医者ではありませんから良くは知りませんが,食物アレルギーと言われる人たちにも,アレルギーと過敏症の二種類の方がいるようですね。過敏症はアレルギーに比べて,その原因物質の摂取量が極めて少量で生じ,免疫系反応(特に細胞性免疫)がなく自律神経系の症状が出ることで区別するようです。知り合いの方はどちらなのかで判断なさってみてください。
「砂糖アレルギー」の原因物質はおそらく砂糖ではないと思います。一般に販売されている砂糖はサトウキビから作られた物です。これには反応しましても,テンサイトウ(サトウダイコンから作られた砂糖)やメープルシロップには反応しないはずです。ですから,砂糖の主成分のショ糖・ブドウ糖・果糖が原因ではなく,砂糖の製造過程で得られた別な物質が原因と思います。
アルコールアレルギーの知人がいまして,いろいろな酒を飲ませましてその反応を見たことがあります。ビールや日本酒に一番反応し,無水アルコールの水割りには殆ど反応しませんでした。これも醸造過程で酒に含まれるアルコール以外の物質が原因かと思います。この人は蕁麻疹が出てお尻をところかまわずぼりぼり掻きながら酒を飲むやつでして,本当のアレルギーでした。
またずいぶんと昔の話になりますが,肉アレルギーの子供達に群馬県の水上の奥の藤原のマタギの方達が,それらの子供達に野生のイノシシ・シカ・クマ・ウサギ等の肉を食べさせたところ,全くアレルギー反応はでませんでした。これも肉そのものでなく,家畜の飼育過程で与えられる様々な物質が原因と思います。何かの参考になりましたなら…
お礼
なるほど!! 見た目は真っ白なのでつい白砂糖を純度100%ショ糖と捉えてしまっていました。 では、試薬として使われるショ糖(sucrose)ならば、 知人もひょっとしたら大丈夫なのかも知れないですね? 過敏症の場合自律神経系症状、 アレルギーの場合は免疫系の反応というお話も大変勉強になりました。 回答をどうも有り難うございました。