- ベストアンサー
フィギュアスケートの疑問・・・
フィギュアスケートについてです・・・ SP(ショートプログラ)!いらないと思うのは僕だけでしょうか・・・ フリーが華なような気がします。SPだと決められたプログラムなので個性が出ないような気がします。 あと・・・新採点方式って「村主章枝」さんみたいな芸術性を重視してる人にとっては不利ではないですか?彼女は体が硬くてビールマンスピンも出来ないし、派手なジャンプも苦手です・・・でも芸術性に関してはトップクラスです! 彼女以外に損をする人。逆に得をした人(安藤?)っていますか? 26歳男 村主章枝ファン・・・
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
私はSPは必要だと思っています。 アマチュアのフィギュアスケートは、あくまでも“スポーツ競技”なので、SPで規定の要素(ジャンプやスピン、スパイラル)をきちっとこなせる能力があるかどうかを見る必要があります。 またオリンピックでのSPは予選の意味合いも兼ねていますし。 >SPだと決められたプログラムなので個性が出ないような気がします。 そんな事はないと思います。 先日のスケートアメリカの浅田真央選手のSPは、曲も振り付けも彼女にとても合っていて素晴らしかったです。 特に振り付けは、浅田選手の体の柔らかさ、軽やかさを最大限に生かす内容になっていました。 それをきちっとこなす事が出来たので、あれだけの高い点数が出たのだと思います。 >彼女は体が硬くてビールマンスピンも出来ないし、派手なジャンプも苦手です・・・でも芸術性に関してはトップクラスです! 体が硬いというのは、フィギュアスケーターとして限界があると思います。体が硬いと、しなやかな演技が出来ません。 それに、いくら表現力に優れていても、高度なスピンやジャンプ、スパイラルが出来なければ、フリーでも点は伸びないと思います。 例え以前の採点方式でも同じ事だと思います。 なので、新採点方式で村主選手が損をしているとは思いません。 芸術性を判断するのはジャッジという“人の目”なので好き嫌いもありますし、芸術性だけで高い点数を期待するのは難しいと思います。 例えばもし私がジャッジなら、“村主選手の表現力は素晴らしい!”とあまり思わないので、高い点をあげる事は出来ないかもしれません。 >逆に得をした人(安藤?)っていますか? 得といいますか、高度なスピン、スパイラル、ステップが出来て、難易度の高いジャンプが跳べて、体が柔らかく、表現力のある選手が結局は頂点を狙えるのだと思います。
その他の回答 (4)
「華がないから」という理由とは違いますが、私も新採点法になってからはSPの意味があまりないと思ってます。 新採点方式だと、SPもフリーもやってることは同じなのです。 SPの方が要素が決まっていて時間が短いというだけで、それぞれの要素に点数をつけ加算するという点では同じで、同じ事を二回やっているに過ぎないのです。 合計点で決まるのですから、つまりSP1位でも2位でも関係ないわけです。 旧ルールから新採点法に移行した原因となったのは、ソルトレイク五輪での、ペアでの不正ジャッジ事件です。 これはミスがあったロシアペアの方が高い点数が出たのはおかしい、ということから不正が発覚し、そのとばっちりを受けたのは女子シングルのスルツカヤでした。彼女はほんの少しのジャンプのミスだけで点数が下げられ、ノーミスだったヒューズが優勝しました。 そこでノーミスだというだけで評価していいのか?という意識が芽生え始めたのです。 ジャンプだけでなく、スピンやスパイラルやステップや芸術性など、すべての要素を客観的に点数化して評価するべきではないかという理念に基づいて、新採点法ができあがりました。 新採点法になって得をしたのは村主選手、損をしたのは安藤選手といわれています。 安藤選手のように大技(4回転)を持つ人は、失敗した場合のリスクも高いので、それを封印せざるを得なくなったのです。 逆に村主選手のようにどうしても苦手なジャンプがある場合、それを外すことができて、それを他の要素でカバーできる新ルールの方が有利なのです。 他の要素・・スピンやスパイラルでレベルを上げられずに点数が伸びない・・つまりそれが村主選手の実力ということです。 表現力についても旧ルールより新採点法の方が客観的に点数がつきますから、本当に表現力がある選手ならば決して損はしていないです。 村主選手はもともと、ジャンプ力で頭角を現したスケーターです。 彼女のジャンプはとても高く素晴らしかった。 けれどジャンプ力の衰えとともに芸術性に移行し始めたところから、彼女の演技の質は落ち始めました。 フィギュアスケートはスポーツですから、身体を使った表現が求められるのですが、彼女は女優と言われるように、顔の表情や手先指先の表現ばかりに力を入れ、全身が動かなくなった。 だからスポーツとして表現力の要素が評価されなくなってきたのです。 新採点法で得をしたのは結局は3回転をきっちり飛べてスピンや芸術性などもバランスのいい人です。 真央選手はトリプルアクセルの完成度が高いという点では強いですが、これは諸刃の刃で、失敗するリスクも背負います。 そういう意味でキム・ヨナ選手はトリプルアクセルが完成していないことが最強の武器になることでしょう。
