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木造住宅の構造強度について・と瑕疵責任
2階建ての在来木造を建築したのですが、2階の柱と梁・すじかいに数箇所すき間があり、施工会社が鉄板を埋め木代りにしてあります。 こんな場合、構造的に問題はないのでしょうか? すき間は3~4ミリ開いていたのですが、これは許容範囲でしょうか? もしも、地震などで家に不具合が起こった場合、施工会社は瑕疵責任を負うものでしょうか? アドバイスをよろしくおねがいします。
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木造は専門外なので、隙間が瑕疵になるかどうかわかりませんが、地震と瑕疵担保について回答します。 >もしも、地震などで家に不具合が起こった場合、施工会社は瑕疵責任を負うものでしょうか? #3さんがいわれるように平成12年以降の新築物件なら、品確法により構造上重要な部分については、売買契約の場合は売り主、請負契約の場合は施工業者に10年間は瑕疵担保責任があることが定められています。 なお、売買契約(建て売りなどの場合)では、施工業者はこの法律では責任を負わないことになっています。 つぎに、瑕疵担保とは何かということを説明しておきます。 瑕疵担保というのは引き渡し時点で存在した、隠れた欠陥について義務を負う保証責任です。 だから、地震のような災害による被害は地震によって問題が生じたのであって、引き渡し時点で存在した瑕疵ではないので原則瑕疵担保とはなりません。 また一般にも自然災害による被害は原則誰も責任を負わないことになっているので(責任があるのは自然ですが、自然に対して損害賠償をすることはできないので)、被害を受けた人自身が修理などの損害を被ることになります。 ただし、地震については建築基準法で最低の基準が定められています。その基準など(特に住宅性能証明を受けていればその内容)の性能を満たしていないために受けた被害については、売り主または施工業者が責任を負うことになります。 つまり、中小地震では建築基準法を満足していれば壊れないはずなので瑕疵担保となり、建築基準法を満たしていても被害を受けるような巨大地震では瑕疵担保責任を負わないことになります(詳細については以下に回答していますので、参照して下さい)。 http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=2402827 実際被害が出た場合は、地震の大きさと、構造上の瑕疵があったかどうかを判断して、瑕疵担保になるかどうかが決まります。 なお、瑕疵の存在証明責任は住民にありますので、不具合箇所は写真(デジカメは証拠能力が低いので、ネガつきの写真が望ましい)に取っておくとよいと思います。
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- ribon-boo
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すき間があるのは、2階の柱のうちの3分の1程で、他の部分はすき間無く組まれています。3分の1もの柱にすき間があるので、鉄板を埋めたといっても構造的に弱くはないのでしょうか?>>>> 一般的に、きちんと乾燥した材料を使えば、これほどのことには、なりません。木が乾燥して、締め直すことは、木造では、避けれらない作業ですが、竣工、1-2年後に行います。 ですから、1)材料見立て間違い。2)造作技術不足 3)設計監督能力不足、と、思われます。しかし、鉄板を挿して、家として、強度は、どうか?というのは、ある程度の強度は、保たれているのえしょうね。 なお、埋め木は、普通は、金属ではなく、木材でするものです。理由は、温度、湿度の膨張、収縮率が違いすぎて、なじまないからです。古来は、堅木や竹を使いましたが。鉄板は、こぐちからの水分錆びますし、木がもっとやせれば、無意味になります。くさび形の木は、締め付けることにより、状態を保てます。だから、昔のひとは、さびない小判を、鉄の変わりに使ったのですね。もったいなくても。。。。(金はやわらかく、なじみやすい、錆びない) 結論は、地震うんぬん以前として、施工レベルに、問題ありでしょうね。 見えないところなら、鉄ではなく、特殊継ぎ手で、木材で、納めるのが、普通でしょう。社寺建築は、みんなそういうやり方です。
- mata3414
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プレカット工場の技術を担当している者です。 実物が見れないため状況がつかめませんので、下記の追加質問に回答御願いできますか? 1.すき間は柱上があいているのか、柱下があいているのかどちらですか? 2.すき間は均一あいていますか? 3.埋めた鉄板はすき間の大部分を埋めるように入っていますか? (例えば幅1,2cmの鉄板が部分的に入っているだけなのか、柱のすき間全体を埋めるように入っているのかどちらですか?) 4.使用した構造材は、無垢材か集成材どちらですか? 2階の柱とのことですので、おそらく問題はないように感じますが、もう少し状況がわからないと判断できません。宜しく御願いします。 木やせで3~4mmのすきまというのもちょっと気になりますので、使用した材種も知りたいです。
- hittobe
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H12以降の新築住宅なら築後10年間は構造耐力上主要な部分に瑕疵が発生した場合、賠償が法律で義務付けられています。ただし、地震の場合には災害ですので微妙です。
- ribon-boo
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現場を見ないと、何とも言えませんが、一般的に、住宅など、3寸柱が中心ですと、ほぞを増やすと、断面欠損率が増えるので、金物補強が、多いですが、社寺建築など、5寸以上の柱ですと、ほぞ組み手やマス組など、また、火打ち、貫き、筋交いなど、いろいろな補強方法があります。柔構造でいくか、剛構造でいくかで違いますが、法隆寺の五重の塔なんかは、手で触ってもゆれるくらい、隙間がありますが、これは、柔構造の木造建築だからです。 柔構造の木造には、補強部材は、最近は、木造用ダンパー補強など、ゆれて地震力を逃がしますが、剛構造の場合は、金物で、しっかり止めます。剛構造は、設計耐力以内でしたら、持ちますが、それを超えると、壊れます。柔構造は、急には壊れず、破壊範囲が少ない場合が多いです。 昔、ほぞを大きく開けすぎて、小判をはさんで、調節したという、城や寺院を見たことが、ありますが、解体までに、200年は、大丈夫でしたが。。。(ただし、一般住宅の施工では、そこまで、持たないかもしれませんが)
補足
ご回答ありがとうございます。説明が分りにくかったようなので補足せさせていただきます。 構造の補強は金物で、全ての柱と梁すじかいは金物で留めてあるのですが、柱と梁が組み合う部分の木と木の間にすき間(木材がやせたためにすき間が出来たということなのです)が出来、そこに鉄板を挟んであります。 すき間があるのは、2階の柱のうちの3分の1程で、他の部分はすき間無く組まれています。3分の1もの柱にすき間があるので、鉄板を埋めたといっても構造的に弱くはないのでしょうか?
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昔は、組み木で組まれていましたが 最近は、多数の金物で組まれるみたいです。 長所/短所は それぞれにありますが 地震などには 金属系の方が良いようです。
お礼
ありがとうございました。 とても参考になりました。