- ベストアンサー
ディーゼル車はどうして空気だけを圧縮するのでしょうか?
ディーゼル車はどうして空気だけを圧縮するのでしょうか?ガソリン車の、燃料と空気を圧縮するのと対比して?
- みんなの回答 (8)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
No.5です。 「重油」と書いてしまいましたが「軽油」と書いた方が正しかったようですスミマセン。 >ガソリンがさらさらなので気化しにくい、のはこういうことに似てますか? 違います。 ガソリンがさらさらなので”自己潤滑”しにくい です。 濡れた手で水道のハンドルをひねっても上手く回せるけど、石鹸水で濡れた手だと滑ってうまく回せない。 ガソリンの場合は前者でひっかかりやすいので部品が磨耗しやすい。軽油の場合は後者で部品同士がうまくすべるので耐久性が高い。で前者の場合、石鹸をあらかじめハンドルに塗っておいて石鹸水が手についているのと同じ状態にしようとしても、水がですぐ石鹸が流れてしまって長続きしない。材料開発でこの辺が少し改善されたのでガソリンでも直噴エンジンが10年ぐらい前から出てきてる。 以下余談ですが、 >ディーゼルエンジンを始動するときはスロットル全開でセルを回さないと空気不足でなかなかかかりません。 ・・・ディーゼルのスロットは燃料噴射量をコントロールするだけで、空気量をコントロールしないのが一般的だったと思う。ポンピングロスが出るのでディーゼルの良さが半減してしまう。
その他の回答 (7)
- toscaninn
- ベストアンサー率36% (47/128)
横からお邪魔します。 軽油は炭素分が多いので燃焼させるのにガソリンよりも多くの酸素(空気)が必要です。 ディーゼルエンジンを始動するときはスロットル全開でセルを回さないと空気不足でなかなかかかりません。車、農機具どちらもそうです。 意外と知らない人が多く、長々とセルをまわし続けて始動している人をよく見かけます。空気の薄い高山では特にこの点注意が必要です。
- tenteko10
- ベストアンサー率38% (1088/2795)
ガソリンと軽油の性質が違ます。 着火性(火種がある場合の火の着きやすさ) ガソリン>軽油 自己発火性 ガソリン<軽油 この性質の違う燃料を使う燃焼方式がガソリンとディーゼルです。 軽油はプラグでは着火し難く、自己発火しやすく、ガソリンより気化し難いので事前に混合して燃焼室に供給するのには不向きです。 それで空気だけ圧縮して高温、高圧の中に燃料を噴射する事で燃焼させています。 ガソリンエンジンが燃焼のタイミングを点火時期で制御しているのに対し、ディーゼルは噴射タイミングで制御しています。
お礼
こうして対比させて説明するとすごくわかりやすいですね。
- 大明神(@bathbadya)
- ベストアンサー率19% (769/3963)
燃焼効率を考えれば、圧縮すればするほど効率はあがります。 ガソリンも高圧に圧縮してから、供給してやれば効率は上がります。 しかし、ガソリンはさらさらで自己潤滑性がないため、ガソリンの圧縮ポンプが持ちません(圧縮した空気よりもさらに高圧で噴射する必要がある) ポンプの潤滑のためにグリスを使ってもガソリンで流れてしまうし、壊れないようにクリアランスを取った設計にすると上手く圧力が上がりません。 その点、重油は自己潤滑性が高く高圧で噴霧することが可能です。 逆に重油は揮発性が乏しく混合気とすることが難しいので圧縮前に混合することができません。 ガソリンは自然着火温度が低いので、混合気にした場合高圧に圧縮するのには向きませんが、ハイオクガソリンはこの自然着火温度が普通のガソリンよりも高いので高出力が得られます。
補足
ガソリンがさらさらなので気化しにくい、のはこういうことに似てますか? シャボン玉を作りたい。液がさらさら過ぎてうまく作れない。→にかわを入れて粘度をあげたらうまくいった。
- atoritaiti
- ベストアンサー率28% (546/1934)
上死点までに圧縮空気が燃料の発火温度になるか(ディーゼル)ならないのか(ガソリン)の違いです 上死点までに燃料があって発火すると逆転してしまいますよね
- santana-3
- ベストアンサー率27% (3891/13901)
#2さんの回答に補足すると。 空気を1/20の容積に圧縮すると圧力は3.9~4.4MPa(40~45kgf/cm2)、温度は550~600℃となります。この高温状態のシリンダーにディーゼル燃料を噴射して着火、爆発させます。(1/20=ディーゼルエンジンの圧縮比) 横入り失礼しました。
- Willyt
- ベストアンサー率25% (2858/11131)
ガソリン車も直噴になってからは空気を圧縮したところへガソリンを噴射していますよ。ただその違いはガソリン車の圧縮比はそんなに高くないために空気の温度が上がらないのでガソリンが発火せず、火花を飛ばして発火させるのに対し、ディーゼルでは大きな圧縮比のためにシリンダー内部は軽油の発火点以上に温度が上がっているので噴射するだけで爆発するのです。
お礼
みなさんの回答は役に立ちました。 ただこの回答が一番わかりやすかったです。
- FEX2053
- ベストアンサー率37% (7991/21371)
ガソリン車はプラグによる火花で点火します。ですので、燃料が 先にあっても火花が散るまで爆発しません。 ディーゼル車はプラグによる点火ではなく、燃料を噴射することで 点火します。ですので、圧縮するまでに燃料があると、圧縮行程が 終了するまでに点火してしまい、エンジンが壊れるのです。
お礼
回答を拝見して思ったんですが、もし今普及してるものより炭素分の少ない燃料があったとしたら地球温暖化問題も緩和されるんでしょうか? みなさん、面白かったです!