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ヒヤリングの問題(特訓)

 日本語を勉強中の中国人です。ヒヤリングの問題についてお伺いします。 A:ケンさん、日本語の特訓の成果が出たわね。 B:__ (1)そうだね。以前にもまして上手になったよね。 (2)そうだね。以前にひきかえ上手になったよね。 (3)そうだね。以前につけても上手になったよね。 模範解答:(1) 1.Bさんはケンさんですか。AさんはBさんの日本語の能力を誉めているのでしょうか。なぜBさんは謙虚に答えないのでしょうか(たとえば、「まだまだです」、「下手です」とか)。上手になったのはいったい誰でしょうか。Aさん? Bさん? ケンさん? 何かこの会話のシチュエーションがいまひとつよくわかりません。説明していただけないでしょうか。 2.「にまして」と「にもまして」は同じでしょうか。 3.「にひきかえ」はフレーズですか。もう少し例文をいただけないでしょうか。 4.「につけても」はフレーズですか。もう少し例文をいただけないでしょうか。  また、質問文に不自然な表現がありましたら、ご指摘いただければ嬉しいです。よろしくお願いいたします。

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回答No.6

ケンさんがBさんである場合と、第三者である場合と両方が考えられます。 例えばAさんもBさんも日本語を学んでいるとします。 会話の様子をテープか何かに収録して二人で聴いていると思ってください。 A:ねえ、ケンさん、(とケンさんに向って)ケンさんの日本語ずいぶん上手くなったよね。日頃の特訓の成果が出ているね。 【Bさんが自分の会話のテープを聴きながら】 自分でも以前より上手くなったと実感したのでしょう。 B:そうだね、こうして聴いてみると、以前にもまして上手くなったと我ながら思うよ。 このような会話はきわめて自然です。 そしてこの場合、何も謙遜しなくてもいいのです。 だって、上手くなるためにお互いに勉強しているのですから。 もう一つの方は、友人のケンさんの語学力の上達を認めたAさんが、Bさんにそのことを話しながら、Bさんに同意を求めている場面です。 2.「にまして」と「にもまして」は、後者の方がよりその度合いを強調することになると思います。 3.「にひきかえ」は「それにひきかえ」という言い方が一般的で、「それ」はその前に出てきている「フレーズ」全体を指す場合が多いと思います。 ⇒兄貴のほうは頭脳明晰で成績はいつもトップクラスだ。それにひきかえ弟の方は遊んでばかりで、進級できるかどうかもわからない。 ⇒今度オープンした店の商品は全部ブランド物で、高価なものばかりだ。それにひきかえこっちの店のものは、中古で安物ばかりだね。 ★このように前のフレーズと正反対のものを書きたいときに「それにひきかえ」を挿入します。 *「しかし」とか「それとは逆に」「一方」などが、「それにひきかえ」と置換え可能な言葉になるのではないでしょうか。 4.「につけても」 ⇒「以前につけても」という表現は無いと思います。 ⇒「につけても」は、様々な意味合いを表現できる言葉ですが、それだけに非常に使い方の難しい言葉です。 一般的には「○○するといつも」、「○○すると決まって」とか、「○○するといつの間にか」、「○○すると自然に」などの意味合いを表現します。 ★真っ赤に夕日で染まる西の空を見るにつけても、思い出されるのは故郷の両親のことだ。 「につけても」は、「それにつけても」という使い方をすることがあります。 ⇒この場合は、【前に出てきたフレーズはさておき】【それはそうとして】という感じで、そのフレーズとは何の関係も無いようなフレーズを持ってくることが多いのです。 ★今日も一日終わったし、一杯飲んでいくか。それにつけても何とかならないのかね、この寒さは。 ★さっきから遠くで吠えている犬はうるさいね。それにつけても金が欲しいな~。

awayuki_ch
質問者

お礼

 shigure136さん、こんばんは。ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。とても理解しやすいと思いました。わかるようになりました。大変助かりました。  本当にありがとうございました。

awayuki_ch
質問者

補足

1.私は誤って(2)を選んでしまいました。だめの理由を考えてみましたが、shigure136のご意見はいかがでしょうか。 ア.辞書によって、「特訓」の意味は『〔「特別訓練」の略〕特に能力を向上させようとする人に対して、短期間に平素の量や内容を超えて行う特別の訓練』だそうです。普通技術が優れる人のために、行った訓練のような気がします。 イ.「AにひきかえBは~だ」という構造の中で、「~」の部分は普通マイナス意味の文が来るような気がします。 ウ.以前はどういう様子なのか、書いてありません。 2.汚い言葉で申し訳ありません。「それにつけても」は「(あ)っていうかー」のような感じでしょうか。「それにつけても」は「につけても」とは別々に考えたほうがよろしいでしょうか。

その他の回答 (25)

回答No.16

awayuki_ch さん、ごめんなさい。 早くしなければと焦って「前後」を「残後」と打ってしまいました。 辞書まで引かせてしまい、無駄な時間を使ってしまいましたね。ごめんなさい。 「以前にひきかえ」のダメな理由。 この「~にひきかえ」の「~」にあたる部分には、後ろに書かれている「上手」と正反対の言葉が来なくてはなりません。 たとえば、 【下手だったあの頃にひきかえ、最近はずいぶん上手になったね。】とか。 ところが、ここでは「以前」と「ひきかえ」と書かれています。とすると、後ろには「以前」の正反対の言葉、「以後」などが来なくてはならなくなります。 以前を使うのであれば、「以前の下手さにひきかえ」とか、「以前どうにもならなかったのにひきかえ」などであれば、後半の「上手になったよね」が続いてもおかしくはありませんね。 したがって、「以前」と「上手」はひきかえられないから、2はダメなのです。 これと似たような表現で、 「以前と比べて上手になった」とか、 「以前のことを考えれば、ずいぶん上手になった」 「以前のことを思えば、信じられないくらい上手になった」 「以前の君では考えられないほど上手になった」 「以前の君を知っている人が聞いたら驚くほど上手になったね」 などの言い方があります。 3.次の結論は正しいと思われますか。 ・AにひきかえB~ ○だ・×なる ・AにもましてB~ ○だ・○なる 質問の意味を理解しかねています。 Aの部分が単なる状態を表す単語であれば、後半も「Bだ」でしょうが、Aの部分が「~になる」というフレーズであれば、「Bなる」も正解ではないのかと思います。 ・AにひきかえB~ ○だ・×なる→○なる・・?? ⇒兄が次第に不良になるのにひきかえ、弟のほうは優等生になる。(○) ⇒兄が不良であるのにひきかえ、弟は優等生になる(×)

