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不定詞の目的用法と主語の一致

科学論文を作成している者です。 目的用法の不定詞の(意味上の)主語は原則として文の主語と一致していなければならないのでしょうか? 例えば下のような文は間違いでしょうか? A signal was installed at the crossroad to avoid traffic accidents. しかしこのような英文はしばしば見られるように思います。 in order to doやso as to doも同様でしょうか? for doingで目的を表す場合はどうでしょうか?

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  • taked4700
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回答No.4

>原田豊太郎著「技術英語のキー構文・キーワード活用辞典」には、不定詞の目的用法について、主文の主語と「~するように」の主語が異なる場合はto不定詞を使うことはできず、その場合はso that節を用いる、と述べられていました。 >これはひとつの解釈ということでしょうか。 現実的に言って、不定詞の目的用法について、主文の主語と「~するように」の主語が異なる場合でも、to不定詞は、かなり使われています。特に、主文の主語が人以外の場合は、そういう形が多いと思います。 ですから、文脈から言って、はっきりその意味上の主語が分かればそれで良いのではないでしょうか。 逆から言うと、文脈からは意味上の主語が判断できない場合は、そういう構文を使うべきではないということだと思います。 たとえば、次のような文は意味があいまいです。 I asked him to meet her to make a call to Alice. to make の意味上の主語が誰だか不明です。これは、 I asked him to meet her so that she could make a call to Alice. とすれば、あいまいさはなくなります。

El-ahrairah
質問者

お礼

丁寧な回答をどうもありがとうございました。 大変参考になりました。

その他の回答 (3)

  • new3m3u
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回答No.3

S + V + 名詞 to do ~ こんな構造の文の場合、to do の意味上の主語は直前の名詞のこともあるし、文の主語と一致することもある。 ただし、直前の名詞に to do がつながる場合は、目的用法の不定詞(副詞)ではなく、形容詞用法と考えるのが普通。

El-ahrairah
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 ただ、質問の意図は、副詞用法と形容詞用法の区別ではなく、副詞用法の際に不定詞の意味上の主語が文の主語と一致している必要があるかということです。

  • taked4700
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回答No.2

wind-sky-windさんが、No.1でお答えになっているとおり、名詞用法の不定詞や動名詞の意味上の主語が、文章の主語と一致する必要はありません。 これらは、一応名詞として確立されているので、his speaking などのように主語が明示されない限り、一般の人とか、話者を含めた自分たちやあなたたちを意味上の主語としてとるからです。 つまり、もともと、名詞なのです。元々名詞ですから、その主語は、文脈依存と言うよりも、一般の人であるわけです。 しかし、to不定詞の副詞用法は、多少話が違い、文脈依存です。文脈依存と言う意味は、意味上の主語が一般の人と言う意味ではなく、前後の文脈から理解される特定の人やものになると言う意味です。 A signal was installed at the crossroad to avoid traffic accidents. なら、「その交差点を渡るだろうと思われている人々」となります。 次に、分詞構文ですが、これは多くの場合、主文の主語+be動詞が省略されたものですから、主文と主語が一致する必要が普通はあります。ただ、あまりに使用頻度が高く、一般化している表現では、主語が話者を含めた一般の人と言う意味で、分詞部分の主語が、主文の主語とは異なるのに、略されることがあります。

El-ahrairah
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 懸垂分詞が原則不可というのは文法書に書かれているのですが、不定詞の副詞用法については明記されている文献が少なく悩んでいたところでした。 原田豊太郎著「技術英語のキー構文・キーワード活用辞典」には、不定詞の目的用法について、主文の主語と「~するように」の主語が異なる場合はto不定詞を使うことはできず、その場合はso that節を用いる、と述べられていました。 これはひとつの解釈ということでしょうか。

回答No.1

 思うに,意味上の主語と,文の主語の一致が要求されるのは分詞の場合であり,不定詞や動名詞の場合には必要ないと思います。  簡単な例でいうと,To play soccer is a lot of fun. など,もともと,不定詞は述語動詞と異なり,主語が必要ないものです。play の意味上の主語は,「話者」なり,一般の人なり,その都度推定されます。  A signal was installed at the crossroad to avoid traffic accidents. のように,意味上の主語たり得る a signal という存在があることにより,そのような推定が阻害されることはないと思います。  in order to, so as to, for doing の場合も同じでしょう。ただし,意味上の主語は,話者とか,一般の人とか,前後から明らかな場合に限ってであり,そうでなければ,for ~のような意味上の語句を示す部分が必要になります。

El-ahrairah
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 名詞用法では主語を意識せずとも「...すること」と自然に解釈できるので違和感がなかったのですが、副詞用法のときも主語を漠然とした「一般の人」としてよいのか気になっていました。 論文で実験機器の説明を書くときなど、The instrument is installed to measure XXX といった受身の文を多用したくなりますが、意味上の主語が明らかなので問題ないということですね。 どうもありがとうございました。