- ベストアンサー
ホクナリン(テープ)の副作用を教えてください。
妹が慢性の気管支炎で通院中です。 傍目にも可愛そうなくらい咳き込みます。 病院でよくもらってくるホクナリン(テープ剤)という薬があるのですが、 これを使う日に限って、おなかをくだします。 また、「だるくて力が入らない」と言います。 「普段より呼吸しづらい」とも言います。 主治医には「関係ないと思う」と言われたそうですが、『疑う余地なし』でしょうか。 また、気管支拡張剤とのことですので、妹の訴える「呼吸がしづらい」は持病のせい『だけ』なのでしょうか? 毎回毎回、テープ剤を使う日に限って具合を悪くするのですが・・・。 できましたら、ご専門家様かご経験者様のご回答をお願い致します。
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
ペーパー薬剤師の rei00 です。 医薬品添付文書(herb_garden さんのお示しのページの元になったものだと思います)を調べてみました。副作用として関連ありそうなものに次のものがあります。 循環器(0.1~5%未満)心悸亢進 循環器(0.1%未満)不整脈等 循環器(頻度不明)頻脈等 消化器(0.1%未満)下痢等 そして,使用に関する重要な基本的注意には『2. 用法・用量通り正しく使用しても効果が認められない場合(目安は1~2週間程度)は,本剤が適当でないと考えられるので,使用を中止すること。』とあります。 お書きの症状が副作用かどうかは判断しかねますが,ホクナリンテープ使用時に限って症状が出るのであれば「効果は認められていない」はずですので,使用を中止して他剤に変更すべきものと考えられます。薬の変更をお願いされてはいかがでしょうか。 以上は調剤に従事しないペーパー薬剤師の意見です。内容には間違いがありませんが,実際の医療現場では異なるかも解りませんので「一般人」の「自信なし」としておきます。
その他の回答 (4)
- yakoo
- ベストアンサー率28% (6/21)
この薬剤は、ベータ2刺激剤といって、ベータ2受容体に作用します。 受容体は、体の中にはさまざまな受容体があり、この受容体に生体内の物質がつくことで、日常の臓器の働きをコントロールをしたり、しています。 さて、ベータ2受容体は気管支筋などにあって、ここを薬によって刺激することで気管支が拡張して、呼吸が楽になるのです。しかし、ベータ1受容体と言われるものが心臓にも存在しているのです。実際にはベータ2受容体も心臓に存在するといわれている。 ベータ2だけに作用すれば、気管支は拡張するのだけれども実際には、ベータ1にも作用してしまうために、動悸、息切れなどが置きやすくなるのです。 それと、心臓の働きが亢進するためにだるさを感じたりします。心臓の働きが亢進すると言うことは、酸素の消費量も増えることになりますから・・・ それと、おなかを壊しやすいとの事ですが、これも、薬の作用上考えられます。 それから、副作用をパーセントで見ると大きな勘違いを引き起こす恐れがあります。仮に1%であっても1000人では、10人、10000では、100人、 10万人では1000人に副作用が出てきます。 仮に、0.1%であっても、10万人であれば、100人に副作用が出てきます。 この例だけから薬の副作用とは言い切れませんが、薬の作用から見れば十分に考えられることです。
お礼
主治医に「副作用ではないと思う」と言われてしまうと、妹も反論?できないようでして・・・。 一度別の病院へ行ってみるのも良いかもしれないですね。 ご回答ありがとうございました。
- yoisho
- ベストアンサー率64% (331/516)
発現頻度の低い副作用の評価は、非常に難しい面があります。 薬の副作用のデータは、市販前に行われる臨床試験(数百~千例程度の症例で行われます)と、市販後に行われる調査(通常数千~1万例以上)によるものです。 副作用の内、薬の作用機序から容易に予想できるものや、市販前の臨床試験で高頻度に出現したものは、明らかな副作用として認識できるのですが、出現頻度の低いものは、本当に薬と関係があるのかの判断が難しい場合があります。例えば1000例の0.1%は1例ですが、この程度の数の症例の場合、たまたま患者さんの体調が悪かったでけで、薬のせいではなかったといったこともあり得るわけです。 また、市販後の調査は例数は多いのですが、ほとんど病院の外来患者さんのデータであり、臨床試験のように厳密にコントロールされた上でのものではないため、患者さんがわざわざお医者さんに訴えるほどではない程度の軽い副作用は、見落とされることが多々あります。(実際,市販前のデータに比べ、副作用の発現頻度はかなり低く出てきます。) 結局、頻度の低い副作用は、長く使われている古典的な薬ならまだしも、ホクナリンテープのような比較的新しい薬ではよくわからないということです。 