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文庫と単行本の違い
小説で文庫と単行本がありますが、どう違うんですか?内容とかはすべて同じなんでしょうか?
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出版社側から見ると、文庫を出すためにはそれなりの 刊行点数が必要です。単行本はわりと好きに出せますが、 文庫は専用の棚が必要なこともあり、「○○社文庫」と 銘打ったシリーズで出さなければなりません。 そのため、文庫は比較的大きな出版社しか出せません。 そういう出版社は、刊行点数を維持する意味でも、ある 程度「 数打ちゃ当たる 」方式でいろんな作家の作品を 出版します。そのなかで、さらなる売れ行きを望めそうな 作品や、小品をベストアルバムのように集めたものを、 文庫化して再出版するというわけです。 いっぽう、最初から文庫しか出さないという戦略も あります。中学生くらいを対象にした恋愛ものや青春 ものなどがそうですね。角川スニーカー文庫や集英社 コバルト文庫などがあります。この手の文庫は価格を 下げて、そのぶん数を売りたいわけです。文庫は単行 本よりコストが低いので、数万部程度の売れ行きが確 実に見込めるなら、単行本より割が良かったりします。 > 内容とかはすべて同じなんでしょうか? 他の方のお答えどおり、基本的に同じですが、加筆 修正されることはよくあります。京極夏彦氏は見開き ページで文章が完結するというスタイルを徹底するた めに、文庫化の際にはほぼ全文を書き換えています。
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- kyouzaiya-k
- ベストアンサー率66% (199/301)
単行本にはなかった解説が文庫化したときに付くことが多いようです。 ただ、高価な単行本を買ってくれた読者に申し訳ないという理由で、文庫化にあたり解説を拒む著述家の方もいらっしゃいます。ごく少数ですが。 人気作家の作品の中には、新聞掲載時、単行本、文庫と、三つのテキストが存在するものがあり、仕事で入試問題の出典を調べるときに、大変苦労した経験があります。
- mshr1962
- ベストアンサー率39% (7417/18945)
通常は、誤字・脱字の修正くらいなんですが、 作者によっては書き直したり加筆・カットする方もいますね。 長い作品ほどつじつまが合わなくなることもあるのでしょうがないのかも知れませんけど... 例:茅田砂胡「ディルフィニア戦記」最終巻で1ページほど加筆あり あと、後書きなんかは別の方にお願いすることも多いですし イラスト(挿絵)も別の方になるケースがあります。
- kinomako
- ベストアンサー率25% (57/227)
普通は単行本(ハードカバー)で出版して 売れ行きが良ければ後に文庫化、という感じですよね 最初から文庫で出す本もありますが 内容については、たいてい文庫本の最後に 「文庫化にあたって加筆修正しました」 などと書かれています ですから、ちょっとは違っているんでしょうね 本格的に読み比べた事はありませんが 良い本はなるべくハードカバーで出ているうちに買い求めたいものです 装丁が美しい本ならなおさらです (本好きの心理として…)
- 6dou_rinne
- ベストアンサー率25% (1361/5264)
内容はたいていは同じですが、場合によっては一部カットされたりする場合もあります。