僕も、村主章枝選手のファンです。 フィギュアスケートの競技会では、SPは必要だと思います。 SPは、2分50秒の短い時間で、8種類の要素を全てこなさなければならないという、非常に、「緊張感」に溢れた競技プログラムです。 村主選手のスケートカナダSP「ボレロ」も、全身に緊張感がみなぎる素晴らしい演技でした。 僕が、新採点方式に、疑問を感じているのは、FS(フリー)で、全ての種類のジャンプを跳ばなくてもいい筈なのに、多くの種類のジャンプを跳んだ選手の方が、得意なジャンプだけを跳んだ選手よりも、評価(PCS)が高いことです。 村主選手は、スケートカナダFPで、エッジ系ジャンプ(ループ&サルコウ)をしませんでした。 村主選手の様な、芸術性の高い演技をする選手の場合、音楽に合わせたジャンプをします。従って、多くの種類のジャンプを跳ぶ場合、各ジャンプにあったメロディを持つ曲を選ばなければなりません。しかし、それは、非常に難しいです。複数の曲を編曲しなければなりません。すると、音楽に一貫性が無くなります。 また、SPで下位だった選手が、FSで大逆転してしまうのも不満です。これでは、各選手が、SPを蔑ろにしてしまう危険性があります。 村主選手は、スケートカナダで、SP&FS共に2位でした。旧採点方式の順位点による結果では、優勝した筈です。 以上の点でも、村主選手は、新採点方式で、大変損をしていると思います。 一刻も早く、廃止して欲しいです。
- flyaway
- ベストアンサー率19% (306/1541)
スケートに関しては素人ですが、私の考える範囲で。 競技としてのフィギュアスケートはあくまでも「スポーツ」なので、ジャンプなど技術が優先されて当然だと思います。なので、当然ながらSPは たとえばテニスだと、どんなにフォームが美しくてもサーブが入らなければ負けですよね。それと同じではないでしょうか。 オリンピックなどの大きな競技では、芸術性より技術が上の人が勝つのはよくありますよ。たとえば長野オリンピックですが、金だったタラ・リピンスキーよりも銀だったミシェル・クワンのほうがはるかに表現力は勝っています。ですが若手でジャンプ力のあるリピンスキーが勝っています。 ただし、プロに転向してからは、技術より表現力など芸術性のほうが重視されます。表現力が乏しいと、プロ転向してから人気が出ないのではないでしょうか。
- VFR
- ベストアンサー率25% (62/248)
以前はSP、自由演技の他にコンパルソリというものがありました。 これは8の字に3回滑って、その正確さを競うというもので、かつてはこれが規定演技と呼ばれました。 もともと「フィギュア」というのはその名前の通りに氷上に図形を書くように滑るのが起源であって、その名残のようなものです。スケートの基本技術を表すものとして必要とされていました。 しかしこれはあくまで地味で観客受けしない上に、自由演技でいい得点をした選手がコンパルソリの点が悪かった為に総合成績が悪くなってしまって観客の実感とズレができてしまうというというような問題があって1991年に廃止されました。 選手が3回滑らなくてはいかないために選手や大会運営の負担が大きすぎるという理由もあります。 傾向としては規定的な部分は比重が下がり、自由的な部分の比重が上がってきている言うのが基本的な傾向です。 「芸術性」というのは人間一人一人の主観によるものなので、点数化は困難です。恣意的な採点の入り込む余地はいくらでもあります。質問者の方は村主選手の芸術性がトップクラスと書いておられますが、そうは思わない人もいるでしょう。各自が自分の趣味で採点していては収拾がつきません。 この点は採点競技の宿命と言えるのですが、誰もが納得できる解決方法はおそらく存在しない中で、できるだけ「公平な」採点方式を見つけだそうとして今後も改革は続くでしょう。 現在の採点方式がベストではないし、また選手によって有利不利の差は常に存在するにしても仕方ないでしょう。