awayuki_ch
質問者

お礼

 shigure136さん、こんばんは。再びありがとうございます。何度もしつこく質問して申し訳ありません。「残後」を調べるのに1分間もかかっていなかったので、お気になさらないでください。(2)がだめの理由は正反対の言葉が全部揃って、来なくてはならないのですね。大変参考になりました。  本当にありがとうございました。

awayuki_ch
質問者

補足

> 以前にひきかえ上手になったよね。 下手だったあの頃にひきかえ、最近はずいぶん上手になったね。  ということで、「下手だった⇔上手になった」には違和感がなかったと感じられましたね。 > ・AにひきかえB~ ○だ・×なる ・AにもましてB~ ○だ・○なる 質問の意味を理解しかねています。 Aの部分が単なる状態を表す単語であれば、後半も「Bだ」でしょうが、Aの部分が「~になる」というフレーズであれば、「Bなる」も正解ではないのかと思います。 ・AにひきかえB~ ○だ・×なる→○なる・・?? ⇒兄が次第に不良になるのにひきかえ、弟のほうは優等生になる。(○) ⇒兄が不良であるのにひきかえ、弟は優等生になる(×)  書き方が悪くて申し訳ありません。shigure136さんの考え方とはほとんど同じですが、「下手だった⇔上手になった」はだめだと思いました。「下手だった⇔上手だった」、「下手になった⇔上手になった」でないと、何か落ち着きません。「下手だった」は状態で、「上手になった」は変化による結果だと思ったので、両者のバランスがよくないと思いました。そうではなかったようですね。  手元に編集者が日本人と編集者が中国人の本が2冊あります。その中から要点を抜粋してみました。用例は全部自然だと思われますか。不自然な用例がありましたら、ぜひ教えてください。  日本人の編集者の本で次のような説明を見つけました。『にひきかえ=とは反対に、とは大きく変わって。「~に対して」は、前のことがらと後のことがらを、中間的な立場で冷静に対比させるが、「にひきかえ」は、前のことがらとは「正反対に」とか「大きく変わって」というように主観的な気持ちを込める時に使う』と書かれています。この説明に書かれている「大きく変わって」とは変化の「なる」のことなのでしょうか。でも、用例としては、全部結果を示す「だ」の形で、「なる」の用例は1つもありませんでした。 ・ひどい米不足だった去年にひきかえ、今年は豊作のようです。 ・節約家の父にひきかえ、母は本当に浪費家だ。 ・昔の若者がよく本を読んだのにひきかえ、今の若者は活字はどうも苦手のようだ。  それに対して、中国人の編集者の本の中で、変化の「なる」の例はありました。 ・落ち着きのない弟にひきかえ、お兄さんはいつも冷静でしっかりしている。 ・昨年にひきかえ、今年はたいへん不景気だ。 ・お姉さんは積極的なのにひきかえ、妹さんは消極的な性格だ。 ・去年にひきかえ、今年の夏はとても涼しい。 ・朝の青空にひきかえ、午後は大雨になった。 ・お父さんにひきかえ、息子は背が高い。  「にもまして」に関しては、日本人の編集者の説明は『=以上に。「~も~だが、それ以上に~だ」と言いたい時に使う』です。用例としては、全部結果を示す「だ」の形で、「なる」の用例は1つもありませんでした。 ・私自身の結婚問題にもまして気がかりなのは姉の離婚問題です。 ・ゴミ問題は何にもまして急を要する問題だ。 ・きのう友達が結婚するという手紙が来たが、それにもまして嬉しかったのは彼女の病気がすっかり治ったということだった。  それに対して、中国人の編集者の本に「なる」の用例は1つありました。 ・花子さんは以前にもまして、美しくなった。 ・「水害も怖いが、それにまして怖いのは地震だ。」 ・太郎はだれにもまして花子さんの健康を心配しています。 ・過去3年の実績にもまして、すばらしい飛躍を見せている。

  • hakobulu
  • ベストアンサー率46% (1655/3578)
回答No.15

#11です。ご返事ありがとうございました。 ◆ 「>AにひきかえB~ ○だ・×なる」とは一概に言えないような気がします。 たとえば、 A:「この時計修理に出して良かったね。」 B:「そうだね。以前にひきかえ正確になったよね。」 という会話は成立するように思うからです。 「正確になった」というのは感覚ではなく事実ですから、反対の概念(不正確)が【誰にとっても明白】です。 A:「あの店、最近すごく繁盛しだしたよね。」 B:「そうだね。以前にひきかえおいしくなったよね。」 なども可能だと思います。 「おいしくなった」というのは感覚ではないかと思われるかもしれませんが、 あるひとつの料理に対して多くの人が「おいしい」「おいしくない」ということを事実として評価することは容易でしょう。 これに対して、#11で述べた、 「以前にひきかえ成績が良くなった」 「以前にひきかえ(日本語が)上手になった」と【客観的に】特定することは案外難しいのではないか、と私は思います。 「現在とひきかえられるほど明確な成績の悪さ」 「現在とひきかえられるほど明確な日本語の下手さ」 というものが想定しにくいからでしょう。 「この時計は不正確だ」「あの時計は正確だ」 「あの店はまずい」「この店はおいしい」 などは、あるひとつの時計や店に対して殆んどの人の共通した評価が得やすいと言えるように思います。 これに対して、「60点」というのが良い成績なのか悪い成績なのかは、状況によって判断が左右される部分が非常に多く、大勢の人が同じ認識を共有することはなかなか困難なのではないか、ということです。 「日本語が上手に【なる】」という状況に関しても同様です。 ◆ 「以前にひきかえ成績が良くなったね。」に関して、 #15さんは要点を掴んで持論を展開されておられるわけですが、 基本的には「AにひきかえB」におけるA及びBは、どちらも対極の概念である必要があると思われます。 ≪単に比較しているだけではない≫はずです。 それが「にひきかえ」の意図する点で、差を際立たせることによってBを強調的に表現しているのであって「対極の概念」は必須だろうと思います。 『>そもそも「引き換え」と「反対」では全然ニュアンスが違いますし』ともおっしゃっていますが、それは当然のことであって「反対」という語彙は、 「引き換え」→「引いた後、【全てを全く違ったものに】換える」という意味に加えて、「違ったもの=正反対のもの」だということを伝えるための要点として使われているにすぎないからです。 ニュアンスが違うからといって「反対」という要素とは関係が無い、ということになるわけではありません。 「成績が悪かった」という認識は、基本的にはこのような【対極の(あるいは明確な)概念】としては成り立ちにくいためどうしても感覚的にならざるを得ず、結果として不自然になるのではないかと考えます。 A:ケンさん、日本語の特訓の成果が出たわね。 B:そうだね。以前にひきかえ上手になったよね。 という会話が不自然なのも、「上手になる」という概念、及び「上手になる」ことに【対立する概念としての】「下手だった状態」というものが、明確に想起しづらい感覚的なものだから、という気がします。 もうひとつ例を挙げてみますが、 A:この料理とてもおいしいね。花子さん、料理学校に行った成果が出たわね。 B:そうだね。以前にひきかえ上手になったよね。 という会話は自然に聞こえるはずです。 「以前はまずかった」「この料理はおいしい」というのはどちらも感覚(感想)には違いありませんが、【曖昧な感覚に基づいて】評価されているわけではなく、 「まずいという感覚があったという事実」「おいしいという感覚があるという事実」は明確に意識できるわけであって、この両者を対立させて捉えていることになるからでしょう。 #15さんは、 >「下手な日本語が特訓することで反対に上手になった」という評価って感じだとおかしくない、 ともおっしゃっておられますが、この会話のシチュエーションにおいては「反対に上手になる」という解釈はやはり無理を感じます。 A:ケンさん、日本語の特訓の成果が出たわね。 B:そうだね。以前にひきかえ上手な日本語だよね。 の場合は「下手な日本語」と「上手な日本語」の対立でイメージしやすいですが、 A:ケンさん、日本語の特訓の成果が出たわね。 B:そうだね。以前にひきかえ上手になったよね。 の場合は「なる」という言葉によって、 「日本語が下手な状態」と「日本語が上手な状態」という、対立する認識としてイメージしづらいものを比較しているので不自然、すなわち「にひきかえ」という表現は不適当ということになるように思われます。 以前とのギャップを表現したければ、 『以前と違って上手になったよね。』(a) 『以前とは比較にならないぐらい上手になったよね。』(b) などという表現が妥当でしょう。 (bは、「以前にもまして上手になったよね」よりも上手になった程度が大きいという意味になり得ると思います。) 結論として、 『「~にひきかえ」という表現は、対立の概念が感覚的にしか捉えられない事柄に関しては不適当』 ということが言えるように思われます。 何を「感覚的」と見なすかということになるわけで、これが見解の相違を生む原因ではないかと考えますが、対立する事柄自体が感覚であっても差し支えはありません。 「以前にひきかえとても気分が良い」という表現は当然、成立するだろうということです。 明確な対立条件が提示できればこの表現は使えるし、そうでなければ不自然になるということだと思います。 ◆ 「>AにもましてB~ ○だ・○なる」は、私もそう思います。 「さらに~」という意味ですが、Bという要素は一貫して存在し続けています。 「さらにBだ」の場合は結果に注目していることになり、 「さらにBになる」は経過重視でしょう。 「以前にもまして上手だよね」 「以前にもまして上手になったよね」 どちらでも自然です。

