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2サイクルエンジンについて

2サイクルエンジンについて教えてください。 原動機付自転車のエンジンなんですが、エンジンの特性・形状なんでもいいので教えてください。 特に、クランクシャフト部分と、ピストン部分を細かく教えていただけるとうれしいです。 よろしくおねがいします。

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noname#12265
noname#12265
回答No.2

 ご質問の意図がイマイチ判りませんが、とりあえず2サイクルエンジンの特徴は以下の通り。 1.正確には2ストローク/1サイクルという行程で動いているので、誰が言い出したのか判りませんが2サイクルエンジンと言う呼び名は間違いです。  2ストローク/1サイクルエンジン、或いは省略して呼ぶ場合は、2ストエンジンが正解です。  勿論これは4サイクルエンジンに関しても同じ事です(4ストエンジンと呼びましょう)。 2.これは、2ストローク(ピストンが上昇する運動と下降する運動のそれぞれ1回づつ)で吸気/排気(掃気)と爆発/膨張行程を終了させてしまうエンジンです。  ピストンが上昇する時に発生するクランクケースの減圧を利用して一旦混合気をクランクケース内に吸い込み、ピストンが下降する事によるクランクケース内の昇圧を利用して、掃気ポートよりムリヤリ燃焼室内にクランクケース内の混合気を吹き込みます。 3.4ストエンジンと違いピストンが下降する時は常に爆発/膨張行程にあるので、4ストエンジンより高い出力とトルクが得られます。  通常のバイクでは4ストの方が低速で乗りやすいですが、それは4ストの方がトルクが大きいからでは無く、4ストエンジンの行程上の問題で2ストエンジンより回転慣性モーメントが大きいフライホイールが必要な為(4ストではクランク一回転分は惰性で回さなければなりません)、結果的に極低速が滑らかでよく粘るとゆぅだけです(超大トルクが必要な戦車のエンジンは2ストディーゼルです)。 4.ピストンは基本的に4ストと変わる事はありません。ただ、モノによってはバルブポケットのアリ/ナシや(吸排気バルブの逃げ。勿論2ストではありません。もっとも、ディーゼル用や最近の高圧縮比4スト用ではバルブの逃げを設けていません)、ピストンリングが違ったりします。  4ストでは『コスワースタイプ』などといってトップをモリ上げて圧縮比を上げられるピストンがありますが、2ストのチューンでピストンヘッド形状を変更すると掃気効率にダイレクトに影響するので、圧縮比を上げたりする場合はヘッド側の細工でまかなった方が得策です。 5.クランクシャフトも、現在の圧送式給脂機構が発達した2ストでは、4ストとに大きな差はありません。  それより、原付のエンジンとすると、普通は組立 式クランクですね。勿論組立式クランクは2スト・4スト両方で採用されています。  組立クランクはコネクティングロッドとピストンが付いた状態で回転バランスを取らなければならないので、分解/組立は出来るだけ避けた方がブナンです。 ・・・・以上で回答になってます?

funfair
質問者

お礼

回答ありがとうございました。 あんな漠然とした質問からこんなに答えていただいてうれしいです。 実は大学の実験でエンジンの分解をしてまして、そのレポートの資料として欲しかったんですが、あまり2ストについて詳しく書いてある本が見つからなくて、困ってたんです。 でも、だいぶ2ストのイメージがつかめてきたので、よかったです。 どうもありがとうございました。

その他の回答 (2)

noname#2748
noname#2748
回答No.3

原動機付自転車用の2ストロークエンジンに付いては先に回答なさってる方々の説明であらかた説明されているとおりです。ただし、この種の解説は図が使えない状況では理解しにくいかと思いますので、なかなか面白い書籍があるのでご紹介いたします。初心者にも十分理解できる内容ですし、船舶用の超大型2ストロークディーゼルのようなちょっと変わった物も紹介されていますので一読してみてはいかがですか?より深い理解につながると思います。 講談社 ブルーバックス B-1129 エンジンのABC   ISBN4-06-257129-3

funfair
質問者

お礼

回答ありがとうございました。 わざわざ書籍の紹介をしていただいてうれしいです。 実は大学の実験でエンジンの分解をしてまして、そのレポートの資料として欲しかったんですが、あまり2サイクルについて詳しく書いてある本が見つからなくて、困ってたんです。 なかなか貧乏学生で本を買うのもままならないので、明日から大学も始まりますので、図書館なので探してみます。 ありがとうございました。

  • alc
  • ベストアンサー率35% (37/105)
回答No.1

何を回答すればいいのでしょう? 2サイクルエンジンは吸気をすると同時に圧縮を行い、膨張をすると同時に排気をしているエンジンです。 4サイクルであれば、吸気、圧縮、膨張、排気の4工程を行うものが1/2になっているのが2サイクルエンジンの 大まかな特徴です。 つまり、クランクシャフトが回転しピストンを上に持ち上げている時(混合気を圧縮している時)に新しい混合気の吸気を行い、ピストンのが下に下がる(膨張後)と同時に排気を行うという工程をしています。 何故に「クランクシャフト部分と、ピストン部分細かく教えていただけるとうれしいです」と記載されているかは不明ですが、クランクシャフトの変更に伴う圧縮率の変更やシリンダ変更に伴うボアアップ等を検討されている場合はピストン変更に伴う、シリンダヘッド形状の変更(燃焼効率)、チャンバーの変更(排気効率)も必要となります。 ではパワーはどうか?4サイクルに比べ瞬発力があるのが長所です。逆に力というトルクが細い事が短所です。 さらに、ガソリン、オイルと分離で備えている為、キャブレターの性質上、一定したアクセル開度だと時間が経つとオイルが少ないが為に燃焼効率の低下が発生します。 レーサー等では、最初からガソリンとオイルを混合している為このような問題は発生しません。 何か参考にして頂ければ幸いです。 なにか更なる質問があれば、回答に記入ください!

funfair
質問者

お礼

回答ありがとうございました。 あんな漠然とした質問からこんなに答えていただいてうれしいです。 実は大学の実験でエンジンの分解をしてまして、そのレポートの資料として欲しかったんですが、あまり2サイクルについて詳しく書いてある本が見つからなくて、困ってたんです。 でも、とっても役にたったので、よかったです。 ありがとうございました。

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