アメリカに38年住んでいる者です。 私なりに書かせてくださいね。 (この回答に関して、私のプロフィールを見てくださればお分かりになると思いますが、警察の仕事に一部携わっています。) もしかしたらもう遅いかもしれませんね。
ネゴシエーターと言う日本語の意味が英語のnegotiatorsと違うかも知れませんのでそこだけは気をつけて読んでください。 また、私の知っているnegotiatorsとはPolice Negotiators あるいはCrisis Negotiatorsと呼ばれる分野のもので多分一番良く知られているものだと思います。
しかし、実際には映画で見るような派手なヒーロー的なものではないということは「映画である」と言うことからお分かりになってもらえると思います。
この仕事はまず警察官であること、このためのトレーニングを積んでいること、そしてもっと大切なことに、話せ・聞く耳を持っていて辛抱強く精神力の高い「素質」が必要となる仕事なのです。
「話せ・聞く耳を持っていて」と言う部分はこの表現を読んでわからないことはないし理解も出来ることでしょう。 しかし、実際の「話せ・聞く耳を持つ」と言う「実力」は英語で生活しているからと言って出来るものではないと言うことはお分かりですね。 つまり、日本人で英語が出来る人の中の99.999999%の人たちにはこの仕事が出来ない、と言うことなのです。
このカテで私は英語は言葉である限りフィーリングと言うものを大事にしなくてはならないしそれを重要視しなければ英語を使いこなせるようになることは無理だ、と言い続けています。
このフィーリングに対する実力がこのネゴシエーターの「素質として」持っていなくてはどんな訓練をしてもセミプロで終わってしまう、と言って過言ではないほど厳しいものなのです。 他の技術的なことは少しくらい疎くても後からカバーできると言うことでもあるのです。
たとえば自分の子供を家に閉じ込め(いわゆる人質とよんでも良いですね)何かを要求したときにI want a car, get me a car now.と言う表現をしたときにこの表現の中に含まれた(口調や背景情報に基づいたデータなどから)何百(はい、百とかきました)あると考えられる「解釈」の中から「ひとつの解釈だけを選んで」それに基づいて返事をするのです。
どれだけこの仕事が超人間的才能が必要だかお分かりになりますでしょうか。
また、SWATの一部として見られていることは多いのではないかなと思いますが、SWATとは別の「部隊」としている管轄も多いと言うことはSWATとCNT(Crisis Negotiator Team) とは本質的に全く反対の立場でいることが多いからなんですね。 つまり、SNはSWATを抑えなくてはならない「説得力」も持たなくてはならないと言うときもあるわけです。
このカテでどう解釈・理解したら良いでしょうかと言う質問が結構ありますが、私ですら数件の解釈しかかけません。 こういうことを言いたいのですが英語で言うと?と言う質問も然りです。
表面的なことだけで良いのであれば、Police Negotiators/Crisis Netiatorsというようなキーワードで検索してみてください。 いわゆる百科事典的情報は載っていると思います。
これでいかがでしょうか。 分かりにくい点がありましたら、補足質問してください。
お礼
ありがとうございます これを読んでるとネゴシエーターが僕の考えていた物よりはるかに難しい事がよくわかりました。 ほかにも質問があるのですが、回答の補足という所に書いておきましたので、またアドバイスの方よろしくお願いいたします。
補足
回答ありがとうございます。これを読んでると、ネゴシエーターという物が僕の考えてた物よりはるかに難しいものだとよくわかりました。 今度のプレゼンでは、ネゴシエーターが事件解決の時に行う交渉術から、なぜ彼らの交渉術が人を説得できるのか!というのを、発表しないといけないんです。 そこで質問なのですが、ネゴシエーターが行う説得術とは一体どの様な物なのでしょうか??パソコンなどで調べていても全く出てこないんですよ。 後、ネゴシエーターが実際活躍し、解決できた事件などあるのでしょうか?もしある様でしたら、教えていただけませんでしょうか? よろしくお願いします。