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無人発電所の送電線事故検出保護継電器について。

大きな系統に接続している無人発電所において送電線事故を検知する保護継電器が働いて発電機停止となった場合、現場にいかず遠方から復帰をかけることがあると聞くのですが、その場合どのように発電所内外の事故の区別をしているのでしょう。 よく使われる送電線事故検出用保護継電器は「過電流継電器(51)」「地絡過電圧継電器(64)」「周波数継電器(95)」だと思います。 「周波数継電器」はあきらかな送電線故障だと判断できると思いますが、「過電流継電器(51)」「地絡過電圧継電器(64)」については発電所内部の事故の可能性もあるかと思うのですが、遠方から復帰をかけてもよいものなのでしょうか。

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  • piricara
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回答No.2

まず、同一発電所で事故検出をした場合、そのリレーが、どの回路を保護する目的で取付けられているのか、また、事故方向を検出できる場合、保護回路からどちらの方向で事故が起きたかがわかりますので、送電線、所内母線、発電機のどの位置で事故がおきているかがわかりますので、送電線が復旧したら、遠方操作で発電を再開することができます。 送電線事故の場合、自分の発電所よりも、相手側が先に事故検出し、自分は単独運転(系統から切り離されている状態)になります。この場合は、健全な送電線に切り替えて、発電を再開することができます。 発電機母線事故などの場合、多くの場合は、電気を利用している客先に迷惑をかけないように、発電機からとめてゆき、母線事故未検出になるまで、あらかじめ定められた順序で停電させていきます。 このように、遠方からでは復帰できない事故も多くあります。

noname#22681
質問者

お礼

ありがとうぞざいます。私の知る、とある発電所においてとりつけられている送電用過電流継電器の限時要素が働いた場合は送電線事故、瞬時要素が働い場合は母船事故と判断するものがあるそうなのです。これは考え方としてただしいのでしょうか。また、地絡過電圧継電器(64)が動作したときは無条件に送電線事故と判断しているのですが、母船事故の可能性はないのでしょうか?

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その他の回答 (1)

  • ytrewq
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回答No.1

電力会社の発電所の保護継電器は発電機制御盤、変圧器保護、送電線保護のように設備毎になっており、それぞれに過電流や地絡など、必要な継電器がついています。 また、遮断器も発電機、変圧器の1次側、2次側、送電線にあって、それぞれを切り離すことが出来るようになっています。 送電線の保護継電器は地絡や短絡の電流方向などによって送電線事故かそうでないか判別できたと思います。 送電線事故の場合、まず送電線の保護継電器が動作して、送電用の遮断器がトリップします。送電線が1本だけなら、発電した電気を送れなくなり、発電機は空回り状態となって、回転数が急上昇しますので、これを発電機制御盤のガバナが検知して、緊急遮断します。水力発電なら、ガイドベーンが閉じて発電機を停止させます。 送電線が複数あって送電が可能なら発電機がトリップすることはありません。 発電機がトリップしてからの復帰は、送電線→変圧器→発電機というように順番に行います。 ただ、送電線が再閉路で復旧した場合は、遠方から送電線の遮断機を投入する必要はないし、再閉路で復旧しない場合は、事故が継続している可能性もあるので、手動投入しても、また落ちるかも知れません。  

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