awayuki_ch
質問者

お礼

 ご回答ありがとうございました。「になった」でも事実である可能性があると気づきました。「AにひきかえBは~なった」という構造の中では、「名詞+になった」の場合は、ほとんど問題なく、事実であるように感じます。それに対して、「名詞+になった」ではなく、「形容詞(「おいしい」など)・形容動詞(「上手」など)+なった」の場合、ネイティブの方の間で意見の相違があるような気がします。

awayuki_ch
質問者

補足

 hakobuluさん、度々ありがとうございます。「になった」でも事実である可能性があるのですね。勉強になりました。とても厳しいルールがあるようで、やはり厳密な対極の概念を求めないと、という感じですね。まだよく理解できていないので、確認していただきたいのですが、hakobuluさんの結論は次のようになるのでしょうか。 1.対極の概念の事実は「AにひきかえBは~」に使える。 2.対極の概念の評価は「AにひきかえBは~」に使える。 3.対極の概念の事実に対して、「AにひきかえBは~」の「~」というところに評価の言葉を入れるなら、自然である。対極の概念の事実と判断されにくい場合、「~」というところに評価の言葉を入れるなら、不自然である。  1と2は納得できます。3についてですが、対極の概念の事実の判断は、何か難しいような気がします。 >『「~にひきかえ」という表現は、対立の概念が感覚的にしか捉えられない事柄に関しては不適当』ということが言えるように思われます。  「感覚的にしか捉えられない事柄」であるかどうか、何かその判断は難しいような気がします。 >何を「感覚的」と見なすかということになるわけで、これが見解の相違を生む原因ではないかと考えますが、対立する事柄自体が感覚であっても差し支えはありません。  『何を「感覚的」と見なすかということになる』はどういう意味でしょうか。これが見解の相違を生む原因とおっしゃったので、とても知りたいです。今回の質問は、ネイティブの方の間でも意見は多少違いますね。なぜそんな違いが生じるのか、どの辺で人それぞれの感じ方が違うのか、とても知りたいです。ご存知であれば、ぜひ教えてください。  手元に編集者が日本人と編集者が中国人の本が2冊あります。その中から要点を抜粋してみました。用例は全部自然だと思われますか。不自然な用例がありましたら、ぜひ教えてください。  日本人の編集者の本で次のような説明を見つけました。『にひきかえ=とは反対に、とは大きく変わって。「~に対して」は、前のことがらと後のことがらを、中間的な立場で冷静に対比させるが、「にひきかえ」は、前のことがらとは「正反対に」とか「大きく変わって」というように主観的な気持ちを込める時に使う』と書かれています。この説明に書かれている「大きく変わって」とは変化の「なる」のことなのでしょうか。でも、用例としては、全部結果を示す「だ」の形で、「なる」の用例は1つもありませんでした。 ・ひどい米不足だった去年にひきかえ、今年は豊作のようです。 ・節約家の父にひきかえ、母は本当に浪費家だ。 ・昔の若者がよく本を読んだのにひきかえ、今の若者は活字はどうも苦手のようだ。  それに対して、中国人の編集者の本の中で、変化の「なる」の例はありました。 ・落ち着きのない弟にひきかえ、お兄さんはいつも冷静でしっかりしている。 ・昨年にひきかえ、今年はたいへん不景気だ。 ・お姉さんは積極的なのにひきかえ、妹さんは消極的な性格だ。 ・去年にひきかえ、今年の夏はとても涼しい。 ・朝の青空にひきかえ、午後は大雨になった。 ・お父さんにひきかえ、息子は背が高い。  「にもまして」に関しては、日本人の編集者の説明は『=以上に。「~も~だが、それ以上に~だ」と言いたい時に使う』です。用例としては、全部結果を示す「だ」の形で、「なる」の用例は1つもありませんでした。 ・私自身の結婚問題にもまして気がかりなのは姉の離婚問題です。 ・ゴミ問題は何にもまして急を要する問題だ。 ・きのう友達が結婚するという手紙が来たが、それにもまして嬉しかったのは彼女の病気がすっかり治ったということだった。  それに対して、中国人の編集者の本に「なる」の用例は1つありました。 ・花子さんは以前にもまして、美しくなった。 ・「水害も怖いが、それにまして怖いのは地震だ。」 ・太郎はだれにもまして花子さんの健康を心配しています。 ・過去3年の実績にもまして、すばらしい飛躍を見せている。

