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助詞について教えてください。

外国の友達から質問です。 学校(の)プール(へ)泳ぎに行きます。 という助詞の答えに納得いかないようなのです。 1:学校(の)プール(で)泳ぎに行きます。 2:学校(へ)プール(で)泳ぎに行きます。 は何でだめなの?と聞かれたのですが、 説明がうまく出来ませんでした。 1:動作をする場所のときに(で)を使うが、   動詞が「行く」という方向を表しているので(へ)を使う?? 2:・・・はどうやって説明したらいいのかさっぱりです。 どなたかうまく説明できる方、教えてください。

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回答No.8

なんだか難しげな話になっているようですね。 それらはそれらで、いずれも大変興味深いのですけれど、 当初の目的はご友人への説明方法でしたね。 素人考えでよろしければ、こんなのはいかがでしょうか。 まずすでに指摘のあるとおり、1の文も2の文も、絶対的に間違いというわけではありません。 発音するときの区切り方で、不自然さはだいぶん和らぎます。 ただ、試験でしたら×がつくでしょうし、発音されない書き言葉の場合でしたら不自然さが残ってしまうでしょう。 一般的に日本語の文では大事な要素ほど後に言う傾向があります。 否定の「ない」、疑問の終助詞「か」が文末にきたりするのが、その典型的な例ですね。 ですのでここでも、「泳ぐ」より「行く」のほうが重要と考えられるので、 「プール」も「行く」にくっつくよう「プールへ」とするほうが自然になるわけです。 また、似たような視点ですが、日本語の構造上の特徴としても説明できます。 ご友人の言語が分かりませんので、一例として英語を挙げますと、 日本語で「(その)プールへ泳ぎに行く」と言うところを、 英語では「go to swim in the pool」と言うのが最も自然なのだそうです(ご友人の疑問もこのようなところから来たのでしょうか)。 すなわち「go」に「to swim」、「to swim」に「in the pool」が付くという構造になっているわけです。   go {to swim (in the pool)} 対して日本語では、「プールへ」も「泳ぎに」も、ともに「行く」に係っています。   (プールへ) (泳ぎに) 行く つまり、英語は数珠繋ぎのように文を構成していくのに対して、日本語は述語を中心とした星型のような構造をとる傾向が強いということです。 ですから、「プールで泳ぎに行く」と言うと、   {(プールで) 泳ぎに} 行く となり、本来重視されるべき「行く」よりも「泳ぐ」のほうが大事にされているように聞こえ、 それが日本語の感覚としては特殊な印象を与えるわけです。 また、人によっては「プールで行く」のように聞こえ、それが違和感を与えることになるかも知れませんので、やはり適切な表現とは言いにくいでしょう。 若干正確性に欠けたり、不適切な表現も混ざっていますが、 以上のような感じではいかがでしょうか。 とりあえずの説明としては通っていると思いますが、もし不都合などありましたらお教えください。

