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分離の法則

分離の法則の説明ですが、よくわかりません。 分離の法則・・・配偶子ができるときに、対立遺伝子はそれぞれ分離して別の配偶子に入る。 F1の体細胞       Rr           ↓減数分裂↓ F1の配偶子    R又はr  R又はr                         自家受精              ↓ F2の体細胞  RR:Rr:rr=1:2:1 (1)対立遺伝子ってなんですか?エンドウの例でいうと、「丸」と「しわ」に対応する遺伝子というのはなんとなくわかりますが、F1のRrの場合も対立遺伝子というのですか?またRRなども対立遺伝子ですか? (2)対立遺伝子はそれぞれ分離して別の配偶子に入る。の意味がわかりません。なぜR、rはそれぞれひとつしかないのに分離できるんですか? また、別の配偶子に入るとはどういうことですか?

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  • curtiss
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回答No.2

補足も兼ねて、失礼します。まず、遺伝子と減数分裂についての正確な認識ができているでしょうか。 (以下「DNA1本」とは2重螺旋構造をまとめて「1本」としています)    遺伝子とはその形質を決めるために存在する、DNA鎖上の一部分を指します。生物種ごとにDNAの本数が決まっていて、それが2nで表されることはご存知と思います。この「2」は両親から同じものを一つずつ、という意味です。そしてその2本は、「本来は」全く同じものだった、しかしそのDNA鎖の一部に変異が生じて前述の「遺伝子」と呼ばれる部分に影響がでた、これが対立遺伝子です。例えば我々は皆成長とともに髪が生えるのは共通ですが、色には生まれつきの違いがある、これは簡単に言えば「髪をつくる」遺伝子がまだ変異の影響を受けておらず、「髪の色素をつくる」遺伝子が影響を受けて対立遺伝子となっていることによります。    ここから減数分裂に入ります。もともと同じだったんですから、対立遺伝子はDNA2n本の「同じ」2本組のそれぞれに一つずつあり、減数分裂時、そのDNA鎖は複製されるとともに丁寧にコイル状に巻き取られ、染色体となります。この、「DNA鎖1本につき対立遺伝子は必ず1つ」が分離の法則にとって重要です。詳しい染色体の挙動などはお調べいただくとして、簡単にn=1で図にしてみます。 (複製前)【 } ] 】←}:父親からのDNA ]:母親からのDNA ⇒(複製後)【 }{ ][ 】←このとき }{・][ が各々Xこういう形になりますね。}{と][がそれぞれ相同染色体と呼ばれます。 ⇒(減数分裂)【 }{ 】【 ][ 】⇒【 } 】【 { 】【 ] 】【 [ 】 ということで1配偶子に対立遺伝子が1つ、分離の法則となるわけです。  分かりづらいと思います。すみません。 誤解のないよう付け足しますと、DNA1本の中には勿論数多の遺伝子が存在しています。「ある形質において」の対立遺伝子を1つ取り上げているということです。  遺伝は遺伝に関する知識だけではできない、難しい分野です。不明な点があればまた遠慮せず質問なさってください。

m-mlo
質問者

お礼

みなさん、回答ありがとうございました。個別にお礼申し上げずすみません。 対立遺伝子というのは、いろんな定義があるということですかね。丁寧なご説明、参考になりました。ありがとうございました。

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回答No.1

対立遺伝子にRとrという種類があるということですね。 エンドウマメを丸型にするかしわ型にするかに関係するある「遺伝子」があり、その「遺伝子のタイプ」(この場合Rとr)のそれぞれが対立遺伝子です。 たとえば、ABO式血液型遺伝子があって、遺伝子の異なるタイプA,B,Oを、それぞれ対立遺伝子といいます。 二倍体の生物は父方から一方、母方からもう一方の遺伝子を受け継いで、各遺伝子が対になっています。 減数分裂で、対をなす遺伝子が別れてひとつずつ配偶子に入ります。配偶子どうしが受精して二倍体の子になると、また各遺伝子が対になります。どの対立遺伝子とどの対立遺伝子が対になるかは、配偶子がどの対立遺伝子を持っていたかによります。 (2)はそういうことです。