  • fuyumerei
  • ベストアンサー率22% (28/123)
回答No.14

>同じ性質(結果)のものを天秤の両側に載せて測ります。Aは結果(だ)なので、Bも結果(だ)ではないと。 「引き換え」が「交換」なだけに、「下手である」という『確定していた事実』と、「上手になった」という『変化』は、比較できないということですね。それが「なる」がついてちゃいけない理由だ、と。 (2)がダメな理由としては、私は今のところそれしか考えられないです。仮に(2)が本当に不可であるならば、こういう理由だろうなって思います。よく整理してくださいました♪ No.11さんのおっしゃりたいことも、こういうことかもしれません。 私見では、「以前にひきかえ上手だ」「以前にひきかえ上手になった」はそれぞれ固有のニュアンスがあって、前者に統一すべしってのはちょっと考えにくいような気がします。ですが、先の回答でも書いた通り、これについては100%の自信はないんです。 No.11 >「下手」が反対の「上手」に変わるとういうのは、漠然とした感覚にすぎないからです。 感覚はいけないなんてことはないはず。「しっかり者の姉にひきかえ、弟のほうはどこか頼りない。」も漠然とした感覚です。「日本語を90%以上マスターしているのが上手。50%以下は下手。」などという具体的な基準なんて不要だと考えることができます。 したがって、 >100点満点のテストでいつも20~30点しか取れなかった人が、ある時60点を取ったとします。 このような場合、友人などが、 「以前にひきかえ成績が良くなったね。」と言ったとしたら違和感を覚えるのではないでしょうか。 というのに、私は違和感ありません。 違和感のない「感覚」を説明するのも、なんか変な話ですが、 20~30点から60点になったことを「成績が悪い状況から、反対に良くなった」と考えても何もおかしくはないだろうと。その友人がそう思ったのならそれでいい、そしてそう思う人は多いだろう。こういう風に思います。 「AにひきかえB」の解釈である「Aと比べて、反対にB」の「反対」ってそんな厳密じゃないって私は考えているということなんだと思います。そこがNo.11さんとの違いだろうと思うのです。 そもそも「引き換え」と「反対」では全然ニュアンスが違いますし、説明の便宜上、「引き換え」→「反対」としているだけの話ですから。 >「下手な日本語が反対に上手になる」のではなく、「下手な日本語が少しずつ進化していき、ある時点で上手という評価を得られるようになる」と考えるのが妥当なのでしょう。 「下手な日本語が特訓することで反対に上手になった」という評価って感じだとおかしくないと私は思っちゃうんです。 No.12 >「以前の学力のレベルにもまして」とうことですから、その学力のレベルが最低のレベルであっても、最高のレベルであっても、ここでは問題にはならないのです。 本当にそう思っておられるのでしょうか。 A:ケンさん、日本語の特訓の成果が出たわね。 B:そうだね。以前にもまして上手になったよね。 これは、「以前も上手だった」という解釈以外できないでしょう。以前が最低レベルの場合、「以前にもまして上手になった」なんて絶対言いませんよ。どうも字面だけ捉えたようなきらいがあるように思えます。 ・いつにもまして、きれいだ。(「いつもはきれいじゃない」なんてありえなくて、「いつもきれいだけど」が前提) ・姉にもまして、妹はたくましい。(「姉もたくましいけれど」が前提) ・例年にもまして、暑い。(「例年も暑いが」が前提) 「Aにも増して、B」は、たぶん「Aに比べて、よりB」と置き換えられるんじゃないかと思います。 「いつもに比べて、よりきれいだ。」「姉に比べて、妹はよりたくましい。」「例年に比べて、より暑い。」 大切なことは「より」のニュアンスが加わることだと思います。 http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%82%88%E3%82%8A&dtype=0&stype=0&dname=0na&pagenum=1&index=19061000 >(ウ)「以前にもまして」とか「以前にひきかえ」などと書く場合、「以前」の状態を書かなければならないという事はありません。 このような場合の「以前」とは、「以前の状態」ということであって、その状態がどのような状態であったかは書く必要は無いのです。 書く必要はないのに、(1)も(2)もそれを書いています。(1)も。 あくまで判断するのは淡雪さんですが、間違ったことを前提に判断してほしくはありませんので、自分の意見を書きました。 淡雪さんのおっしゃるように、「引き換え」が「交換」なだけに、「下手である」という『確定していた事実』と、「上手になる」という『変化』は、比較できないというのが唯一もっともらしい理由だろうと思います。僕は(2)でもいいじゃん、って思うんですが(*^_^*) 頭がオーバーヒートしそうです(T_T)/ 出題者、もっと丁寧に解説しろよ!って感じです。笑

awayuki_ch
質問者

お礼

 風夢麗さんの意見をいっぱい書いていただいてとても嬉しいです。大変参考になりました。理解しやすいと思いました。アイスクリームなどの冷たいものを届けることが出来ればお届けしたいのですが、また熱いものをいっぱい投げ込んでしまい、ごめんなさい。m(_ _)m

awayuki_ch
質問者

補足

>「引き換え」が「交換」なだけに、「下手である」という『確定していた事実』と、「上手になった」という『変化』は、比較できないということですね。それが「なる」がついてちゃいけない理由だ、と。  上の説明は理解しやすいですね。それから、「以前にひきかえ上手だ」、「以前にひきかえ上手になった」はそれぞれ固有のニュアンスがあるというご意見を参考にさせていただきます。心がけておいて、読書するうちに、確認してみたいです。  日本人の編集者の本で次のような説明を見つけました。『にひきかえ=とは反対に、とは大きく変わって。「~に対して」は、前のことがらと後のことがらを、中間的な立場で冷静に対比させるが、「にひきかえ」は、前のことがらとは「正反対に」とか「大きく変わって」というように主観的な気持ちを込める時に使う』と書かれています。この説明に書かれている「大きく変わって」とは変化の「なる」のことなのでしょうか。でも、用例としては、全部結果を示す「だ」の形で、「なる」の用例は1つもありませんでした。 ・ひどい米不足だった去年にひきかえ、今年は豊作のようです。 ・節約家の父にひきかえ、母は本当に浪費家だ。 ・昔の若者がよく本を読んだのにひきかえ、今の若者は活字はどうも苦手のようだ。  それに対して、中国人の編集者の本の中で、変化の「なる」の例はありました。中国人の編集者の本の用例は全部自然だと思われますか。 ・落ち着きのない弟にひきかえ、お兄さんはいつも冷静でしっかりしている。 ・昨年にひきかえ、今年はたいへん不景気だ。 ・お姉さんは積極的なのにひきかえ、妹さんは消極的な性格だ。 ・去年にひきかえ、今年の夏はとても涼しい。 ・朝の青空にひきかえ、午後は大雨になった。 ・お父さんにひきかえ、息子は背が高い。  「にもまして」に関しては、日本人の編集者の説明は『=以上に。「~も~だが、それ以上に~だ」と言いたい時に使う』です。用例としては、全部結果を示す「だ」の形で、「なる」の用例は1つもありませんでした。 ・私自身の結婚問題にもまして気がかりなのは姉の離婚問題です。 ・ゴミ問題は何にもまして急を要する問題だ。 ・きのう友達が結婚するという手紙が来たが、それにもまして嬉しかったのは彼女の病気がすっかり治ったということだった。  それに対して、中国人の編集者の本に「なる」の用例は1つありました。全部自然だと思われますか。 ・花子さんは以前にもまして、美しくなった。 ・「水害も怖いが、それにまして怖いのは地震だ。」 ・太郎はだれにもまして花子さんの健康を心配しています。 ・過去3年の実績にもまして、すばらしい飛躍を見せている。

