアンサー率21% (945/4353)
#3です。 私のお礼欄から… メタノールもある程度消毒効果は期待できると思います。絶対使ってはいけないと言ったのは、メタノール自体が人体に有毒だからです。言葉が足らなくてすいません。 ただかなりの痛みが伴い、いつまでも傷口をメタノールに漬けていることが不可能なので、傷口から致死量のメタノールを摂取することはまずできません。 >雑巾でせっせと拭いていたことがあります。 さんざん恐がらせてしまいましたが、その程度なら(ほぼ)大丈夫です。 #7様のお礼欄から… >あくどいと言いますか不快な感じがするのは私だけでしょうか? 確かにその通りかもしれません。法の穴といった感じですね。 しかしこの穴があるからこそ、喫茶店のマスターはコーヒーサイフォンでコーヒーを作ることができるのです。日曜大工のお父さんがニスを薄めることができるのです。 劇物とはいえ比較的安全な部類に入りますし、非常に有用な薬品ですので、仕方ないともいえるでしょう。 >エタノールに変えようか迷っている… これは労働衛生上、いいことだと思います。 おそらく製造コストは上がってしまいますが、エタノールの方がまだ安全です。 もちろん工場なら防毒マスクはするでしょうが、大量に吸い込んだとしてもエタノールなら酔っ払う程度で済みますからね。(多すぎると急性アル中で死ぬでしょうが…) メタノールの代謝物であるギ酸によって視神経をやられることも無くなります。 大学でも金持ち研究室は健康上、ベンゼンやメタノールなどの使用を避けているところはあります。
お礼
こんにちは。ご回答ありがとうございます。 >傷口から致死量のメタノールを摂取することはまずできません。 とのこと、またまた安心です。・・・が、やっぱり身体への消毒には使わないほうが無難ですね。いくら若干の効果は期待できるとしても、激痛が走りますし、致死量には及ばずともなんらかの害は及ぶかもしれませんし。 >法の穴といった感じですね 「一概には言えないのだろうな」と知りつつ、攻撃的な言葉を思わず遣ってしまったところがあります。ニスについては知りませんが、でも珈琲サイフォンくらいなら、無水エタノールで珈琲を沸かしたほうが、なんとなく安心で美味しそうです。実は、無水エタノール、消毒用エタノールでアルコールバーナーの火力を調べてみたのですが、結果、値段は倍違うものの、無水エタノールであれば燃料用アルコール並(メタノール95%)に火力が強く、消毒用エタノールであれば、若干火は弱いもののある程度の火力は得られました(←コレらはなんの数値も元にしておりませんし、あまり当てにしないで下さい、見た目と、感じです。もちろん両者ともお湯は普通に沸きます)。 で、またまた出所を忘れてしまったメタノール記事の思い出なのですが、エタノールを用いて不法な酒を造られるのを嫌うどこかの国(日本?)が、工業用としてどうしてもエタノールを使いたい場合、立会い(?)の元に僅かなメタノールを添加して飲用不可にし、そして変性アルコールとして認めている(価格を抑える)、みたいな記事をどこかで見たのですが、その記事を見たときはなんか怖かったです。毒を入れて飲めないようにしてやるぞ、的な感じがむんむんと漂っていました。という点から、本来、エタノールがメタノール同等の効果、価格であるとすれば、危険なメタノールが広く使われる意味が、私に関していえばまだよく分かっていません。 >大学でも金持ち研究室は健康上、ベンゼンやメタノールなどの使用を避けているところはあります いろいろな情報を頂き、誠にありがとうございます。勉強になります。そして、金持ち研究室だけでなくて、貧乏な研究室もエタノールを使ってほしいです。片手落ちな理想論になるのでしょうが、そうあればいいなぁと思います。
- ht1914
- ベストアンサー率44% (290/658)
#5です。 燃料用アルコールで調べてみました。 http://www.takasugi-seiyaku.co.jp/prdt/04_alcohol_for_lamp_fuel.html 高杉製薬ではメタノール70%エタノール30%のものを扱っているようです。その中の説明に危険物第4類であるが劇物ではないとあります。メタノールは劇物だがエタノールは劇物ではないということからのもののようです。 私の思っていたのは変性アルコールのようですね。飲用、消毒用以外のアルコール(エタノール)には酒税法の対象外にするためにメタノールが混ぜてあるので変性アルコールと言うのです。 メタノールの側から見てエタノールを混ぜるのは劇物指定のからみで、エタノールの側から見てメタノールを混ぜるのは酒税法のからみでということのようです。 私はアルコールランプの燃料にするアルコールは変性アルコールだと思っていました。 メタノールもエタノールも消防法での危険物としてはどちらも第4類、特殊引火物です。 劇物・毒物は厚生省の管轄です。
