• ベストアンサー

気胸と・・・

気胸と肺気腫の違いを教えてください。 肺気腫が病態生理で気胸は所見なんでしょうか・・・? あと肺気腫はCOPDの中に入ってますが、 気管支拡張症と肺気腫は重なる事はあっても違うものと思うんですけど、 実際はどういう風に「同じもの」として扱っているんでしょか? 質問自体が変なのかもしれませんけど、ちょっと混乱しているので できたらよろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • blackleon
  • ベストアンサー率57% (269/468)
回答No.4

後半部分のご質問は「気管支拡張症」を「慢性気管支炎」と読み替えればよろしいのでしょうか。 もしそうであれば、慢性気管支炎と肺気腫が異なる疾患でありながら、なぜCOPDという枠でくくって考えるのかという質問になりますが。 COPDというのは不可逆的な慢性の閉塞性障害(慢性の気流障害を伴うもので、可逆的である気管支喘息は一般的にCOPDには含みません。)を持っている疾患群のことで、肺気腫や慢性気管支炎がすべてこの範疇に入るわけではないのです。当然、ある疾患では、この二つの疾患が併存しているような状態もあります。ですから、同じものとして扱うというのは多少ニュアンスが違います。 実際、肺気腫と慢性気管支炎は異なる診断基準がありますし、症状、画像、肺機能所見などからCOPDとしか診断できないような症例も稀には経験するものです。

kotoriko
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 なるほど、すべてがCOPDの範疇にはいるわけでは ないんですね。 実際に勉強している時に 「肺気腫です」 って答えたら、 「今はそういう言い方はしないで、  COPDという範疇で治療を進めていく」 みたいなことをいわたので、 頭がハテナになってしまったのでした。 どうもありがとうございました。

その他の回答 (3)

  • blackleon
  • ベストアンサー率57% (269/468)
回答No.3

気胸は肺から空気が漏れて肺が縮んでいる状態で、肺の実質の病変の有無を問いません。 肺気腫は、肺の実質の病気で、気胸とは全然関係ありません(肺気腫に気胸が合併することはあります)。 肺気腫と気管支拡張症を「同じもの」として扱うことはありません。 気管支拡張症は、慢性の気道疾患で、肺気腫は肺の実質の病気ですから、主たる病変部位が異なります。 ただし、肺気腫に気管支拡張症を合併することはありますし、気管支拡張症の肺実質に気腫性変化を伴うことはあります。

noname#211914
noname#211914
回答No.2

以下の参考URLサイトは参考になりますでしょうか? 「気胸」 ◎http://www.city.naze.kagoshima.jp/HouseCall/encyc/123/141/7_0_0_0.html (肺気腫) ◎http://www.city.naze.kagoshima.jp/HouseCall/encyc/123/141/187_0_0_0.html (慢性呼吸不全) ◎http://www.city.naze.kagoshima.jp/HouseCall/encyc/123/141/9_0_0_0.html (気管支拡張症) ご参考まで。

参考URL:
http://www.city.naze.kagoshima.jp/HouseCall/encyc/123/141/176_0_0_0.html
  • -mizuki-
  • ベストアンサー率38% (212/555)
回答No.1

気胸とは、胸腔に空気あるいは気体が存在することによって、肺がふくらむことができなくなる状態です。 肺気腫とは、肺胞を構成している組織が破壊、消失するため、肺胞換気が障害され、二次的に肺の二酸化炭素拡散能と酸素分圧が低下をきたすものです。 肺胞壁が再構築されることはないので、これ以上悪化させないための治療法しかありません。 (喫煙禁止・呼吸訓練・栄養療法・運動療法など) ただ、肺気腫の患者の大半が慢性の気道の炎症性病変を持っており、それに伴う気流制限によって呼吸困難が増幅されるので、気管支拡張薬が処方されるようです。 COPDとは、慢性閉塞性肺疾患のことです。 定義としては、小気管支の永続的あるいは一時的狭窄を示す病気の総称で、努力呼気流が低下し、特に病因や他のより特異的病名がつけられないものをいいます。 教科書には、肺気腫・気管支喘息・慢性気管支炎・びまん性汎細気管支炎が代表的な疾患であると載っています。 気管支拡張症とは、気管支が不可逆的に拡張した病態のことです。 形態学的に規定された概念であって、いろいろな種類の雑多な疾患を含んだ症候群です。 とにかく気管支が拡張していれば、どのような疾患でも気管支拡張症ということができます。 気管支拡張症は、ほとんど呼吸生理学的検査では正常範囲になりますが、 中等度以上の症例において貯留した気道内分泌物と変形した気管支の圧迫によって、閉塞性障害を呈します。 時には、変形した気管支が肺の膨張を妨げるために拘束性障害が加わり、混合性換気障害となることがあります。 これも不可逆的病変なので、保存的にしか治療できません。 ただ、気道内の分泌物等を除去してやることを目的とする気道クリーニング(去痰薬・体位ドレナージ・気管支拡張薬)が行われます。 気管支拡張症に気管支拡張薬は矛盾と思われるかもしれませんが、 気管支を拡張させることで、痰の喀出が容易になることもあるし、拡張した部分の末梢が閉塞していることも多いので、試みる価値が十分にあるようです。 ちなみに拘束性障害とは、肺や胸郭が広がらない病態のことで、%肺活量が80%以下になるものを言います。 閉塞性障害とは、吸い込んだ空気をスムーズにはき出せないための換気障害です。1秒率が70%をしたまわるもののことです。

関連するQ&A