  • kanpyou
  • ベストアンサー率25% (662/2590)
回答No.13

大方の答えは出ているかと思いますが。 「にもまして」「にひきかえ」「につけても」は、『比較』についての用法を問いたかったのだと思います。 「にもまして」「にひきかえ」は、純粋に『比較』に使われ、「につけても」は、『関連する事柄』として使われます。 『比較』については、「にも増して」は文字通り、増加(悪化)や上達など、同じものを源とする「状態の変化」を示し、 「にひきかえ」は、AとBのように1対1での、2つのものの「対比」(良/悪など)を表します。 「につけても」は、関連する事柄を、述べるときに使います。 例文 街はクリスマス一色に染まり、行き交う人たちは、暖かさを求めるように家路を急いでいる。それにつけても、寒空の下、待ち合わせの彼女はまだ来ない。 のように、街の様子と遅刻している彼女は直接の関係はありませんが、待っている彼の視点を介して関連していて、その彼の視点の変化を表しています。 感覚的に、街を行き交う女性を「彼女」と対比させているとも感じることがありますが、厳密には対比ではなく、記述者の視点と関連する事柄を表しています。

awayuki_ch
質問者

お礼

 度々ありがとうございます。出題者の目的を教えていただき非常に助かりました。全部『比較』とかかわるのですね。それぞれ、簡潔的に「状態の変化」、「対比」(良/悪など)、「関連する事柄を、述べる」とまとめていただきありがたく思います。「につけても」の例文もとても参考になりました。  心より厚くお礼申し上げます。

回答No.12

awayuki_ch さん、お礼ありがとうございます。 また、補足への回答が遅くなってしまい申し訳ありません。 1.【選んだ(2)がダメである理由】として次の三つを挙げていらっしゃいます。 ア.「特訓」は技術が優れる人のために、行った訓練のような気がする。 イ.「AにひきかえBは~だ」という構造の中で、「~」の部分は普通マイナス意味の文が来るような気がする。 ウ.「以前」の状態が書かれていないから。 ★残念ながら三つとも(2)がダメである理由としては正しくありません。 (ア)「特訓」とは、技術の優れている人を対象に行われるものと限られてはいません。 野球ででは絶好のチャンスに打つことが出来なかったり、最大のピンチにエラーをしてチームが負けてしまう要因を作ったりしたプレーヤーに、サッカーではここぞという所でゴールを決めることが出来なかったプレーヤーにと、ミスをした罰として「地獄の特訓」と証する「猛練習」が課せられることがあります。 ⇒このように、「特訓」は「もっともっと練習が必要である」「まだまだ練習が足りない」「うっかりミスを犯した」「ぼんやりミスを犯した」「チームのルールを守らなかった」など、様々な理由により、普段の練習の何倍もの量の練習時間、練習課題を課して行われるものです。 (イ)「AにひきかえBは~だ」の「~」にはマイナス 意味の文章が入るとは決まっていません。 ⇒兄貴は札付きの不良であるのにひきかえ、弟はいつもトップクラスの成績だ。 このように残後が正反対になるような状況を並べる文章に使われますが、「良い方」を前に、「悪い方」を後ろになどというルールはありません。 (ウ)「以前にもまして」とか「以前にひきかえ」などと書く場合、「以前」の状態を書かなければならないという事はありません。 このような場合の「以前」とは、「以前の状態」ということであって、その状態がどのような状態であったかは書く必要は無いのです。 ⇒「以前にもまして」というのは、「以前の学力のレベルにもまして」とうことですから、その学力のレベルが最低のレベルであっても、最高のレベルであっても、ここでは問題にはならないのです。そのレベルよりもさらに一段と上手くなったということですから、その人が「最低のレベル」だったのであれば、その「最低のレベル」よりも一段上がったということであり、また、その人が既に「最高のレベルに達している人」であれば、そこから更に一段上がったわけですから「名人の域に達した」ということにでもなるのでしょうか。 2.汚い言葉で申し訳ありません。「それにつけても」は「(あ)っていうかー」のような感じでしょうか。 ⇒「っていうかー」とは全く違うと思います。 ただ、この「っていうかー」は若者言葉であって、正しい日本語の仲間には入ってはいないと、私は考えています。 ⇒「それにつけても」を他の言葉で換えるとすれば、「何はともあれ」「何だかんだ言っても」「ま、とにかく」「それはそれとして」「今までのことは置いといて」「全く関係ないけれど」などがあるでしょうか? 「っていうかー」は、「と言うか」から来ているのではないかと思われますが、これは「換言すれば」「別の言葉で言えば」「もう少し判り易く言えば」などのニュアンスのある言葉です。 あまりお使いにならないほうが宜しいのでは???・ 3.「それにつけても」は「につけても」とは別々に考えたほうがよろしいでしょうか。 「それにつけても」は、上記のように特殊な意味合いを含んでいます。また、「につけても」は、「~につけても」という「~」が無いと始まらない言葉ですから、両者は別物と考えるほうが無難ですね。

awayuki_ch
質問者

お礼

 shigure136さん、こんばんは。お忙しい中、回答していただき誠にありがとうございました。ぜんぜん遅くありません。  前回の疑問は全部解けました。私の三つの理由は全部死刑ですね。一つ一つご丁寧に分析していただき心より感謝いたします。よくわかりました。それから、「札付き」はなかなか面白い表現ですね。早速覚えておきます。  「それにつけても」と「につけても」のご説明は理解しやすくとても助かりました。「っていうかー」は大学時代で日本人の留学生に教えていただいた若者言葉ですが、一度も使ったことがありません。「ところで」という意味もあるそうです。忘れるようにするので、怒らないでくださいm(_ _)m。  心より厚くお礼申し上げます。

awayuki_ch
質問者

補足

1.>このように残後が正反対になるような状況を並べる文章に使われますが、  「残後」は何と読みますか。辞書では見つけられませんでした。 2.>残念ながら三つとも(2)がダメである理由としては正しくありません。  よろしければ、(2)がだめの理由を教えていただけないでしょうか。 3.次の結論は正しいと思われますか。 ・AにひきかえB~ ○だ・×なる ・AにもましてB~ ○だ・○なる

