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こども向けに美しい言葉で書かれた古典

表題の通りの本を探しております。 5歳の娘に、そろそろ絵本を卒業してやや難易度の高い本の読み聞かせをしていきたいと考えております。 私たち親世代の育つ頃は、たとえば平家物語ならば出だしの「祇園精舎の鐘の声」など有名な部分は原文を取り入れながらも、子ども向けに書き下した古典の本があったのですが、今はどこを探しても見つかりません。 また、ヤマトタケルを含んだ日本神話(子ども向き)も探しております。アマゾンで探しても子ども向けの日本神話は松谷みよ子の復刻版しかなく、これにはヤマトタケルが抜けています。(また、松谷みよ子の思想性にもやや難を感じているので躊躇しています。) やむなく、自分が読んだ昔の本などを実家で探しておりますが、さすがにかなり処分されてしまっており途方に暮れています。 現代の作家の書かれている子ども向けの本は、どうしても語感が崩れていて、子どもにこのような語感を身につけさせたくありません。 絵本などは古くからあるものをできるだけ探して購入してきましたが、これだけ児童書がたくさん出ていながら、日本語の乱れは絵本にまで波及しています。 講談社の絵本復刻版も購入はしたものの、一寸法師の身長を「三センチ」と書き直しているなど、現況では、日本語・日本文化への冒涜は甚だしい状態です。 新美南吉や浜田広介の本などを購入していますが、できればこれからは古典を、と思っております。 どなたかご存じでしたらご教示下さい。

質問者が選んだベストアンサー

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  • dulatour
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回答No.1

絵本ではありませんが、角川文庫から、あの「赤い鳥」の鈴木三重吉の「古事記物語」という書籍が出版されています。 やや、訳は古くさい感じですが、本当に「正しい日本語」です。

paste8
質問者

お礼

ありがとうございます。 調べてみたら、ハードカバーでも出ているようですね。 子どもが手に取りやすいように、こちらの方の購入を考えてみます。

その他の回答 (3)

noname#177238
noname#177238
回答No.4

すいません。下の本にはヤマトタケルの部分は入っていませんでした。

noname#177238
noname#177238
回答No.3

 これが良いですよ。図書館にも多分あります。絵も付いてて良いでよ。

参考URL:
http://www.excite.co.jp/book/product/ASIN_4594024726/
paste8
質問者

お礼

私も気にかかっている本でしたが、やはりヤマトタケルの部分はないのですね。残念です。

回答No.2

角川文庫のビギナーズ・クラシックスシリーズはいかがでしょうか? http://www.kadokawa.co.jp/bunko/bk_search.php?pcd=200105000079 かなり読みやすく現代語訳してありますが、無理に現代語訳したという感じでなく、比較的綺麗な日本語であったと思います。 余談ですが、私は小さい頃に青い鳥文庫(多少の日本語の乱れはあるかもしれませんが)を親に買ってもらって日本や海外の文学を読みふけり、中学の頃からは岩波文庫の古典や文学を読み漁った経験があります。 お子さんに良質な本と出合ってもらうためにもまずは比較的乱れの少ない子ども向けの文庫などを紹介してあげ、後々自主的に良質な本を読むようなきっかけ作りが今は大切ではないでしょうか。どれだけ美しい文体に出合っても、興味が続かなければ意味がありません。 残念ながら活字離れの影響で、次第次第にやさしく、分かりやすくといった風潮がある中で、本もただ分かりやすいだけで日本語の美しさを無視したものが多くなっているのは事実です。古典や文学に背を向け、新しいものばかりを追いかけるような今の風潮に私も非常に危惧の念を抱いております。これ以上日本語の美しさが失われることのないよう願ってやみません。

paste8
質問者

お礼

ありがとうございます。このシリーズの平家物語なら手始めによいようですね。とても参考になります。なにしろ、子ども向けの平家物語自体が探せない状態でしたので、嘆かわしい時代です。 テニオハの使い方一つとっても、一昔前の言葉はやわらかかった印象があります。それから自然な敬語。この二つが昨今の児童書籍の中で大きく失われた部分のように思います。 少しでも美しい日本語に触れさせようと努めるつもりです。

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