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判例タイムズ社についての概要と役割
- 判例タイムズ社は裁判の判例を出版している出版社です。
- 判例タイムズ社の刊行物は法律の一部として扱われることがありますが、裁判官の結論に必ず従わなければならないわけではありません。
- 判例タイムズ社の刊行物を参考にすることで、実生活での問題解決に役立つ情報を得ることができます。
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「この会社様の発行されている出版物=法律」ではないですよ。法律と言っても全ての事柄に対して、全ての対応が事細かに書かれているわけではなく、例えば懲役だと最高何年、罰金だと幾らとぐらいまでしか書かれていないわけで、また法律によっては現実の情勢においついていない部分も多々あります。例えば著作権法だとインターネット上の諸問題が最初から考慮されていないとか。 そこで参考になるのが判例です。 で判例タイムズとはその名の通り、その法律が実際の事件にどう適用されてきたかの最新の判例が載っているというだけのものです。裁判官が過去の事件で述べた事例が載っているわけなので、もし全く同様の事例であれば、やはりほぼ同じことを述べることになるでしょう。例えて言うならば大学受験の過去問題集みたいなものです。 従って「判例タイムズ社様の刊行物=判例」という解釈で間違いありません。で交通事故でこれこれこういうケースだと、過失割合がこう判断されたという事例があれば、それとほぼ同様の事故ならやはりほぼ同じような結果が出るはずですから、保険屋さんはその事例を参考に過失割合を決めます。実際に裁判をしなくても、おそらく裁判をしてもこうなりますよということを教えてくれるわけです。 本当に裁判をしてみればひょっとしたら結果が変わることは有り得るかもしれませんが、よっぽどその参考事例と異なる点がない限り、あるいはその参考にした判例が出た時点との時代感覚が違うとか、その該当する法律に新たな解釈がされたとか修正があったとかいう事例がない限りは判例が覆ることはありません。まぁ日常的な調停裁判程度のことなら、そのアドバイス(おそらく裁判しても負けますよ的なことを言われたのでしょうか?)におとなしく従っておいても良いかとは思いますが、どうしても同意できないケースなのであれば、まずは弁護士に相談されましょう。調停員は別に貴方の味方でもないわけですから、貴方の有利になる判例があるかどうかを一々全判例を調べたりまではしていない可能性だってありますから。
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- popesyu
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>その事例ひとつひとつについて裁判が行われ、実際に判決がおりたものであるという整理 実際に見た訳ではないですが、その解釈で合っていると思います。判例集があるにも関わらず、おそらく弁護士などからはこれは勝てませんよとか言われながらも果敢に立ち向かった人たちの墓標です。 まぁ裁判所が思うこれとこれは同じ事例という評価と、実際に裁判を起こした人たちのいや俺の事故のケースはこれこれのこの辺がちょっと違うという意見の食い違いの結果と言いますでしょうか、何ともいえない悲しい話です。そういう先人たちの尊い犠牲をどう思うかは質問者さん次第ですので、いや俺のケースは違うと思われるのであれば、果敢に立ち向かってください。やっぱそういうもんだよなと諦めが先にこられるのでしたら素直にアドバイスに従いましょう。 こういう問題は理屈や理論ではなく感情で判断するものですからねぇ。またそれが人間というものですし。別に例え負けたとしても何か別に得るものはあるとは思います。
補足
大変参考になりました。ありがとうございます。
補足
ご回答ありがとうございます。先日交通事故の判例タイムズを実際に手にとって見てみました。すると200ぐらいの交通事故判例が乗っておりました。ご回答に・・『従って「判例タイムズ社様の刊行物=判例」という解釈で間違いありません。で交通事故でこれこれこういうケースだと、過失割合がこう判断されたという事例があれば、それとほぼ同様の事故ならやはりほぼ同じような結果が出るはずです』というコメントがありました。私が手に取った判例タイムズ記載の200ぐらいの判例は実際にその事例ひとつひとつについて裁判が行われ、実際に判決がおりたものであるという整理でよろしいのでしょうか?少しくどい質問かもしれませんが、よろしくお願い致します。