No.2ですが再質問に回答します。
> ネットワークはLとCが入っているので12dB/octなのでしょうか。
クロス周波数から遠く離れた周波数での最終的な遮断峻度は-12dB/octに漸近します。しかし、これは2次のLinkwitz-Rileyなので、遮断周波数近傍では遮断特性がゆるやかになります。よく「-12dB/oct、-24dB/otcのネットワーク」といった表現を目にしますが、2次以上では遮断特性もさまざまなものが作れるため、必ずしも適切な表現とは言えません。
この場合は「2次のネットワーク」という表現が適切です。
> この場合に接続は逆相がよいといわれていますが、そのとおりですか。
いいえ、必ずしもその通りではありません。
もしも、クロス周波数近傍において低域側、高域側のスピーカーが共に限りなく線形に近く、クロスオーバー周波数が比較的低めであり、なおかつ高/低それぞれのアコースティックプレーンが一致した場合のみ、逆相が良いと断言できますが、そうでなければケースバイケースになります。
特に質問者様の場合は
1)メインスピーカーの高域をローパスしていないので、
トゥイーター逆相で合成特性が良好になるとは限らない。
2)クロス周波数が極めて高いため、1波長が非常に短くなり、良好な逆相合成が困難。
3)スターリングの高域はクロス周波数付近ですでに分割振動により位相が
奇怪に回っている可能性があり、逆相で振幅平坦になるとは断言できない。
以上の理由から、正相、逆相、それからトゥイーターの置き位置については極めてシビアな状況になります。普通は適切な位置に置いて合成特性を測定しながらネットワークを調整。さらに位置合わせで特性を良好に。といった手順をとる必要があります。測定環境が無いのですから、結論としては、
●正相/逆相どちらがよいか、また置き位置は、
聴感で違和感のないように試しながら調整する●
しか手段は無いと思います。
スターリング側の高域側もLPFでぶった切ってしまった方が良好な合成特性にできる可能性が高まりますが、いずれにしろ高い周波数領域なので測定環境が望ましく、測定なしでの合成はバクチに近い行為になります。
補足
回答ありがとうございます。固定式については、よくわかりました。トゥイーターは、MKがつかない一番初期のものです。振動板はアルミと思います。ネットワークはLとCが入っているので12dB/octなのでしょうか。この場合に接続は逆相がよいといわれていますが、そのとおりですか。