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緊張性気胸について。
普通の気胸と緊張性気胸は違うものなのでしょうか? 詳しく教えて欲しいです。
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noname#22205
回答No.1
普通の気胸は胸膜腔に穴があいて空気が侵入しただけで、空気は出たり入ったりできる状態です。ですので呼吸するたびに苦しいですが、軽度なものであれば安静により自然治癒を待つことができる場合もあります。 ですが緊張性気胸は、早急に手術をして空気を排出しないと命に関わる可能性があります。 緊張性のほうも胸膜腔に穴が開いて空気が侵入したところまでは同じですが、あいた穴の部分が逆流防止弁のような形となってしまったものです。これにより胸膜腔にいったん入った空気は出てきませんし、一方では呼吸のたびに新たに空気が追加で侵入することになります。 つまり、緊張性気胸では胸膜腔が空気で膨れていく一方ですので、限られた胸郭内をどんどん占有していくようになるため、まずは患側の肺を圧迫し、次第に健側の肺側をも圧していきます。肺のすぐ傍にはもちろん心臓がありますし、心臓のそばには当然大動脈などもがあります・・・。 ですので、基本的には手術によりできるだけ早い排気が必要となってくるのです。 まあ、まさに教科書そのまんまの回答ですが、これ以上詳しくお知りになりたいのであれば、ネット検索や医学大辞典などでお調べいただいたほうが良いでしょう。
お礼
回答ありがとうございます。 とても参考になりました!!