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海外は終身雇用じゃない?

日本は終身雇用が普通ですが、海外では契約社員が普通という所もあると聞きました。 本当ですか??また、そういう海外の雇用形態がよく分かるサイトが出てくるキーワードも教えてください お願いします

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  • tiuhti
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回答No.3

日本のように、「会社側も、働く側も、定年まで同じ会社との雇用関係が続くのが普通」と思っている国は、たぶん珍しいんだろうと思います。しかし、解雇する為にはかなり厳しい条件が課され、会社から見れば、事実上終身雇用になってしまう国ならあります。例えば↓ http://parisparis.exblog.jp/3046025 ↓はかなり古い情報と思われるので、現状はわかりませんが、少なくとも以前は、スペインも、企業側にとって解雇のコストが非常に高い為、(少なくともブルーカラーについては)終身雇用にかなり近い、と言われていました。 http://www.jil.go.jp/kaigaitopic/2000_11/supeinP04.htm 「海外では契約社員が普通という所もある」といった場合、日本では、しばしば、日本と海外を、非常に単純に分けてかつ表面的に理解している議論が多いのでご注意下さい。 例えば、英国においては、1年といった期間の雇用契約は極普通にありますが、だからといって、日本の契約社員のように、簡単に首を切る権利が会社側に常にある訳ではありません。正確には覚えていませんが、たしか継続雇用5年目以降は、法的には、期限の定めのない契約と同等の権利を働く側に認める事になっており、会社側が解雇するにはかなり厳格な条件(例えば、配置転換のチャンスを与えたかどうか等)を満たす必要があります。英国は、ヨーロッパの国の中では企業側の解雇権がかなり広く認められている国ですが、それでもこうです。日本の契約社員とはだいぶ違うイメージだと思います。英国、特にロンドン近辺は、企業が解雇しやすいという事は、雇用のチャンスも多いので、より高い給料を求めて転職する度合いが高くなりますが、首切りが難しくかつ新規雇用の需要も少ないフランスの地方のブルーカラーにとっては、終身雇用的傾向が濃厚になります。 尚、定年については、少なくともイギリスとフランスには、全部の会社ではなくても、基本的には、定年制度はあります。法律上は、年齢による差別をなくそうとする方向は明白ですが、定年は明らかに存在するし、年齢による差別も明らかに存在します。定年制度がある日本が「異常」とまでは言えないでしょう。 フランス↓ http://www.jil.go.jp/foreign/labor_system/2006_11/france_01.htm (「年齢による差別は解消に到らないかもしれないが、少なくとも減少すると思われる。」という一文あり) http://ameblo.jp/jdnrhvulfrmens173654nhy/entry-10017781352.html (簡単に言えば、イギリスの「年齢による差別の禁止」という新しい法律は、実態は定年延長に他ならない。) 実は、英国で仕事をしていた時、本社から合理化案を命じられて、「やるのはいいけど、業務量はほとんど減らないから、実際に人間が減るのは多少時間がかかる」と報告したら、「1年契約なんだから、契約更新しなければいいだろ?」と本社から言われて、閉口した事があります。日本での「契約社員」を英国の表面上の「有期雇用」に当て嵌めるから、こういう誤解が起きます。また、日本だとしばしば「海外=アメリカ、それも社会階層の上の方」と考えがちです。ブルーカラーには、「一般社員から管理職へ」といったステップアップの道を取れる可能性は非常に限られています。強制定年がない国でも、年金で充分に暮らせるなら、受給年齢になってまで働きたいと思う方が珍しいので、強制定年がなくても、自然に辞めます。しかし、年齢差別があるから、歳をとってからの転職は困難だし、年金受給前のリタイヤは、貯金がたまったとか、何か恵まれた環境にないと不可能です。強制定年が無い国では、確かに表面的には「リタイヤを自分で判断」とは言えますが、ヨーロッパでの実態はこういう事です。 ネットで検索する場合は、終身雇用や、定年制は、そのままのキーワードしか思いつきませんが、契約社員については、有期雇用というキーワードも試してみてください。例えば、上にあげたスペインの例での有期雇用は、日本の契約社員にかなり近いです。 ちょっと細かすぎたかも知れません。ただ、日本の雇用形態は確かにユニークですが、他の国も、それなりにはユニークで、日本VS海外というわけ方をした議論は、実態を反映していない事もある、という事にご注意下さい。

その他の回答 (2)

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回答No.2

終身雇用以前に、定年制度がある日本の方が異常かも・・・ より良い条件を示した会社に移るのは、欧米では普通です。 年齢差別を行なう会社はいないので、 リタイア(定年)も自分で判断・・・・

  • mn214
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回答No.1

海外といっても国によって異なるでしょうが、終身雇用的なシステムは少ないのでは。 日本では転職というとあまり良いイメージではないようですが、外国では一つの会社にずっと勤めて徐々に地位が上がっていくよりも、労働者側が自分自身のステップアップのために他の会社に移ることが多いようです。 特に自分のそれまでのスキルを活かせるような会社に移り、 一般社員⇒アシスタントマネージャー⇒マネージャー⇒管理職 と会社を移る度に地位や収入がステップアップすることを狙うようです。 したがって、日本では会社内の異動によって上司が替わることはありますが、外国ではライバル会社にいた人がある日突然自分の職場の上司としてやってくることがある訳です。 日本型の終身雇用制は会社への帰属意識を高める制度ですが、終身雇用でなければ会社への帰属意識よりも自分の能力を高めることが第一になるのでしょう。

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