お礼
こんばんは。 情報ありがとうございます。 にしても、メタ、エタノールに掛かる税金とか規制とか、ややこしいと言いますか、適当っぽいといいますか、あくどいと言いますか不快な感じがするのは私だけでしょうか?#2さんが仰られるには「体重60kgなら25g程度のメタノール摂取で死亡の可能性がある」とのことでしたが、『95%メタノールだったら普通にいくらでも買えて96%だったら手続きがいる』みたいなのは、#6さんが仰られている「5%エタノールを入れたぐらいでは毒性・引火性はほとんど変わらない」を鑑みると、やっぱりへんな感じがします。 どこのスレッドで見たか忘れましたが「工業用アルコール(メタノール)の使用を控えて、エタノールに変えようか迷っている」みたいな投稿があった記憶が微かにあるのですが(どこかの工場主の方の質問かな)、そういうのを考えてみましてもやはり嫌な物を感じます。 皆さんのおかげで、だいたいメタノールの危険性はわかった気がしますので、明日のこの時間くらいにこのスレッドを締め切らせていただきたいと思います。それまでに、これは知っといたほうが良いよ、というまだ未出のポイントがあれば、ちょこっと教えて頂けましたら幸いです。
- madokoro
- ベストアンサー率29% (9/31)
燃料用アルコールなのでメタノール含量が高いのであってます。わざわざエタノールをちょこっと混ぜているのは、メタノール自体は劇物ですが、エタノールと混合した燃料用エタノールは指定外になるからでしょう。ただし、5%エタノールを入れたぐらいでは毒性・引火性はほとんど変わらないと考えた方がいいと思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >指定外になるからでしょう なるほど、95%を境目にして取り扱い方が変わってくるのですね! >5%エタノールを入れたぐらいでは毒性・引火性はほとんど変わらない 私はここを勘違いしていたようです。「燃料用」アルコールで使われるメタノールは「工業用」と比べてどことなく濃度(危険度)が薄いのかな、なんて漠然と思い込んでおりました。でも、使われる量が違うだけで一緒なんですね。先の返信、私が勘違いしていました。申し訳ございません; >5%エタノールを入れたぐらいでは毒性・引火性はほとんど変わらない ということは、エタノール30%の物でしたら、万一取り扱い方法を誤った場合において、まだ幾分か危険度は減るのでしょうか(もちろん、どう転んでもメタノールは劇物ということを踏まえて)?
- ht1914
- ベストアンサー率44% (290/658)
>500mlの燃料用メタノール(メタノール95%/エタノール5%)のものを溢してしまい、 この割合は本当ですか。逆ではないですか。普通燃料用アルコールというとエタノールが主だと思っていました。 メタノールにわざわざ少量のエタノールを混ぜる理由がありません。 安全性から言ってもエタノールが主のはずです。 エタノール100%にしないでメタノールを混ぜるのは酒税法のからみだと言われていました。(それだけではないというコメントが以前の同じような質問に対してあったようにも記憶しているのですが思い出せません。) 消毒用アルコールは70%ほどですので水が混ざっています。消毒効果が高いということだったと思います。
お礼
>メタノールにわざわざ少量のエタノールを混ぜる理由がありません。 その少量で心持ち希釈してるんでは?なんて思ってみたり・・・。で、その「割合」は恐らく合ってたはずです。燃料用アルコールは、だいたい「メタノール95%/エタノール5%」とか「メタノール70%/エタノール30%」のものが多いように思えます。私の聞いた話ですと、仰られるように「エタノール」には酒税法がからむので含まれる割合が高ければ高いほどコストが高くなり、それ故、税金のかからない危険な「メタノール」が工場用や燃料用として多く用いられているとどこかで聞きました(うる覚えです)。税金が絡むので、有害危険なものを使うってなんか微妙な話ですね。メタノールじゃないとだめだ!っていうのも中にはあるんでしょうが・・・。
- ht1914
- ベストアンサー率44% (290/658)
