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心臓について:なぜ心臓の血管はなぜ、動脈が”冠状”で静脈が”心(臓)”という名前がつくのですか?
タイトルの通りです。 もしかして、僕の見落としかもしれないですが、もし冠状静脈とか心(臓)動脈というのがあったのでしたら、すいません。
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- dora1
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回答No.3
「冠状」という言葉の由来について考えてみます。心臓の模式図をみて下さい。ちょうど、心房と心室の間を分ける窪んだラインのことを「冠状溝」といいます。冠状溝は、心臓をぐるっと取り囲んでいます。左冠状動脈も右冠状動脈も、大動脈を出た後、この冠状溝を走るので、「冠状動脈」と呼ばれるとお考え下さい。 実際には、左冠状動脈は枝分かれして、長く冠状溝を走るのは、そのうちの「回旋枝」だけで、「室間枝」の方は、すぐに冠状溝から出てしまうのですが、動脈の名前の付け方として、全く別の名前を与えずに、「左冠状動脈の室間枝」のように、どの動脈の枝分かれであるかが分かりやすいように呼んでいる訳です。 さて、心臓の静脈でも、この冠状溝を走る静脈があるのですが、その後見つけましたでしょうか? 血液が右心房に戻る直前の部分の静脈は、やはり冠状溝を通ります。その名称は、「冠状静脈洞」です。(静脈洞の「洞」は、普通の静脈よりも太くなっていることを示します。)