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酉の市についての詳細
- 酉の市について詳しく教えてください。
- 酉の市ではどの酉が縁起が良いのか知りたいです。
- 酉の市の熊手のデザインや売り上げについて教えてください。
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johnikedaさん こんばんは 今年は三の酉まで有りますが、一~三の酉までのそれぞれの酉の市には、違いが無いと思います。単に日付で酉の日が2回または3回有るから一~三の酉まで有るだけだと思います。 熊手は、昔は農家の農閑期の副業として作られていました。そして作った人が売っていました。今は羽子板市で売られる押し絵羽子板の技術も取り入れられ、農家の副業では作れなくなっているようです。 「際物」と言う言葉をご存知でしょうか。今風の言い方をしたら「季節限定商品」と言う事になるのでしょうか??例えば3月の雛人形・5月の鯉のぼりや五月人形や兜飾り・今回ご質問の熊手等ですね。今ではそう言う際物専門に作っている人形屋さん等も存在し、そう言う際物専門の人形職人さんの中には熊手だけしか作ってない方もいらっしゃいます。そう言う専門の職人さんが直販しているのが酉の市での熊手販売です。ですから、1年間の売上を11月~12月の熊手販売で賄っている所も有ります。 12月になると「羽子板市」が行なわれますが、押し絵羽子板を作っている職人さんが、熊手を作っている場合も有ります。 毎年浅草の鷲神社の酉の市を撮影に行くにですが、その時のお客様と売り手のやり取りの中で、「今年も年賀状出しますからね。住所の変更はありませんか???」と言うのを聞いた事が有ります。その時のお客様は、10万円近い熊手を値切って8万円で買われていました。そしてお支払いはちゃんと10万円払い、「2万円のご祝儀ありがとうございます~~」と言うやり取りでした。そのやり取りから、江戸っ子の粋を感じました。 このやり取りからも解る通り、お得意様となると多分前もって連絡が行くのだと思います。浅草鷲神社の場合ですと、目立つ所に「東京都知事 石原慎太郎様 売約済み」とか「毛皮エンバ様 売約済み」・「衆議院議員 石原伸晃様 売約済み」と札が付いて陳列してあるのは、前もって連絡が有りどうするか熊手屋さんが確認取られているんだろうと想像します。数年前、浅草鷲神社の二の酉に撮影に行った時に石原都知事が来られており、「東京都知事 石原慎太郎様 売約済み」と記載のある大きな熊手を展示してあった熊手屋さんに挨拶していましたから、それからも連絡があることが覗えると思います。 以上、私の解る範囲で回答してみました。何かの参考になれば幸いです。
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- sionn123
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johnikedaさん こんばんは #1です。 私は仕事を含めて東京の祭り(専門は神輿)を中心に下町風景を撮影している者です。今回の質問内容とは少し離れますが・・・。 東京を含めて日本各地には多種多様な多くの祭りがありますよね。祭りって、行って見て楽しい・参加して楽しい等色々な楽しみ方が有りますが、単に楽しむだけではなくてその祭りのいわれ因縁を調べたら、もっと深く楽しめると思いますよ。 例えば同じ浅草で5月に行なわれる「三社祭」ですが、その3日間のうち必ず1度は雨が降るんです。5月と言えば「五月晴れ」と言って雨が少ない印象がありますが、それでも「三社祭」の3日間は一度は雨が降るんです。理由は、「三社祭」のいわれに有ります。「三社祭」のいわれに付いては以下のサイトを参照して下さい。(正確には、浅草神社のいわれかも・・・) http://www.asakusajinja.jp/yuisyo.html この「三社祭」は浅草寺の祭りと間違った解釈をしている方が居る位、浅草寺と密接な関係がある祭りなんです。浅草寺のご神体の聖観世音菩薩の尊像を拾い上げた2人の漁師とその尊像を自宅の庭に祭った地元の文化人の3人を神様として祭った神社が「浅草神社(別名 三社神社)」なんです。この浅草神社の例大祭が「三社祭」なんです。 明治以前は神仏一体と言って、ある意味同じ神様と言う事で神社と寺社は区別されていませんでした。そのため「三社祭」は、浅草寺と浅草神社の祭りとして行なわれていました。当時の祭りは、「船渡御」と言ってみこしを船に乗せて隅田川を渡御していたそうです。今では行なわれていませんが・・・ そう言ういわれ因縁が有り浅草寺のご神体が川から拾い出された経緯より、浅草寺のご神体が水に戻りたいと言う意味で「三社祭」の3日間は1度は雨が降るのだと私は解釈しています。(これが正しいかどうかは、定かではありませんが・・・)間違いなく言える事は、ここ20年「三社祭」を撮影し続けていますが、「三社祭」の3日間で一度も雨カッパを着ないで撮影した年は無かったと記憶しています。 この三社祭の例でも解ると思いますが、それぞれの祭りのいわれ因縁が解れば色々面白い事が解って来ると思います。johnikedaさんも各地の色々な祭りに行かれて楽しまれていると思いますが、単に見学したり参加したりして楽しむだけではなくて、いわれ因縁を含めて色々調べると違った意味でも楽しめると思いますよ。今風の市民祭りとして単に観光化した祭りだってその元になった地元の「○○神社」の祭りみたいなものがあったりします。色々な祭りに出かけるだけでなくて、その祭りのいわれ因縁を調べる事でウンチクが増えて、別な意味で祭りが楽しくなると思います。 以上今回の質問内容とは関係が有りませんが、1つの祭りの楽しみ方の紹介まで・・
お礼
再びのご登場、どうもありがとうございます。 >この「三社祭」は浅草寺の祭りと間違った解釈をしている方が居る位、浅草寺と密接な関係がある祭りなんです。 私も、何となくそう思っていました。 実は毎年この時期は仕事で忙しく、ゆっくり見に行けたことはまだないのですが、来年に期待します。 >間違いなく言える事は、ここ20年「三社祭」を撮影し続けていますが、「三社祭」の3日間で一度も雨カッパを着ないで撮影した年は無かったと記憶しています。 ものすごく興味深いお話をありがとうございました。こういうことは、ただ調べただけではなかなか分かりませんね。二〇年の経験の蓄積がある方のご投稿、本当に感謝します。
お礼
詳しいご回答、どうもありがとうございます。酉の市の撮影をされているのですね。さぞ、年ごとの変化とかその年ごとの特徴など、面白いエピソードもご存知でしょうね。 私は何年か前に今の連れ合いとはじめて酉の市に行って、その魅力を知りました。今年も早速、浅草の鷲神社に行ってきました。行くたびに新たな疑問も湧きます。徐々に知っていければいいなあと思います。