当方、日本語教師歴20年です。
国立大で非常勤をしています。
上級相手のフリートーキングレッスンを
ボランティアで・・・というと
日本語教育をきちんと学んだことはないのでしょうか。
小学校教育の経験は
人間の経験としてはムダではないでしょうけれど
教える内容は全く異質のことなので
経歴として役に立ちません。
まずは日本語教育能力検定を受検し合格してください。合格率は毎年なかなか低く難関です。
その合格のためには
独学や通信教育をふくめ様々な方法があります。
学校(夜間だけ/週末だけ/全日制いろいろ)も
たくさんあります。私はそうした養成学校でも
教えていますが、授業内容は多岐に渡り
学ぶのは容易なことではありません。
合格はさらに大変なことです。
合格したなら、どこかの日本語学校に雇ってもらい
経験を積んでいくことになりますが
これがまた大変です。
仕事が見つからなくて、やむなく非常勤をつないでいる人や
とりあえず海外へ出て経験をつむ人も
たくさんいますし、
ゼンゼン見つからなくて仕事自体を諦める人もいます。
「食っていけない仕事」と呼ばれる職種のひとつなのです。
状況は、考えておられるよりも相当に厳しいものだと
思い直してください。
大学の教壇に立つにはもちろん
修士か博士の資格が必須なのですが、
それでも質問者さまには
残念ながら絶望的にむずかしいと思います。
常勤は、若い頃からきちっと専攻し、
検定にも早期に合格し、
大学院卒業後に大学に残った生え抜きの方ばかり。
非常勤はもうすこし経歴にばらつきがありますが、
それでも新規採用は、ほとんど若い人限定です。
耳のよさ(異音のキャッチ)などが
必要とされる仕事なので
年齢を重ねると苦しいです。
私もちかごろ、
加齢のせいで自分の仕事にキレがない・・と感じます。
海外で働くのも
正しいお給料を得る形は狭き門です。
ボランティアならたくさんあります。
現在50才で、これから学び検定をとり、
その後に職探しをし・・・
というのは
かなり勇気・気力・体力のいることだと思います。
ずっとボランティアのままのほうが
実は楽しいし、張り合いがあるとおもいますけれど。
補足
創価大学の通信で420時間は、終了しました。老後の楽しみで、非常勤でよいので、日本語学校というより、大学か、海外の教育機関が希望です。収入は、そんなに期待はしていません。それより、条件とか、人間関係がいいほうがいいです。ボランチアより、プロとして、やりたいのですが。。。