• ベストアンサー

木目と強度について

木造躯体などの桁を加工する場合 強度やその後の木の変化等で、木目の方向 や上下等あるのでしょうか? 簡単に言えば木の芯側を建物の外側、内側にするとか 上、下どちらを優先するとかそういった意味です。 宜しくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • boohsuka
  • ベストアンサー率47% (33/70)
回答No.3

こんにちは。 樹木の断面は円形ですよね。中心(芯)に向うほど古い?部分ですよね。人間で言うと心身共安定した丈夫な大人の部分で何事にも程よく強度大、逆に外側に行くほどまだまだ若僧の部分で含水率が高く血の気が多いのです(強度小)。(板でたとえると木の外側が木表と言い、芯側を木裏と言います。) したがって材木が乾燥すると水分が減る為に外側の方がより多く収縮します。外側に向って反ります。また、<あて>と言って極端な斜面や日当りの偏った場所で採れた木は真っすぐ伸びたい為に変な力がかかって育つので製材した時や建ててから長い年月でねじれたりします。素直に育っていないのでヤンチャ者。<あて>は使わないのが原則です。材木の目の流れ等で判断します。 大壁の桁の場合、無垢材で芯持ちならば木目を見て曲がりそうな方向(凸)を上にします。建具等が桁の下にあるような時には開かなくなるのを防ぎます。重力は下向きですから反発するように。真壁でしたら前記のように上下の曲がりを考慮するとともに木目の美しさから木表を見える方にします。内部造作も一般的に木表を見える方にします。敷居は上、鴨居は下が木表になります。(変形と言うことも考慮して) 床等も基本的には木表を出します。(能舞台などは木裏を出す) 柱は素直に根の方を下にします。丸太の梁等は意匠的、納まり的に問題なければ根を北もしくは西、頭を南もしくは東(縁起かついで…) 今は殆どKD材を使いますから昔ほど神経使わない大工さんが増えましたし木を見せる建物が減りました。

keikinn
質問者

お礼

なるほど。 上に反るように細工するんですね。 大変参考になりました。 ありがとうございます。

その他の回答 (2)

  • xyz773
  • ベストアンサー率19% (26/135)
回答No.2

柱、土台、梁は芯持ち材を使います。 芯は非常に強いので、芯だけでもたすことが可能です。 最近は、みなくなりましたが、小屋組みの梁は、松の芯持ち丸太が一番良いです。 先ほど、梁には、芯持ち材を使うと書きましたが、材種として、米松をつかうことが多いです。 米松には芯がありません。ですから、必然的に、芯持ち材ではありません。 木は地面から空に向かって成長します。そのため、柱の使い方は、根元側を柱脚につかいます。 梁は、垂直に生えている材を横に使うため、基本的には柱のような使い方をしません。 木には、いろいろな木目があるので、この木目の特徴を考えてどちらを上にするか考えて使っています。 最近、集成材がおおくなりました。 一番の大きな理由は、芯持ち材は、1本に木から1本しかとれません。 また、柱になれるまで大きくなるためには、30年~50年はかかります。 そのため、材料がなくなってきたのが大きな原因です。 接着性能にかんしては、実績がなく、あくまでも実験室でのデータです。今後はどうなるのかわかりません。 地球環境のことを考えると、芯持ち材にこだわりすぎるのは、どうかと思います。 バランスが大事だと思います。

keikinn
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 >この木目の特徴を考えてどちらを上にするか考えて使っています ↑この特徴を知りたいです^^;

回答No.1

以下は無垢の梁・桁に限った話です。 強度を最優先とする梁・桁材なら、普通は芯持ち材(芯を中心に丸太1本から1本の角材を採る)を使います。 ですから、芯持ち材には上下(表裏)がありません。 但し、梁や桁を見せる”真壁造り”や”現し天井”などの場合、節や木肌の美しい面が見せられるように施工するため、そういう意味では材木1本毎に表裏があるとも云えます。 また梁・桁は柱と異なり、曲げ方向への剛性が求められるので”背割り”が施されません。 この為、築後数年が経過して乾燥が進むと、無垢の芯持ち材の宿命として、材の表面に ”干割れ”と呼ばれる亀裂が入ります(欠陥ではありません) 腕の良い大工は、この”干割れ”が起きる部分を予測して、材の向きを決めるようです。

keikinn
質問者

お礼

芯もちでも木目によって上下左右 方向は関係ないのですね。 ありがとうござした。

関連するQ&A