  • hakobulu
  • ベストアンサー率46% (1655/3578)
回答No.11

#9です。ご返事ありがとうございました。 どうも自分の回答がしっくりこないので、考えていました。  「AにひきかえBは~」に関する#10さんのご指摘はごもっともで、 「>この構文は、「Bは~だ」という【結果を示すため】のものです。」という私の記述は、 適当な表現ではなかったと反省しています。 意図したところを再度補足させていただきたいと思います。 1、「Aにひきかえ」は、「Aとは反対に」という例をあえて挙げることで、結果として「Bが~であること」を意図的に強調する表現です。 「弟はどこか頼りない。」と言えば済むことを、 「しっかり者の姉にひきかえ、弟のほうはどこか頼りない。」 と表現するのは、 「しっかり者の姉と反対である」ということを提示した結果として「弟の頼りなさ」を強調しているのだろうと思います。 「結果」という言葉の使い方がまずかったかもしれません。 2、>「以前にひきかえて上手になるのは当然」ならば、「以前にもまして上手になる」のも当然です。 わざわざ言う必要性が無い、という理由で(2)がダメなら(1)だってダメでしょう。 :これも、全くご尤もなご指摘だと思います。 根拠の無い感覚だけで回答している素人の悲しさですね。 この内容は撤回させていただきます。 awayuki_chさんには、いい加減なことを述べてしまったことをお詫び申し上げると共に、 fuyumereiさんに心よりお礼申し上げます。 今後とも是非よろしくお願いいたします。 ◆ そこで、改めてこの件について考えてみました。 まず、 (1)は、ケンさんが特訓前でも、「ある程度は日本語が上手だった」ことを前提にしています。 (2)は、「特訓前は下手だった」ことを前提にした文です。 特訓前の状態を問うているわけではありませんから、この(特訓前の)シチュエーションは揺るがないはずです。 (1)は、「以前にもまして」で、 「以前より上手な程度が増える」ということを表わしています。 ところが、 (2)は、「以前にひきかえて」で、 「下手という状況」が、反対の状況である「上手」というものに変わった。 という意味になります。 このように解釈せざるを得ないところが不自然な理由かもしれません。 なぜなら、「下手」が反対の「上手」に変わるとういうのは、漠然とした感覚にすぎないからです。 他の例で説明してみます。 100点満点のテストでいつも20~30点しか取れなかった人が、ある時60点を取ったとします。 このような場合、友人などが、 「以前にひきかえ成績が良くなったね。」と言ったとしたら違和感を覚えるのではないでしょうか。 「以前とは反対に成績が良くなったね。」 と記述すると、さらにその不自然さが明白になるかもしれません。 つまり、「成績が良くなったかどうか」はあくまで感覚的なものにすぎないのではないかという気がします。 悪かった成績が反対に良くなるのではなく、 少しずつ悪いと言われない程度に進化した結果、ある時点で良い成績と評価されるようになっていく、という捉え方が妥当なのでしょう。 これと同様に、 「下手な日本語が反対に上手になる」のではなく、「下手な日本語が少しずつ進化していき、ある時点で上手という評価を得られるようになる」と考えるのが妥当なのでしょう。 「日本語を90%以上マスターしているのが上手。50%以下は下手。」などという基準がない限り、「反対に上手になる」という表現は不自然だと言えるように思われます。 つまり、 「以前にひきかえ上手になったよね。」という表現は、「日本語の上達」を、「日本語が下手な状況」と対義的に捉えているという点で、誤解に基づいた表現ということになるのかもしれません。 このように考えてくると、awayuki_chさんが補足で述べられている、 『>「~」という部分は変化を表す「なる」という表現はなかったのです。』という点が、非常に鋭いご指摘ではないかと思えてきます。 「日本語が下手な人」が「【反対に】上手になる」という捉え方は間違いだとしても、 「下手な日本語」の反対として「上手な日本語」というものは想定可能だからです。 今回は、awayuki_chさんに兜を脱ぎます。 A:ケンさん、日本語の特訓の成果が出たわね。 B:そうだね。以前にひきかえ上手な日本語だよね。 という会話であれば、全く問題はないように思われます。 異論がありましたらご指摘いただければ、私も勉強になりますのでよろしくお願いいたします。

awayuki_ch
質問者

お礼

 hakobuluさん、度々ありがとうございます。今回の「AにひきかえB」には十分納得できました。ご回答はもう一度考えさせていただくきっかけになったので、けっこう勉強になりました。頭の体操って楽しいです。ぜんぜんお気になさらないでください。兜ももう一度かぶってください(^-^)。  本当にありがとうございました。

awayuki_ch
質問者

補足

 結局次のような結論になるのでしょうか。 ・AにひきかえB~ ○だ・×なる ・AにもましてB~ ○だ・○なる  「AにもましてB」の後に「なる」と「だ」と両方来てもいい理由をお聞かせいただければ嬉しいです。私の考え方はNo.10さんの補足欄に書きましたが、何かまだすっきりしていないような気がします。

  • fuyumerei
  • ベストアンサー率22% (28/123)
回答No.10

>「以前にひきかえ上手だ」とは言うのですが、「以前にひきかえ上手になった」とは言わない 「ひきかえ」に「なる」をつけてはないらないルールなんてないと思います。また、「以前にひきかえ」に「なる」をつけちゃいけないという理由も、(1)の「以前にもまして」に「なる」をつけていることから考えて論理的にいってないでしょう。 「以前にひきかえ上手だ」「以前にひきかえ上手になった」はそれぞれ固有のニュアンスがあって、前者に統一すべしってのはちょっと考えにくいような気がします。100%の自信はありませんけど……。 No.9さんの >この構文は、「Bは~だ」という【結果を示すため】のものです。 ってのはちょっと考えられなくて、結果示すためではない「Bは~だ」なんて腐るほどあります。 「しっかり者の姉にひきかえ、弟のほうはどこか頼りない。」なんてのもその一例で、「Bは~だ」は「言いたいこと、主題」と考える方がすっきりします。淡雪さんご質問の文の「Bは~だ」に当たる部分は、たまたま主題が結果になっただけだと思います。 また、特訓することによって「以前にひきかえて上手になるのは当然」ならば、「以前にもまして上手になる」のも当然です。わざわざ言う必要性が無い、という理由で(2)がダメなら(1)だってダメでしょう。と、私は思います。 (2)は、ケンさんの日本語は「以前は上手とは言えなかった」という(1)では決して表せない意味を含みますね。一方(1)は「以前も上手だった」ってことを示しています。 ただ単に特訓をして「上手になった」という結果のみならず、以前のケンさんもどうだったのか、これを「以前にもまして」や「以前にひきかえ」は表しているわけです。(1)は以前のことを描いてよくって、(2)はダメってことはないでしょう。 問題集の解説は、どうなってましたか。何も書いていなかったんでしょうか。私も(2)を不可とするに耐えうる理由が知りたいです(ーー;)