ホクナリンテープの成分は、ツロブテロールというβ2刺激薬(気管支の痙攣を抑え、拡張する作用があります。)ですが、副作用の可能性の一つの目安として(あくまで予想の範囲でしかありませんが)同種の飲み薬で同じような経験がありませんでしょうか? 具体的には、アトック、ベラチン、ベロテック、メプチン、スピロペント、エクシレール、ブロンコリン、ベネトリン、ブリカニール(この内のどれでも)といった飲み薬で同じような経験があれば、副作用の可能性が高いと思いますが、そうでなければ可能性は比較的低いと言えると思います。 「病は気から」という言葉がありますが、薬は信じて使うとより強く効き、不信感を持っていると副作用が強く出る傾向があります。 もし妹さんが、以前にホクナリンテープを使った際に体調を崩した経験があり、不信感を持ってしまっているとしたら、悪い影響が強く出てしまっていることも考慮する必要があると思います。(倦怠感や消化器症状は、精神的な面が比較的強く反映するものです。) また、この薬の明らかな副作用には、頻脈・動悸、場合によって血圧上昇や手指の震え(個人差が大きく、ほとんどでない人もいますが)があり、これらは十分不安感を増強する要因にもなると思います。 β2刺激薬は、気管支炎に第一選択として用いられる薬ですが、比較的作用時間が短いものです。 一方で、気管支炎は一般に朝方に症状が強く出る傾向があります。 ホクナリンテープは、貼付剤にすることで作用時間を長くして、夜に張っても朝まで効き目が持続するように工夫された製剤で、気管支炎に広く使われています。 主治医の先生は、副作用のデータ(可能性が低いとお考えなのでしょうか?)と薬の効果を天秤にかけて、できれば使いたいと考えておられるのではないでしょうか? 今後の治療方針として、薬の量を少なくして使ってみるのも一つの考え方としてあると思います。主たる副作用の「動悸」が軽くなれば不安感がなくなり、期待される効果の方がちゃんと出てくる可能性もあるかもしれません。 ホクナリンテープは小児にも使われるため、2分の1や4分の1量の製剤もあります。(はさみで半分に切って使うこともできます。) もちろん、rei00さんのおっしゃるように、他の薬に代えてもらうという選択もあるでしょう。 いずれにしても、私のような素人の言葉をあてにするより、今の状態をきちんと主治医の先生に説明して、十分に相談なさるのが一番だと思います。
お礼
相談はさせているのですが、「副作用ではないと思う」の一点張りなのだそうです。 困りましたね。 早く良くなるといいなと思います。 ご回答ありがとうございました。
- usagi40
- ベストアンサー率30% (16/53)
こんにちは。 気管支炎はつらいです、本当に。 ホクナリンですが、この薬は血液からの吸収が比較的 遅いのですが、心臓への負担が大きい薬です。 気管支拡張剤はもっと強く、私は一度、あまりの咳の苦しさ から、頻繁に使用し心臓がドクドクし、気分が悪くなり 嘔吐したことがありました。 妹さんの場合も>呼吸がしずらい・・・のは気管支炎の 典型だと思います。もしくはぜんそく様ではないでしょうか。 副作用は個人差があるので、医師に言って別の処方、例えば 吸入などにしてもらう方が良いかもしれません。 蛇足ですが、私はここ1年発作をおこしていないのですが、 理由の一つに、濡れマスクをして就寝していることが 考えられます。良かったら試してみてください。
お礼
濡れマスクが良いのですね・・・ 早速伝えておきます。 ご経験者様とのこと、ご回答に心強く思います。 usagi40様mpご自愛くださいね。 ご回答ありがとうございました。
- herb_garden
- ベストアンサー率47% (224/470)
すいません、専門家でも経験者でもないのですが、 私自身、ホクナリンテープを貼っています。 以下のサイトに詳しい薬剤の説明がありますが、 副作用の中に 過敏症、掻痒感、発疹等 循環器、心悸高進、顔面紅潮等、不整脈等 精神神経系、振戦、めまい、頭痛等、全身倦怠感、熱感、不眠等 消化器、嘔気・悪心、胃不快感、食欲不振等、下痢、嘔吐等 とあります。頻度は0.1%ですから、そう多くはないですが、少なくもないと思います。 おそらく、副作用が出ているのではないでしょうか。 疑う余地はあると思うのですが・・・
お礼
0.1%ですか。 でも、可能性がないわけではないですよね。 主治医とよく話しあうように伝えておきます。 ご解説ありがとうございました。
お礼
>『2. 用法・用量通り正しく使用しても効果が認められない場合(目安は1~2週間程度)は,本剤が適当でないと考えられるので,使用を中止すること。』 妹の場合、長期に渡って使用しています。 よって、「効果がない」または「適当でない」とは『主治医には』考えられていないのですかね? 主治医ともう一度話し合うよう、薦めてみます。 ご回答ありがとうございました。