- 締切済み
ブラックホールについて
ブラックホールは発見されてないのに何であるなんて 分かるんですか?
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
みんなの回答
- satoumasaru
- ベストアンサー率59% (325/545)
はじめまして。 そうですね、ブラックホールはおっしゃるとおり、光でみることはできません。とうぜん光と同じ仲間である電波もふくめて電磁波で観測することはできません。でもおかしいですよね、電磁波で観測もできないのがどうしてあるって言えるのか、どうもよくわからないですよね。私が以前掲示板で書いたことと重なりますが、書かせていただきます。 観測技術の進展、理論の進歩のなかで星の一生がかなりわかってきました。それによると大きな星は、最後には超新星として爆発してしまいます。ところがその際に星の核の部分が圧縮されます。そうすると、あとに非常にコンパクトなパルサーとよばれる中性子星ができます。ところがその芯の部分はおおきさに一定の限界があって、太陽の3倍ぐらいの質量ですと、星自体がさらにつぶれ、最後には表面からの脱出速度が光以上になってしまいます。そうなると光で観測することはできません。 しかし、多くの星は連星をつくっています。それらの中にはごく近くでまわっている星があります。その場合はその星の光のドップラー効果を利用すると、星が回転しているのがわかるのです。有名なはくちょう座X1とよばれる天体は、見える青色巨星ともうひとつの見えない星からできているのですが、青色巨星の動きから計算したら、みえない星の質量が少なく見積もっても太陽の6倍から8倍以上あることがわかりました。 しかも、それは、非常に強力なX線を放出しています。はくちょう座の中でもっともX線の強度が高いからはくちょう座X1というぐらいですからね。これは、青色巨星からガスがもうひとつの星に流れていっていき、そのガスが見えない星の周りにおちるとき回転し円盤状のガス流をつくり、非常に高温になっているためと考えられています。このX線が観測されているのです。 このように大きな星から相方の小さな星へガスが流れていくことは、ブラックホールでなくても中性子星でも白色矮星でも例はあるのですが、X線のパルスの様子が中性子星などとは全くことなること、それどころか更に強力なガンマ線まででていること、また、どう計算しても質量が太陽の6倍~8倍以上であり、この大きさでは計算上ブラックホールしかできないこと等から、このはくちょう座X1はまちがいなくブラックホールだといわれています。
発見されてないのではなく 見る事ができない という状況で ブラックホールとする条件を発動する宙域をそう呼んでいる。 中がどうなってるかの推測は多いけど、宙域自体は有るんだから有るんじゃないの?