awayuki_ch
質問者

お礼

 度々ありがとうございます。残念ながら、解説はありません。正解とスクリプトだけは載っています。スクリプトを読んでよくわからないので、ここで質問を立てさせていただいたのです。本当に曖昧な練習問題ですね。(><)

awayuki_ch
質問者

補足

 出題者の方の意図を理解したかったので、もう一度考えてみました。 ・AにひきかえB~ ・AにもましてB~  出題者の方はたぶん「にひきかえ」の後に結果を示す「だ」だけ来るのを認めるのに対して(変化を示す「なる」はだめ)、「にもまして」の後に結果(だ)と変化(なる)のどちらが来てもかまわない、という考え方でしょうか。少し納得できたような気もします。「にひきかえ」は天秤の支点のようなもので、同じ性質(結果)のものを天秤の両側に載せて測ります。Aは結果(だ)なので、Bも結果(だ)ではないと。それに対して、「にもまして」は累加だけなので、Aの上に、結果(だ)を増やしても、変化(なる)を増やしても、結果としては、「重くなった!」という目的に達することが出来たらよいような気がします。(2)という答えをどうしても否定したいので、こんな理屈っぽい考え方にたどりついてしまいまして……

  • hakobulu
  • ベストアンサー率46% (1655/3578)
回答No.9

#4です。ご返事ありがとうございました。 1、>ヒヤリング問題の私の答えは(2)でした。だめの理由 :「AにひきかえBは~だ」は、AとBが反対の要素を持っていることを意味する表現です。 必ずしも「~」がマイナスと限られているわけではありません。プラスであっても全く問題はありません。 「彼は以前にひきかえ、とても穏やかになったね。」と言えば、以前は乱暴な性格だったことを意味します。 ただ、「ケンさん、日本語の特訓の成果が出たわね。」という話しかけに対して、 「以前にひきかえ上手になったよね。」という応えは不自然だというだけの話です。 この構文は、「Bは~だ」という【結果を示すため】のものです。 この会話では「特訓」という言葉が使われています。 awayuki_chさんもご指摘なさっているように、【結果は既にわかっている】ことになります。 常識的に考えれば、必ず上手になるはずです。 つまり、特訓を受けて下手になる状況はあり得ないわけです。 以前にひきかえて(以前と反対に)上手になるのは当然ですから、 反対の結果になることが明白なことに関して、わざわざ「以前にひきかえ」と言う必要性が無い、ということです。 これが不自然な理由ではないかと思います。 「ケンさん、最近、日本語に自信を持っているみたいね。」 「そうだね。以前にひきかえ上手になったよね。」 という会話であれば全く問題はないでしょう。 2、「あの姿を見るにつけても、彼の没落ぶりは明らかだ。」 この文はどんな時に使うのでしょうか。 :噂などで彼の没落が囁かれていたが、実際のところはどうなのかはっきりとはわからなかった。 ある日、偶然、非常にみすぼらしい格好で歩いている彼の姿を見かけた。 そんなことがあった翌日、友人に会ってこのように言う。 などという状況が想定できます。 「何回も繰り返す」という要素が含まれているわけではありません。 【そういう方面からも判断できる】といったようなニュアンスとお考え下さい。 3、「それにつけても」の「につけても」は単独の「につけても」の使い方は違うような気がします。 :おっしゃるとおりです。 【それ】は、『あらゆる状況』を指します。 『どんな状況にでも関連して』ということで、結果的に「今まで話してきたことに特に関連があるわけではないが・・・」ということになり、「閑話休題」と同じような意味と考えることが可能だろうと思います。 >それにつけても、この部屋の寒いことといったら冷蔵庫みたいだ。 >それにつけても、彼女は努力家だと思う。 通常は、どちらの文も、前に何か他の文が必要です。 「閑話休題」という意味に近いので、直接的な関連性がなくてもOKです。 ただ、後者の場合は、「彼女」が誰であるかが了解されている(読者、または会話の相手に)必要がありますから、前の文は必然的に彼女に関連する内容になります。 また、基本的には、「それにつけても」の前には【ある程度長い会話、または文章】が必要になります。 「こんにちは。最近寒くなりましたね。 閑話休題。」 という文が不自然なのと同様です。 4、そちらの秋を確かに受け取りました。 なかなか趣のある秋で、中国の街頭光景が目に浮かぶようです。 街路樹の葉がきれいに彩られている様子も良く伝わってきました。 香ってくるのは金木犀でしょうか。遠くから香ってくるぐらいが丁度良いですが、あれは本当にいい匂いがしますね。 焼き芋は日本でもこの季節になると良く売りに来ます。 昔はリヤカーで来たものですが、最近では殆んど車ですね。 売り声だけは昔と同じで「や~きいも~」です。 「や~きたて~~~の~~・・・や~きいも~~~」などと言っていることもあります。 閑話休題。 狂歌のセンスはなかなかいいんじゃないでしょうか。 ただ、2、3首目は五七五にはなっていますが、文節が分断されているのでリズムが取れません。 ・秋空の 下湯気上げる 焼き芋や  ・五彩ころも 羽織れる秋の 街路樹や  などとすると納まりは良くなります。 前半の五七五がきれいなので、後半の七七を他のに変えて正式な短歌にしてみるのも良いかもしれません。 お時間のある時にでも挑戦してみてはいかがでしょう。 どうしても必要であれば、 上の五七五を五七六や五八五にしたり、下の七七を七八にしたり、「ひとつ」増えても大丈夫です。 【字余り】と呼ばれ、認められています。 【や】は切れ字といって、内容や意味を一旦区切ることで余韻を出す【句切れ】という技法に使われる語です。 http://comm.hum.ibaraki.ac.jp/ibunka/1999/30.htm 切れ字には他に「ぞ・かな・けり・ず・ぬ・らむ」などがあります。 ただ、あまり安易に使うと逆効果らしいです。 私は素人なので、つい使ってしまうのですが・・・。(^^;)

参考URL:
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A5%E5%88%87%E3%82%8C
awayuki_ch
質問者

