- ベストアンサー
抗癌剤の吐き気止めの薬について
昨年の12/10〔日〕10時から放送の「サンデー・プロジェクト」〔テレビ朝日〕で、抗癌剤に対する吐き気止めの薬を紹介していましたが、具体的な薬の名称を知りたいのですが。アメリカでは公認されているらしいです。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
制吐剤に閑しては、kawakawa教授が薬品名を紹介されていますので、少し専門的になりますが、以下の参考URLサイトは如何でしょうか? 「1990年代の神経伝達物質セロトニン」 ----------------------------------- セロトニン受容体3型拮抗剤であるオンダセトロン(ゾフラン)とグラニセトロン(キトリル)は癌治療の放射線や化学療法に伴う吐き気の治療薬として既に使われている。この副作用による吐き気や嘔吐は激しい。中央神経系への刺激は色々の段階で起こり得る。消化管の受容体刺激、前庭刺激、大脳皮質を含む期待刺激等。今までに沢山のantiernetic試薬が調べられている。その中には坑コリン剤、坑ヒスタミン剤、ベンゾジアゼピン、バルビツール酸塩、カンナビノイド、フェノチアジンのようなドーパミン拮抗剤、ブチロフェノン、ベンズアミド等です。最近の薬の中ではメトクロプラミドが最も標準品として使われている。理由は過剰のシスプラチンの投与による吐き気に有効だからである。最近まではメトクロプラミドがシスプラチンによって引き起こされた吐き気に最も有効と考えられていたが、頻繁な錐体外路効果の副作用もある。 セロトニン受容体3型は嘔吐の生理学で重要な役割をしていると考えられていた。この受容体は抹消では臓器に、中央では大脳皮質、大脳辺縁系に高濃度で分布し化学療法の副作用としてセロトニンに異常が現れ嘔吐反射として現れると解釈されている。化学療法の最中には粘膜エンテロクロマフィン細胞がセロトニンを放出する。セロトニン受容体3型を刺激して迷走神経輸出管を放出して吐き気を起す。オンダセトロンとグラニセトロンは両方共にメトクロプラミドよりセロトニン受容体3型にたいして親和性が強く一方メトクロプタミドはセロトニン受容体3型よりドーパミン受容体に50倍親和性が強い。グラニセトロンは4,000倍から40,000倍脳においてはセロトニン受容体3型に対して他の受容体より親和性が高い。他の受容体とは1型、2型、ドーパミンD2型、ヒスタミンH(1)型、オピオイド、ベンゾジアゼピン、アドレナリンアルファー1、アルファー2とベーターである。それゆえにこれらセロトニン受容体3型拮抗剤は他の吐き気予防薬にある副作用が無い。特にドーパミン拮抗剤による副作用である錐体外路を防止出来る。オンダセトロンは経口、注射両方で処方されるがグラニセトロンは今は注射だけです。 ------------------------------------ ご参考まで。
その他の回答 (1)
- kawakawa
- ベストアンサー率41% (1452/3497)
その番組は見ていませんが、日本でも抗がん剤の副作用である吐気に対して用いる薬剤に カイトリル があります。 これはグラニセトロン塩酸塩製剤で、多くの病院で用いられています。 以上kawakawaでした
お礼
早々にお答えをいただき、ありがとうございました。
お礼
どうもありがとうございました。参考にします。