相転移の次数を知るには
相転移の次数が一次か二次かはどこで決まるのでしょうか。
融解が一次で磁性と超伝導が二次、理想系のBEが三次というのは、
どの教科書にも書いてありますが、磁性でも一次のものも存在
します(MnOなど)。超伝導体でも、材質や形状(薄膜や微粒子)
で次数が変化します。
先見的に、こういう転移なら、何次だとか、おそらく何次に
なるだろう、という予言(あたらなくとも、もっともらしければ良い)
はできないものでしょうか。
たとえば、ランダウの現象論では、一次相転移では自由エネルギー
F(or G)の秩序パラメタによるべき展開に、複数の極小点が同時に
存在することを考えると、F=E-TSなのですから、
「一次転移では、秩序パラメタに対して、エネルギーEが単調減少
するのではなく、途中で極大を持つはず」
のような気がするのですが、どうでしょうか。
お礼
ありがとうございます。 SQUIDでCePt3Siの磁化測定していると、42Kあたりに転移が出てきて、 「これは何だろう・・・」と思っていました。 先生の話によると、空気の相転移だとのことです。