お礼

 再びありがとうございます。答え(2)についてhakobuluさんの考え方はわかりました。意味の重複になるということなのですね。「あの姿を見るにつけても、彼の没落ぶりは明らかだ」のシチュエーションもよくわかりました。「それにつけても」の「今まで話してきたことに特に関連があるわけではないが・・・」という解釈はとても理解しやすいと思いました。  金木犀と言うのでしたね。本当にいい匂いです。吸い込んだ空気がおいしくて、もう吐きたくありません(^-^)。「や~きたて~~~の~~・・・や~きいも~~~」は私の耳に優しく聞こえます。なかなか響きがいい売り声ですね。こういうような最初の、一番素朴的なものが懐かしくてとても聞きたいこの頃でございます。初めて作った五七五に対して貴重な意見をいただいてとても嬉しいです。「字余り」と「区切れ」は参考になりました。いろいろなルール、文法があるようで、少しずつ勉強してみたいと思います。  本当にありがとうございました。

awayuki_ch
質問者

補足

 「AにひきかえBは~」に関する例文を拝見しているうちに、1つ気づいたことがあります。「~」という部分は変化を表す「なる」という表現はなかったのです。それで、たぶん「以前にひきかえ上手だ」とは言うのですが、「以前にひきかえ上手になった」とは言わないかと勝手に推測しています。でも、hakobuluさんが今回挙げてくださった例文には「とても穏やかになったね」がありましたね。やはり「なる」はBの後に来ても自然なのでしょうか。

  • fuyumerei
  • ベストアンサー率22% (28/123)
回答No.8

お蔭様で元気にしております。 淡雪さんのご質問は、回答するのは久しぶりですが、ちょくちょく拝見してますよ(*^_^*)  >『〔「特別訓練」の略〕特に能力を向上させようとする人に対して、短期間に平素の量や内容を超えて行う特別の訓練』だそうです。普通技術が優れる人のために、行った訓練 100点満点の英語のテストで、20点とっちゃった生徒に対して、 「お前もうちょっと頑張れよ! 今日から放課後に特訓しようか。」 と、先生が言っても少しもおかしくないんです。 こういう例は、挙げられた辞書の解釈にも反していないですよね。 >2.「AにひきかえBは~だ」という構造の中で、「~」の部分は普通マイナス意味の文が来るような気がします。 そういう風に使う場合が多いことは確かだと思います。断然。 それでも、「以前にひきかえ上手になったよね。」が変な日本語とは思えないんですよ。 「ひきかえ」は「引き換え」なんで、「AにひきかえBは~だ」自体にそれ以上の意味が在るとは思えないんですよね。 「頼りない兄にひきかえ、姉はしっかり者だ。」 …なんかしっくりこない気もするにはするんですが(笑)、間違ってるとは思いません。 「田舎にひきかえ、都会の人々はもっと豊かに過ごしている。」という表現をネットで拾ったんですけど、日本語学科に通う中国の方の文章でした。けれども私はおかしい日本語だとは思わないのです。 他にも、これらは日本人ですが、 「教師陣の英語力は、読解面では高かったのですが、発音や会話はとうてい実用的なレベルには達していませんでした。(略)これにひきかえ、生徒である富田源太郎の口語英語の力量は『英和商売用会話』が示すように、当時の日本人としては抜群のものでした。」 「彼女の夫が彼女に「今日は、何時に帰ってくるんだい?」と聞いたら、お姑さんが「帰りの時間を聞くぐらいだったら、仕事させるんじゃありません。帰りの時間を気にしながら仕事をするなんて、気の毒だ」と言った (略)  「仕事の入れすぎ!!」という子どもたちや夫からの非難の嵐(ちょっと大げさ)にさらされるわが身にひきかえ、彼女がすっごく羨ましかったんだと気がついた。 」 と、探せばあるんです。当然、おかしな日本語だと私は思いません。 「AにひきかえB」ってのは、AとBを比較することによって、Bを強調する表現だと思うんですね。主題のBを強調するためにAを餌にするんです。Bを貶めるようなニュアンスが出るのは結果論だと思うんですよね。 No.7さんの挙げられた辞書なんかの例もあります。辞書は現代日本人の感覚と乖離している場合もあるので、100%信用するのも危険かなとは思いますが。 >ほかの情報はありません。この2文しかありません。 それですと、選択肢(2)が不可の理由は私にはわかりません。 >一番一般的なパタンはA、Bは日本人で、ケンさんは外国人でしょうか。 AさんBさんが、日本人か外国人か、日本語が上手か下手か、この二文だけではわかりません。 あと、屋上屋を架すことになるかもしれませんが、私がケンさんを外国人だと思ったのは、日本人(≒ネイティブ)が日本語の特訓をして「上手になる」などという場面が普通考えられないからです。 関西人が、標準語を特訓して「標準語が上手になった」とか、そんなことは考えられますが、「日本語が上手になった」なんてことは言いませんよね。

awayuki_ch
質問者

お礼

 再びありがとうございます。お元気のようで何よりです(^-^)。  「特訓」は技術が下手な人にも使えるのですね。中国語の場合は、普通「補習」を使います。「にひきかえ」についてたくさんの例文を探していただき感謝いたします。日本の方には「日本語の特訓」はおかしいですよね。国語の特訓だったら、違和感がなくなるかもしれませんね。  本当にありがとうございました。

awayuki_ch
質問者

補足

 「AにひきかえBは~」に関するたくさんの例文を拝見しているうちに、1つ気づいたことがあります。「~」という部分は変化を表す「なる」という表現は見かけなかったのです。風夢麗さんに今回挙げていただいた例文もそうでした。たぶん「以前にひきかえ上手だ」とは言うのですが、「以前にひきかえ上手になった」とは言わないのでしょうか。

  • kanpyou
  • ベストアンサー率25% (662/2590)
回答No.7

ひきかえる http://dictionary.www.infoseek.co.jp/?spa=1&sc=1&se=on&lp=0&gr=ml&qt=%B0%FA%A4%AD%B4%B9%A4%A8%A4%EB&sm=1&sv=KO 2)(連用形の形で用いて)反対になる。あべこべになる。がらりと変わる 「去年に―・え、今年は大変好調だ」 つける http://dictionary.www.infoseek.co.jp/?spa=1&sc=1&se=on&lp=0&gr=ml&qt=%A4%C4%A4%B1%A4%EB&sm=1&sv=KO (10)「…につけ(て)」の形で用いる。 (2)(「…につけ」「…につけて(も)」の形で)それに伴って、関連して、の意を表す。 「それに―・けても思い出されるのは…」

awayuki_ch
質問者

お礼

 再びありがとうございます。釈義は参考になりました。  本当にありがとうございました。