世界には色んな文字があります。それで外国語の音を表す精度の面から考えれば、最も高いのはIPAです。通常私たちが発音記号と読んでいるものです。しかし、それだって全ての言語の音を100%忠実に表すことはできません。
次に来るのはラテンアルファベットです。英語だけでなく、ヨーロッパの言語を始め多くの言語で用いられています。この文字の欠点は多くの言語で使われているだけに、同じ文字でも言語によって音価が違う場合が多いので統一性が欠けるのと、1つの言語内でさえ 発音と綴りの不一致が多く見られることです。ちなみにロシア語のラテン文字転記法は英語に倣ったもの、フランス語に倣ったもの、ドイツ語に倣ったものがそれぞれ幅を利かせています。
次に来るのはロシア文字でしょうか。
仮名はご存知のようにあまり高いとは言えないですね。そして、最も低いのは漢字です。中国では自国語の発音を表すのでさえ、ローマ字を使っています。
ですから、英語の音をカナで書き表すと非常に不正確ですよね。英語でも これは弊害になるので極力避けるべきという声も多いです。でも、逆に日本語の音は英語のアルファベットでかなり正確に表せます。所謂
ローマ字ですね。しかし、そのローマ字で日本語を表記する際に生じる不都合の1つがご質問のケースです。・・・この場合だと ロシア文字の方が正確に表せます。「Дюиьитиро」というようにьを使うことで可能になります。ローマ字で表記する場合もアポストロフィーやハイフンを使う場合もありますが、英語圏の人にとっては、アポストロフィーは何らかの短縮形だろうと捉えるだろうし、ハイフンは単語を繋いでいると考えるだけで、音の区別で使っているとは思わないでしょうね。
それでは英語での説明になります。
ん usually represets the sound of “n”. It never comes to the
beginning of a word except dialectal one. It undergoes the phonetic modification according to the sound which follows it.
When it is followed by:
(1)by pa-gyo, ba-gyo or ma-gyo syllable, it becomes “m”
(2)by ka-gyo or ga-gyo syllable, it becomes “ng”of “bang”or “sing”.
(3)by a-gyo syllable, it also becomes “ng”of “bang”or “sing”. ん is never chained up with a vowel which comes afer it. This modification is absolutely necessary.
Many Japanese people even don't notice this modification. But on the contrary, they rather consider that ん keeps the original sound. There is another phonetic transformation which is more euphonic.
ex. 反(はん,han)+応(おう,ou)→反応(はんのう,hannou)
The choice of these two forms is conventional.
結論としては「純一郎」を「ジュニチロー」と読まれても仕方ないと思います。逆の立場で考えてみましょう。例えば Lindaという女性が日本人に「私はRindaでなくて“Linda”なんですよ。」と言ってもねえ、、、
お礼
回答ありがとうございます。 >Many Japanese people even don't notice this modification. But on the contrary, they rather consider that ん keeps the original sound. ここなんですよね。私の母もご多分に漏れず そのMany Japanese peopleの中に入っています。