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会社の目的って利潤の追求なんですか?
会社の目的って利潤の追求なんですか? これは方法であって目的ではないと思うのですが、どうですか? 日本の経済学ではこうでも、海外の方ではどう解釈されているのですか? そもそも、私も勘違いかなんかだったら指摘して下さい。
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資本主義のもとにあって、会社の目的とはといわれれば「利潤の追求」です。 資本主義の国ならばどこでもそうです。 社会主義の国では、こういうはずではありませんでしたが。最近の中国は怪しいです。 ところで、ドラッガーという有名なアメリカの経営学者がいます。もう、1970年頃には今のような、情報化社会がやてくると主唱していた人です。 そのドラッガーが最近ゆうには、「会社の目的は利潤の追求だけれども、もっと根本的に大事なことは、会社は存続することが目的である。」というのです。なるほど、会社は存続しなければ、仕入先、取引先、消費者に迷惑がかかります。そして、会社が存続することは、会社自身にとっても、取引先、消費者にとっても、利益になることです。もしかすると、あと十数年後には、ドラッガーの予言したように、存続することが会社の目的になるかもしれません。
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- hanshin
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みなさんのご意見を拝読しましたが、実に参考になる 内容ばかりで敬服しました。私も年数だけは長く会社勤めを していますが、会社が存続しなくては大変困ります。 私は「利潤の追求」は第1次的な企業の目的だと思います。 企業は「継続して存続し、且つ発展すること」が大切であり、 社会的な制度はそれを前提に作られているように思います。 これをゴーイング・コンサーンといいます。 では企業が永年に渡り存続する為に何が一番大切かと言うと、 それは利潤(単年度利益、内部留保など)だと思います。 利潤(利益)を計上できない会社は赤字決算となり、 これが毎期続くと倒産します。 では、なぜ企業は倒産するより存続する方が良いのでしょうか。 私は以下のように考えます。 1.企業の雇用が安定し増大すれば、社員の所得も安定・増大して 支出も安定・増加して国の経済も安定し、成長する 2.利益を計上した企業は、国、地方に納税するので、国、地方の 歳入が安定して社会基盤などへの投資も可能となり国が豊かになる 3.その結果、安定した歳入を前提としている社会的制度が安定して 国民に対して継続して行政サービスが継続される。 4.社会的な発明、発見が企業を通じて起こるのが日本の現状ですが、 それらが現在の日本社会への貢献度は非常に大きいと思います。 一方、法人としての企業は社会的には個人と同様に法を守ることが 当然の義務ですが、この点では、過去の公害禍や薬害禍、詐欺商法や マルチなど、法を逸脱する企業が数多くありました。 今後もこうした企業はなくならないと思います。これまでは このような「悪い」企業は、国が主に監視していたのですが、 最近は株式市場や債券市場などの金融市場がその役目をするように なってきました。また持ち合い株主のほかに純粋に投資を目的とした 株主からも厳しい目でチェックされるようにもなってきました。 このような社会的な変化は、資本主義の成長だと思います。 私たちの社会は「個人と法人」で成り立っており国を支える歳入の源泉は その個人と法人の「納税」で成り立っています。 個人としては、お給料が上がり、いい暮しをしたいという欲求も 当然ですが、所得が上がれば税金も上がり、それが社会的貢献に なっています。法人もこの点では同じだと思います。
お礼
体験談のようなところからのご意見ありがとうございます。私も似たような考えです。 健全な企業の発展はその活動地域の成長と安定に貢献する。それが企業の持つ役割の側面だと思っています。社会的制度はそのことを前提として作られているようです。
- Pre-chan
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大分遅くなってしまいましたが、まだ間に合うでしょうか? 会社の目的が、【存続】というご意見に賛成します。 青臭い議論と一蹴されてしまうかも知れませんが、企業は様々な社会の構成要素との関わりの上で成立しているという基本に則って考えれば、そうしたステークホルダーからの支持を得つづけることが必要となり、利潤の最大化のみが目的といってしまうと、こうした条件に矛盾するのではないでしょうか。 無論、企業の所有者であるところの【株主】の利益の確保は重要な要素ではありますが、同様に、利益の源泉である【顧客】から必要とされ続けること、そこで働く【社員】が働きつづけたいと思う環境を確保すること、企業活動を行う【社会】からも顧客同様に必要とされることも、利潤の追求と同等に考慮されるべき事項であると思います。 企業は単に利潤の集積機能だけを担っているのではなく、利益を社会に再分配する機能をも兼ね備えていると考えれば、むしろ利益の追求はその手段のひとつに過ぎず、その存続こそが目的と成り得るのではないかと思います。 長々と書き綴ってしまいすいません。
お礼
お礼が遅くなりました。 ずいぶんと長く考えてみましたが、会社の機能のひとつに利益を社会に再配分することがあるのを軽く見ていたようです。 会社の支持者たる「株主」「顧客」「従業員」に必要とされることが存続の理由であり、設立における高貴な目的とともに、重要視されなければならないことであるかと思います。会社の目的が存続にあるかどうかは別として、そのことが社会的に必要とされる企業の象徴であるようです。 利潤の最大化が目的といわれるのはおそらく何らかの単一的な視点から見た場合に限られるものであり、考えるには、会社でも、また、株主・顧客・従業員のいずれでもない第三者から見た場合の統計的な尺度ではないかと感じられます。 まだ、はっきりとしたものは見えていませんが、今はそんな風に考えています。
- dlagon