回答No.7

ポイントは、格助詞「に」の意味・用法と、文の成分にあると考えます。 まず格助詞「に」の問題です。 「泳ぎ【に】行く」・・この「に」は、一般に「動作・作用の目的を表す格助詞」と定義されます。例文の場合は、いずれも「泳ぐ」という動作が、「行く」目的です。 次に文の成分の問題です。 正解の文、1、2の順で成分に分けると、 正・・「学校のプールへ(修飾部)泳ぎに(修飾語)行く(述語)。」 1・・「学校のプールで泳ぎに(修飾部)行く(述語)。」 2・・「学校へ(修飾語)プールで泳ぎに(修飾部)行く(述語)。」 となります。 念のため述べておくと、「プールで」は意味的に「行く」に係ることは絶対にできません。「プールで→泳ぎに」というように、連用修飾語が連用修飾語に係る関係で連文節になっている、と考えるべきです。 さて、正文ですが、これは「学校のプールへ」という方向・目的を表す修飾部と、「泳ぎに」という目的を表す修飾語が、述語「行く」に係っています。日本語として普通の文です。 それに対し1。この文では、「行く」目的が「学校のプールで泳ぐこと」になってしまいます。文法的に間違っているとは言いづらいのですが、「学校のプールで」という内容は「行く」という動作の目的としては不必要です。あくまで日本語の体系では、動作の目的としては「(~を)~しに」といった形・内容となるのが自然です。それが行われる場所は、目的を表す動詞とは切り離して、別の成分(修飾語)とするのです。そもそも話し手の意図としても、行くのは「泳ぐ」ためであって、その場所は二義的な意味をもつものとして意識されている(あるいは無意識に了解されている)と考えられます。 言い換えれば、「どこかで何かをすること」を目的とするのではなく、「何かをすること」を目的とし、それが行われる場所は別に成分として立てる、ということです。 「図書館で本を借りに行く。」 「駅で切符を買いに行く。」 いずれも不自然です。理由は上の1、2の文の場合と同じです。目的は それぞれ「本を借りること」「切符を買うこと」であり(この「本を」「切符を」は”目的”として含んで十分に自然です)、「図書館」「駅」という場所は、その”目的”として不可欠なものではないのです。 2の文に目を転じましょう。これも不自然な理由は、「プールで泳ぐ」という動作が目的になっている点にあります。ただ、「学校へ」という「行く」の方向が成分として立てられているため、1ほどの不自然さはありません。また、「プールで泳ぐ」という目的をもって「学校へ」行ったのだ、というニュアンスが生じるのも、1に比較して不自然さが減衰する理由としてあげられます。加えて、修飾部は比較的自由に文内の位置を換えられるという原則に則って語順を換えると、「プールで泳ぎに学校へ行った。」となりますが、こうすると不自然さがさらに減ります。 しかし、その場合でも若干の違和感はぬぐえず、「プールで泳ぐために~」などとしないと、真に自然な日本語にはなりません。 専門である学校文法の範囲では、説明ができない大問題でした。 #1で申し上げたことが、自分自身にのしかかってきて、結局素人としての意見しか述べられません。大口たたいておいて、恥ずかしい話です。 私自身、日本語(国語)の専門家に相談してみたいと思っています。

