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フローリング貼りの根太・大引きの方向
現在ほとんどの室の床の仕上げがフローリングの物件を設計しているのですが、 フローリング・根太・大引きの方向について疑問になりました。 どこかで 束無しの場合 (1)大引きは布基礎で囲まれた矩形の短手方向に走らせる。 というのと、 (2)フローリングは部屋の長手方向に走らせる。 というのを聞いたことがあるのですが、 大引きを短手方向に走らせると、 根太が直交して走るので、その上に捨て貼りをしても フローリングはさらに直交するので短手方向になりますよね? (1)と(2)はどちらが正しいのでしょうか? 自分の考えとしてはよほど短手方向が短くない限りは構造負担を優先して短手方向に大引きを走らせると思うのですが、間違えているでしょうか? また、今回の物件は @910で鋼製束が入るので、基本的に加重が均等になるので、見た目を優先し トータルで長手方向が多い方向に フローリングを貼る室は全て(平屋です。) 同じ方向にフローリングを張ったほうが良いのでしょうか? 幼稚な質問ですみません。 何か抜けているところがあれば補足しますので ご回答下さい。よろしくお願いします。
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確かにどちらが間違いと断定できるような決定的な根拠は無いと思いますが、私はフローリングの張り方向優先で考えます。(張り上がりを考えるとこれが常識と思っています。) 例えば6畳間の部屋で、短辺方向に並行してフローリングを張った状態と、長辺方向に並行に張った場合の張り上がりの状態を想像してみてください。 市松模様のフローリングで、方向性の無いものであれば気にしなくて良いのですが、今はほとんどのフローリングのデザインがそうではありません。 おのずと長辺方向に並行に張って、フローリングの目地が長手方向に走って見えるほうが、視覚的に部屋に広がりがあり良く見えます。 以前その辺の配慮をしないで短辺方向に並行にフローリングを張って、張りあがった後に施主様から「おかしい!」と指摘を受けていた設計マンがいて、指摘されるのも無理は無いと思ったことがあります。 建物に素人の施主様が見てもおかしいと思うものではないでしょうか。 何かの理由でどうしても短手方向に張ら無ければならない時は、後でのトラブル防止のために、事前に施主様の同意を得て、平面図に張り方向を明示するようにしていたくらいです。 住宅建築では床組みの構造的な不利・有利を解決することはそれほど難しくはありません。 また、そのために構造材が多少多く必要であっても、短手方向にフローリングを張る場合の材料ロスの方が高く付きそうな気もします。
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- river1
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#1です。 根太レス工法や床束を使わない床組とかは、この場では無く、別質問でないとお答え出来ませ~ん。 あしからず。
- river1
- ベストアンサー率46% (1254/2672)
#1です。 お礼の中の補足について それぞれの考え方があってどちらも間違いではないということでしょうか? 仰せの通り、どちらの考え方も間違いではありません。 設計者の考え方、ポリシー、スタンスの違いです。 耐震偽装問題以降、建築物の構造面の重要性は、お分かりの事と思います。 構造設計一級建築士の資格制度の発足もこの流れの一環です。 私は、構造設計を専門としていませんが、みなし講習と修了考査を受けてきました。 今は結果待ちの状態です。 床の音鳴りの原因の大半は、未乾燥材(根太、大引き)の自然乾燥による収縮による擦れによる物が多いです。 日本の気候を考えれば、木材の含水率は、12%前後が理想です。 床フロアー材の乾燥度合いは、製造工場で含水率8%前後と聞いています。 施行後の乾燥度合いの戻りがあります。 材が縮むのではなく、伸びる可能性があります。 設計者は、その伸びを予想してクリアランスをとります。 短辺方向張りは、クリアランスを小さい物に出来ます。 建築・設計業界の流れとしては、構造重視に流れていると感じています。 