>500mlの燃料用メタノール(メタノール95%/エタノール5%)のものを溢してしまい、 この割合は本当ですか。逆ではないですか。普通燃料用アルコールというとエタノールが主だと思っていました。 メタノールにわざわざエタノールを混ぜる理由がありません。 安全性から言ってもエタノールが主のはずです。 エタノール100%にしないでメタノールを混ぜるのは酒税法のからみだと言われていました。(それだけではないというコメントが以前の同じような質問に対してあったようにも記憶しているのですが思い出せません。) 消毒用アルコールは70%ほどですので水が混ざっています。消毒効果が高いということだったと思います。
お礼
>500ml 「500ml」は余分でした。アルコールランプに入れていた燃料用アルコールを溢してしまった、が正解です。燃料用アルコールの入っていたプラ容器はそう簡単に全てを流さない仕組みになっています。失礼しました。
- madokoro
- ベストアンサー率29% (9/31)
適当なことを書く人も居るものですね。 メタノール原体は毒劇取締法で劇物に指定されています。毒性も強く揮発性も高いため取り扱いには十分注意してください。MSDSは良い参考になると思います(http://www.naitoh.co.jp/msds/msds-074103.html) 体重60kgなら25g程度の摂取で死亡の可能性があります。飲まない限りは大丈夫でしょうけど。 消毒用アルコールはメタノールではなくエタノール溶液です。メタノールで消毒した場合はしみるだけでは済まないかもしれません。
お礼
ご回答ありがとうございます。 恐ろしいデータがてんこ盛りですね・・・。しかし、わたしの知りたいのは、購入時にハンコが必要になるような濃度の高い「工業用」メタノールではなく、タイトルにもありますようにそこらの薬局でオキシドール同様手軽に購入できるメタノールが希釈された「燃料用」メタノールについて知りたいです。無水エタノール・消毒用エタノール・燃料用メタノール・工業用メタノールなどがある中で、やはりタイトル通りに、このスレッドは「燃料用」に特に的を絞って皆様のご意見を頂きたいです。 しかし、メタノールの恐ろしさは改めて良く分かりました。ありがとうございます。
- simakawa
- ベストアンサー率20% (2834/13884)
メタノールの沸点は約65度ですから,常温では蒸発しません. 動物に6週間吸引毒性を見たが毒性は認められなかったと有ります. http://www.hitachi-ies.co.jp/products/ijp/msds/th/th_type_b_140.pdf 消毒用アルコールは70%であり,メタノールを付けた所で,浸みるだけでしょう.飲まない限りは毒性心配する必要はありません. メタノールの人についての発がん性のデータは無いと記載されています. http://www.nihs.go.jp/DCBI/PUBLIST/ehchsg/ehctran/syoyaku/196.pdf
お礼
ご回答ありがとうございます。 >メタノールの沸点は約65度ですから,常温では蒸発しません とのことですが、火を点けていないアルコールランプに手を翳していると、手が湿ってくるのですが・・・。これはまた違う成分のモノなのでしょうか? >メタノールを付けた所で,浸みるだけでしょう. そう伺うと少し安心します。実は、指に浅い傷を持っているときに、うっかり燃料用アルコールを床にぶちまけてしまい、傷口を薬剤にさらしてしまったことがあります。もちろんすぐに入念に手を洗い、さらには消毒用アルコール(エタノール)をたくさんふりかけました。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >蒸発しても風通しがよければ濃度は一気に薄まってしまいますから。 >また微量なら吸い込んだとしても、代謝されて体外に排出されます。 とても、安心しました。一度、500mlの燃料用メタノール(メタノール95%/エタノール5%)のものを溢してしまい、雑巾でせっせと拭いていたことがあります。そのときにかなりのメタノールを吸ってしまったような気がしていましたので心配でした。その時には酩酊感はありませんでした。 >消毒用として >絶対に使ってはいけません。ただ、痛みが走るので致死量や失明に至るまで傷口を漬けておくことはできないと思います。 つまりそれは、消毒の役目は果たさない、ということですね。そうですよね、ラベルにわざわざ「燃料用」とあるのですから。でも、日本に何人かは「アルコールだから一緒だ!」ってアウトドアのときに燃料用メタノールを消毒に使う人はいそうな気がします。実は、お酒が消毒のうえであまり有効でないと知らない方が多いように。 >とはいえ危険物であることだけはお忘れなく。 明快なるご説明を頂きありがとうございます。 曖昧だったことが、とても良くわかりました!