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気になる言葉
殆どの歌手が使用している言葉に、例えば、 「今から、私の新曲○○○の歌を、歌わさせていただきまます」 歌わさせて・・という表現がどうも気になって仕方がありません。いわゆる業界用語というものでしょうか。歌手にはそのような指導をしているのでしょうか。 「歌わせて・・・」では、どうしていけないのでしょうか。どなたか教えて下さい。
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- mogula
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逆です。 「歌わせて・・・」が正しい使い方で、「歌わさせて・・・」に違和感を感じる質問者さんが正しいのです。自信を持ってください(私自身の回答は常に自信なしですが・・・)。 これは、一般に「さ入れ言葉」と言われ「ら抜き言葉」と同様に現代日本語の乱れとして問題になっているようです。詳しい説明はgooなりgoogleで「さ入れ言葉」で検索するとたくさん説明が引っかかります。 下にその一例をリンクしておきました。 質問の「せる」「させる」は、使役の助動詞でこれに「もらう」の謙譲語「いただく」を伴って使うことがおおいようですね。(実は、この「せていただく」「させていただく」についても問題があるようですが…。) 本来「せる」は五段活用とサ変動詞に用いて、それ以外に「させる」を用いるそうです。 「歌う」は、五弾活用動詞(のはず)なので、本来「せる」が接続して「歌わせる」となり、「歌わせていただく」と成るのが正しいのです。 ところが、最近「せる」「させる」の使い分けが出来ない日本人が増えて来たと言うのが実情のようです。「ら抜き言葉」の例もあるし、兎に角無いよりはあったほうが良いだろう。「せる」よりも「させる」の方が丁寧な表現なのではないか?と考える人が多いようですね。
- john_john
- ベストアンサー率30% (75/245)
こんにちは。 業界用語や歌手が受けている指導は知りませんが、 「歌わさせて…」は敬語の誤りですね。 ご指摘の通り、「歌わせて…」が正しいです。 「歌わさせて…」の方が丁寧さが増すと思って 使っているのかもしれませんが、 「歌わせて頂きます」で完全な敬語として成り立ちます。 「歌わさせて…」はかえって滑稽です。 ついでに言うなら、「新曲○○○の歌を」というのも おかしいです。 ○○○にタイトルが入るのなら「の歌」を付ける必要はないでしょう。
お礼
ご最もなご助言に納得しました。 >ついでに言うなら、「新曲○○○の歌を」というのも >おかしいです。 も、なるほどと思うことです。 有難うございました。厚く御礼申し上げます。
お礼
理路整然としたご説明に納得しました。特に、文法的な背景をしっかりと押さえながら、URLまでも紹介して下さいまして有難うございました。 今後ともよろしくお願いします。