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「働く目的って、給料の追求なんですか?」と聞かれたらどう答えますか? まあ、たいてい給料も追求するでしょうが、「目的」は人それぞれだと思います。仕事が好きな人、世の中の役に立ちたい人、お客さんの喜ぶ顔が見たい人、など。会社も同様、そもそも会社を設立するのは、必ずしも利潤の追求が目的ではないはずです。すなわちご質問への回答は、「場合によりけり」となります。 しかしそれはそうとして、形式的・法律的には、利潤の追求が目的といっても良いと思います。経営者(ここでは株式会社に限ります)は株主に対し責任がありますが、通常の場合株主は株価の向上を願うので、経営者は株価の向上を目的として経営を行わなければなりません。さもなければ経営者の地位を追われてしまいます。もしあなたが利益の全額をユニセフに寄付したら、あなたにとっての目的は達成できても、株主から見れば背任行為であるので、あなたは、株主に訴えられたら裁判で負けてしまいます。 これは基本的には、日本・世界、どこでも共通です。 結局、株主が満足するのであれば利益ばっかり追求する必要もないのですが、普通はどんな高尚な目的があっても、利益が出なければ持続できないですからね。
お礼
高尚な目的があったときは、利益を出すことが持続の条件になるわけですか。なんとなくよくわかります。この辺に答えがありそうです。ありがとうございました。
- cse_ri
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おそらく学生さんの質問かと思いますが、少々議論が青臭いです。 ビジネスの現場はもっとシビアですよ。 >では、株式制度以前にも利潤の追求が目的であったなら、会社は利潤追求に >よって何らかの利点があるはずです。 利潤追求が目的であるとしたら、それがそのまま利点です。 その原点は「物欲」と「金儲け」 人間の物欲が組織化されたのが、会社の原点かと思います。 >しかも、株式化してもその利点は消滅しない。その辺に矛盾を感じるのです。 株式というのはですね、ビジネスをする元手を集めるための手段なんです。 そして株を買う方も、株で元手を集めて仕事をする方も利潤追求が目的で あった場合、会社の経営者は株で元手を集めて金儲けします。そして利益の 一部を配当という形で株主に還元します。 株主も会社の経営者もどちらも金儲けできて喜びます。何も矛盾がないでしょう。
お礼
物欲が原点ですか。では、物欲が続くことが会社の存続に影響を与えるわけですね。少し、ヒントになりました。ありがとうございます。
- legalmindcojp
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会社とは、営利を目的とする社団で、福祉を目的とするものは福祉法人、学校を目的とするものは学校法人、医療を目的とするものは医療法人と、そもそもの目的に従い形成されているものといえます。会社の目的には、狭義には、不動産業の経営、自動車の販売、などと細分化されていきますが、いずれにしても、直接的な目的は、資本を投下しそこから利潤を得て、配当金を出したり資本を増加させていくなりでなければならないと思います。 もともと、会社の発生は、19世紀だったか、イギリスだかどこだかで、商人が登場し、これが発展して出資する人と経営する人とが、それぞれの境遇に応じて別々な社会的役割を果たすことにより、資本が集まり、経営が成立するようなシステムとして展開してきたものと勉強しました。いわゆる資本と経営の分離というヤツです。 ところが、日本では高度成長期以降昭和40年代まで、その波にのった個人事業者らが節税のために「法人成り」というのに走り、会社という法人格が違った角度で表れるようになり、当時は税務署との間で随分紛争があったようです。 話がややそれてきましたのでこの辺でやめときます^^。
お礼
なんか違った視点からありがとうございます。
- ryon2
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一般的には会社の目的は利潤の追求だとおもいます。 そもそも会社は誰のものかというと、株主のものです。で、株主はなぜ会社の株を買うかというと、配当金や株の値上がりによる利益を得たいから株を買うのです。会社の持ち主が利潤を目的にしている以上、会社の目的は利潤と考えるのが妥当でしょう。 ただし、中には例外もあると思います。創業者がたくさんの株を持っていた場合、会社の目的は「創業者の夢の実現」となります。もちろん創業者の夢がお金持ちになることでしたら、会社の目的は利潤の追求ということになります。ソニーが創業した当時の目的は国の復興の役に立つことだったそうです。また、松下電器創業者の松下幸之助さんは、水道の蛇口から水が出るのと同じくらい当たり前に庶民が電化製品を使うことが出来るようにすることを夢見ていたそうです。 総合すると、会社の目的は会社の持ち主の意志を達成することと言えるでしょう。
お礼
創業者の夢の実現が目的というのは分かり易いです。 ただ、会社と株式の関係が疑問になります。会社の概念よりも株式の概念が後に出てきたはずなのに、株式が会社を支配している。もしこの関係が自然の成り行きでできたのなら会社にはそもそも利潤の追求という概念が占めていたことになります。 では、株式制度以前にも利潤の追求が目的であったなら、会社は利潤追求によって何らかの利点があるはずです。しかも、株式化してもその利点は消滅しない。その辺に矛盾を感じるのです。
- elthy
- ベストアンサー率24% (124/500)
方法は利潤の追求でなくて 各会社それぞれの「営業行動、生産活動、経営方針」だと思うんですが。 もし利潤の追求が方法なら、それを行うことによって どういう目的が達成されるのか?と考えるとどうも不自然さを感じます。 まさか社員のよりよい暮らしを得るため、なんて偽善者のような答えが 企業から出てくるとは到底思えませんし。 経済学というより自分内の常識に基づいた答えですみません。
お礼
少しヒントになりました。 ありがとうございます。 ただ、会社が存在することの意義がいまひとつよくわからないのです。
お礼
ドラッガーの言葉、結構いいヒントです。ありがとうございます。 もしご存知でしたら、ドラッガーについてもう少しよく教えて下さい。 こちらもこちらでいろいろ当たってみますけど。