  • azuki24
  • ベストアンサー率49% (907/1826)
回答No.6

ANo.5の補足と言うか、オマケ。 (a) 学校のプールへ泳ぎに行きます。 (b) 学校のプールで泳ぎに行きます。 (c) 学校へプールで泳ぎに行きます。 この3つの文章を、形態素解析ツール『茶筅』を使って形態素に分解してみました。 形態素解析は、自然言語の意味解析や機械翻訳の前処理に使用される手法です。 (a) 学校のプールへ泳ぎに行きます。 | 学校  ガッコウ 学校  名詞-一般 | の   ノ    の   助詞-連体化 | プール プール  プール 名詞-一般 | へ   ヘ    へ   助詞-格助詞-一般 | 泳ぎ  オヨギ  泳ぐ  動詞-自立、五段・ガ行、連用形 | に   ニ    に   助詞-格助詞-一般 | 行き  イキ   行く  動詞-自立、五段・カ行促音便、連用形 | ます  マス   ます  助動詞、特殊・マス、基本形 | 。   。    。   記号-句点 (b) 学校のプールで泳ぎに行きます。 | 学校  ガッコウ 学校  名詞-一般 | の   ノ    の   助詞-連体化 | プール プール  プール 名詞-一般 | で   デ    で   助詞-格助詞-一般 | 泳ぎ  オヨギ  泳ぐ  動詞-自立、五段・ガ行、連用形 | に   ニ    に   助詞-格助詞-一般 | 行き  イキ   行く  動詞-自立、五段・カ行促音便、連用形 | ます  マス   ます  助動詞、特殊・マス、基本形 | 。   。    。   記号-句点 (c) 学校へプールで泳ぎに行きます。 | 学校  ガッコウ 学校  名詞-一般 | へ   ヘ    へ   助詞-格助詞-一般 | プール プール  プール 名詞-一般 | で   デ    で   助詞-格助詞-一般 | 泳ぎ  オヨギ  泳ぐ  動詞-自立、五段・ガ行、連用形 | に   ニ    に   助詞-格助詞-一般 | 行き  イキ   行く  動詞-自立、五段・カ行促音便、連用形 | ます  マス   ます  助動詞、特殊・マス、基本形 | 。   。    。   記号-句点 機械翻訳は、こんなふうに文章をバラバラに分解した上で、構文解析・意味解析を行います。 文法的に破綻していると意味不明の文章ができあがります。(もちろん、構文解析・意味解析がヘボな場合も同様ですが) いくつかの機械翻訳サイトで日→英翻訳した結果と、それをさらに英→日翻訳した結果を、以下に挙げておきます。 http://www.excite.co.jp/world/ (a) It goes swimming to the pool of the school.   それは学校のプールに泳ぎに行きます。 (b) It goes swimming in the pool of the school.   それは学校のプールの中に泳ぎに行きます。 (c) It goes swimming to the school in the pool.   それはプールの中の学校に泳ぎに行きます。 http://tool.nifty.com/globalgate/ (a) It goes to the pool of a school to swim.   それは泳ぐために学校のプールに行きます。 (b) It goes to swim in the pool of a school.   それは学校のプールの中で泳ぐために行きます。 (c) He goes to school to swim in a pool.   彼はプールの中で泳ぐために学校へ行きます。 http://honyaku.yahoo.co.jp/ (a) I go to a swimming pool of a school to swim.   私は、泳ぐために、学校のプールに行きます。 (b) I go to swim in a swimming pool of a school.   私は、学校のプールで泳ぎに行きます。 (c) I go to a school to swim in a swimming pool.   私は、プールで泳ぐために、学校に行きます。 人間は機械よりカシコイので、多少おかしな文章でも知識や経験で補ってテキトーに解釈しますが、話者の意図通りに解釈してもらえるかどうかは、受け手が本当にカシコイか機械翻訳の例のようにヘボかにかかってきます。

  • azuki24
  • ベストアンサー率49% (907/1826)
回答No.5

(a) 学校のプールへ泳ぎに行きます。 (b) 学校のプールで泳ぎに行きます。 (c) 学校へプールで泳ぎに行きます。 いしいひさいちのマンガに登場するヒロサワ選手の支離滅裂語みたいですが… 逆説的に、これらの助詞の用法が間違っていない(話者の意図通りである)として、 どう解釈し得るか、分かりやすさのため読点で区切ってみましょう。 (a) 学校のプールへ、泳ぎに行きます。 (b) 学校のプールで泳ぎに、行きます。 (c) 学校へ、プールで泳ぎに行きます。 文節の修飾関係を考えてみます。他にも解釈の余地はありそうですが一例として。 (a) 〔学校の〕プールへ、〔泳ぎに〕行きます。 (b) 〔〔学校の〕プールで〕泳ぎに、行きます。 (c) 学校へ、〔〔プールで〕泳ぎに〕行きます。 意味的には以下のような違いが出てきます。 (a) プールへ、行きます。(どこのプールかといえば)学校の。(何のためかといえば)泳ぎに。 (b) 泳ぎに、行きます。(どこで泳ぐかといえば)プールで。(どこのプールかといえば)学校の。 (c) 学校へ、行きます。(何のためかといえば)泳ぎに。(どこで泳ぐかといえば)プールで。 ちょっと強引ですが、最も言いたいことを敢えて区別するなら3つとも有り得る文章といえるでしょう。 というわけで、初めに戻って、話者の意図が(a)なら、(b)(c)の表現は不適当と言えます。 (b)(c)の意図であれば、不自然さを緩和するために語順のくふうが必要です。 日本語は語順が違っても助詞の使い方で文意が決まります。 つまり、助詞の用法を間違えると意味が変ってしまうということです。