今までは、意匠屋さんの方が構造屋さんより強かったですが、建築士法改正・施行後、一定規模以上の建物は、構造設計一級建築士の構造設計でハンコが必要となり、ハンコが無いと工事にもかかれません。 厳密に言っちゃうと構造設計の出来ない一級建築士は、今まで上限無しの建物の設計に一定規模の屋根が被せられたと言う事でしょうか。 意匠屋さんは、構造屋さんに無理難題は、今までのような感じでは言ってこれなくなると私は見ています。 構造を重視して設計するか否かは、貴方様の考え方、設計に対するスタンスで最終的にお決めなられると良いでしょう。 私が此処で書いた事は、貴方の参考になればと思い書いているだけですから・・・ ご参考まで
- river1
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#1です。 構造用合板厚さ27mmを用いる剛床根太レス工法では、床材フローリングの張る方向は、自在にできます。 一階床も根太レスで施工すれば、もっと丈夫な構造体になりますよ。 予算が無くて、必要無いならお薦めしません。 最も私の所は、寒冷地で床束工法は、凍上防止であまり使われなくなりましたが・・・ ご参考まで
私が昔、前の木造住宅の老舗大手HMで習ったことは 「大引きは長手方向にかける」でした。 おそらく束に負担できるという考え方があったのかもしれません。 根太を継ぐ場所が多いほど床鳴りが出やすかったからかもしれません。 少なくとも、2階梁と同じ考え方ではなかったのです。 でも、古い職人ならそう答えると思います。 今は床組み工法もずいぶん変わったので今のスタンダードが大引きは短手方向に変わってきたのかもしれませんね。 1の方のように私も2階床と同じ考え方をすべきではないかと思ってはいます。が、特に計算もしていないので確証はありません。 特例廃止くらいまでには、構造計算を久しぶりに勉強し直して木造の力学を確認しておきたいと思っています。
お礼
回答ありがとうございます。 >特例廃止くらいまでには、構造計算を久しぶりに勉強し直して木造の力学を確認しておきたいと思っています。 同感です。私も勉強します。
- chikugouno
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在来布基礎でも現今多いベタ基礎工法でも基礎の立ち上がりは、1階の部屋の構成(間取り・平面図)により計画されます。 又、床のフローリング張りは部屋の用途により、材種が決まります。 その下地は杉縁甲板斜め張りとか、合板張りなど施工単価などにより決まります。 フローリング張りの板の方向は、ムク材の場合は湿度により伸縮しますので、部屋の長手方向に流すのが一般的です。 然し、意匠上、特段の計画がある場合は、この限りではありません。 特に、1階の場合、大引きの方向はフローリング張りの方向から決まりますので、悩む事などありません。 2階では梁の掛け方などから制約を受ける場合もありますが、それでもフローリング張りの方向を優先して考えて、構造下地を考え解決します。 要するに、意匠(デザイン)上 フローリング張りの方向から根太・大引きの方向が決まります。 更に御質問があれば、お知らせ下さい。
お礼
回答ありがとうございます。 大変参考になりました。
- river1
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北国の設計屋さんです。 床構造の基本 一階床と二階床の考え方は一緒です。 一階については、「大引き」 二階については、「二階床梁」 基本的に荷重負担の有利な方向に掛けるのが基本です。 短辺距離が梁のスパン長さです。 床根太は、大引き或いは二階床梁に直行して取り付ける事となります。 上記の骨組みにより床材フローリングは、床根太に直行して短辺方向に張る事となります。 床材の張る方向を長手方向にする為には、床根太、床梁、大引きの方向を90度回転させる事となります。 こんな説明の仕方で分かってくれたかね。(疲れた!) ご参考まで
お礼
いつもお世話になっております。 回答ありがとうございます。 回答を見るとANo.2さんとは反対の考え方のような気がするのですが、 それぞれの考え方があって どちらも間違いではないということでしょうか?
お礼
なるほど。 皆さんの意見大変参考になりました! ありがとうございました。