質問内容から、この家は3階建てですので、木造3階建て構造計算上、おそらく構造用合板(ネダノン)にて水平剛性を確保されていると思われます。ですから、フローリングの張り方向と構造は関係無いものだと察します。
一部だけ張り方向が違う理由として考えられる原因は、次の通りです。
(1)フローリングを長尺(4m)のモノを使用した為、半分くらいの長さの余りが多く出てしまい、それを小さな子供部屋に張り易い向きで施工した。
(2)工事の終盤に後期が迫り、応援の大工を投入したが、応援の大工さんはそこの部分しか張らないので張り方向を間違えてしまった。
(3)長方形の家なので、部分的に張り方向を変える事で空間に変化を持たせる狙い。
(4)通常床張り施工は3階から順に下の階に降りてくるものですので、最初に間違えてしまって、途中で気付いた。最初からやり直すと床材も手間も無駄になってしまうので、切りの良いところで図面通りに張り替えた。
(5)床のレベルに段差がある為、床の張り方向を変えて、躓き防止策とした。
私個人の意見としては、お施主様がクレームと感じたらクレームだと思います。しかし、今回の件は専門家の私からみても、結果オーライだと思います。3階の1部屋ですので区切られた子供部屋ではないかと思われますが、入居されて家財道具が配置されると空間に変化を持たせることは自由になることだと思います
お礼
3階建ての長方形の家なので、このようにしないと地震の揺れに 絶えれず、将来的に床がゆがむということがないようにという 計算もありました。 こちらとしては、高い買い物なので、もし単純なミスなら 許せないと思って、他の方の意見を聞きたく思いました。 とても参考になりました。ありがとうございます。