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底、的、地、得
「底」が本来「的」を使わないといけないところで代用するケースはありますか? また「的」を、本来なら「地」や「得」を使わないといけないところで使うケースもありますか?
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「的」と「地」と「得」を形容詞的、副詞的、補語に応じて使い分けするように規定されたのは、現代になってからのことで、参考URLの文献によると、それまでの「底」、「地」に対して、後から現れた「的」が、明代には「的」だけが使われるようになったとのことです。 それを、使い分けが提案されるようになって、今のようになったようで、途中には「底」で所有の場合を表そうという提案もあったようです。 http://www.lang.nagoya-u.ac.jp/tagen/tagenbunka/vol5/koyo5.pdf 以上のことから、正書法として確立していない時代には、当然、いろいろな使われ方をしたことでしょう。 また、日本語の仮名遣いや送り仮名と同様に、間違いもあれば、個人の嗜好、主義主張もあるでしょうから、必ずしも規則通りには使われていない場合もありますね。 方言というか、台湾などは普通話の範囲外なので、使い分けないというか、この規則通りではないような気がしましたが、ちょっと根拠がみつからないので、単なる思い込みかもしれません。^^;)
お礼
中国語の回答、興味深く拝見させてもらってます。 西洋に影響されたというのがすごくおもしろかったですし、また他も以前は未分化だった件もおもしろかったです!