  • DMIM
  • ベストアンサー率17% (10/56)
回答No.4

こんばんは。楽しそうなので回答させてください。 助詞の穴埋めという問題で「学校()プール()泳ぎに行きます。」と出たのでしょうか? 不自然ではない文を作るために格助詞を入れるということなら、「学校(の)プール(へ)泳ぎに行きます。」も外国の友達の1も2も不自然ではありません。1も2もだめではありません。 文が不自然かどうかは、文節と語の修飾関係を調べるとわかります。 色々ある関係の繋ぎ方の内、全ての修飾関係の組のどれかひとつでも不自然でなかったら、その文は不自然ではないと言えると思います。つまり不自然でない修飾関係を見付けるという感じです。 「学校(の)プール(へ)泳ぎに行きます。」の修飾関係は、「学校の」が「プール」を、「プールへ」が「行きます。」を、「泳ぎに」が「行きます。」を修飾しています。 「学校のプール」「プールへ行きます。」「泳ぎに行きます。」のどの修飾関係も不自然ではないので、文も不自然ではありません。 1は、「学校のプール」「プールで泳ぎ(=泳ぐ)」「泳ぎに行きます。」という修飾関係だと考えると不自然ではありません。 2は、「学校へ行きます。」「プールで泳ぎ(=泳ぐ)」「泳ぎに行きます。」という修飾関係だと考えると不自然ではありません。 要点はたぶん「泳ぎに行く」だと思います。 「泳ぎ(=泳ぐ)」をも修飾するという考えをしているのが、外国の友達です。 答えの文は、「行きます。(=行く)」だけを修飾するという考えだと思います。

回答No.3

外国とはどこのことかわかりませんが、もし、その人が英語がわかる人なら、英語の説明も加えてしてみたらどうでしょうか? 1:「で」の説明から。  これは、英語の「in」を意味し、固定した場所を表すから、「別の所へ」を意味する「行く」と意味上で合わないわけで、ここでは、「プールで泳ぐ」というような言い方でないと日本語としておかしいわけです。「学校のプール」は「at the swimming pool of the school」で、けっして「どこかへ行く」という意味がないので、方向を意味する「へ」を使わないと「泳ぎに行きます」という語と合わなくなるわけです。  ちなみに、「へ」の元の語は「辺(へ)」あるいは「縁(へ)」から来ているので、自分と離れた所(場)をさすのに、固定した場所を表す「で」でなく、「toward」を意味する「へ」を使わないと意味上でおかしくなるわけです。 2:「で」と「へ」の混在が問題。  1の説明からわかるように、「で」をうまく使うためには、その用件で行くのだ、と固定した話題を取り上げる感じで、  学校(へ)プールで泳ぐ目的(で)泳ぎに行きます。  これでは、同じ語がダブる形でまずいことになるので、次の形になるでしょう。   プールで泳ぐ目的(で)学校(へ)行きます。   In orde to swim, I go to school. ですから、動詞中心の日本語は、助詞は動詞の意味に合わせて使い分けないといけないわけです。「へ」と「に」との違いは、「へ」が方向を示す(到着するとは限らない)のに対して、「に」は他の場所とは異なる所へ行くという意味があります。  氷(が)水(へ)なる。(おかしい!)  氷(が)水(に)なる。(氷が別のもの(みず)になるから。) 長い説明になってすみませんが、許してください。

  • tanuki4u
  • ベストアンサー率33% (2764/8360)
回答No.2

(で)はすでに到達している。 (へ)は向かっている。 この文章においては、「行きます」という動詞が助詞に何を使うべきかを規定しています。 学校のプールで泳いできました。 これは、日本語として成立します。 なぜならば、プールに到達して、泳ぐことをしてきたからです。

回答No.1

難問です。三日以内にご説明申し上げます。 仕事があってすぐにはご説明できません。 素人の方がいろいろ説明すると思います。 それにだまされないように。 ただ、素人でも正しく説明される方もいらっしゃいます。

ririyaya
質問者

補足

ありがとうございます。素人なので本当にさっぱりです。 どうぞよろしくお願いします・・・。