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老人(高齢者)の手術(ガンの化学療法)をすべきかの選択
6月20日に4期の卵巣がん(試験開腹をしていない)で他界した79才の母のことで皆様方はどのようにお考えかお尋ねしたいのです。今となっては過去のことですが自分の判断が適切であったのかいまだに気になっているのです。 5月16日に選択をしてくださいと先生から話がありました。 手術+化学療法、手術のみ、緩和ケア。決断したことは、緩和ケアでした。 この決断がどうであったのかです。 患者の状況などは以下のとおり。 腹膜播種で約10L。 患者本人は多少のボケのせいか、老人になると自分自身の病気に興味がなくなるのか、家族まかせなのか、話には積極的にのってはきませんでした。告知済み。 緩和ケアでは、つまり手術も何もしない場合は8月11日死亡予定日(実際死亡日は6月20日)、手術+化学療法で完遂した場合は約7ヶ月間の化学療法を終え死亡予定日H19年6月16日。 病的でないが認知症がある。他の病気などはなし。 体力面でもつかどうか、ということでした。 最悪の状態では術死、認知症の悪化による寝たきり、せん妄状態もありうるとのことでした。 先生の意見はもし自分がひとりっこであったならば緩和ケアを選ぶかもしれないとのことでした。 私達は結局手術をしないで免疫療法で進んで行ったのですが予想以上に(私のがんの勉強よりも)進行が早くて、ワクチン投与をしたのが死ぬ4日前、採血して2週間の培養をする免疫療法は間に合わずしませんでした。 今新聞紙上で記載されている人工呼吸器もしなくて(ガンの場合はしないことが多い?)特に痛みもなく他界していきましたのでこれでよかったのかとも思いますがでもやはり手術をして少しでも長生きできていたらその免疫療法も使えた可能性があったとも思ってしまいます。それで他界したのであれば悔いも今ほど残らなかったかとも思ったりしてしまいます。 今後の教訓の意味合いもこめてお尋ねしたいと思います。皆様方のご意見をお待ちしています。
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質問者が選んだベストアンサー
こんにちは。 お母様が他界されたのは非常に残念ですし、お気持ち察します。 ここでは私ならどうするか、という事を前提に投稿をさせて頂きますので、非常に偏った表現もしてしまうかと思いますが、そこはご容赦頂きますようお願い致します。 私なら、後悔はしません。 ご質問者様はとても頑張ったと思います。お母様の他界後でさえもこれ程までに悩んでいらっしゃるのですから。やれる事は全てやっています。 免疫療法についてのくだりが文中にありますが、培養期間中死亡という事は多くはありませんが、あります。第四ステージである事を考慮致しましても免疫療法はすでに延命措置の一環としてお考えになった方が宜しいかと思いますが、延命措置、緩和ケア、手術、いずれに致しましてもこれが正解という物はないのだと思いますし、その時の患者様の様態に拠っても考え方は別れます。 私は薬剤師ですが、もし肉親がその様な状態に陥ったときに私の独断で選択が出来るのであれば、迷わず緩和ケアを選択します。 理由は人らしく死を迎えるためです。そして兄弟の事を思います。 もし後悔するならば私一人がすれば良い事ですから(しかしながら後悔はしないと思います。最善は当然の様に尽くしますので)。幸い長男ですし、兄弟にその選択をした事で恨まれる事もあるかと思いますが、それを受け止めていこうと思います。その事で兄弟の気持ちが少しでもその非常に受け入れがたい事実からそれるのであればそれもまた選択のうち、と思っております。 かっこつけている訳ではありません。ただそれも「肉親の死」という「病気」を共有してしまった兄弟への「緩和ケア」だと思うからです。 人は人らしく生きて欲しいです。そのために私は医療従事者の道を選択したのですから。 最後に ご質問者様のお気持ちは、肉親を亡くした経験のない私にとって「理解した」なんてとても言えません。しかしながらそれに対して「理解」する「努力」をしました。それが「回答に対する自信」になっております。 その結果が上記の文章になりました。 失礼がありましたら深くお詫び致します。
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本人の意思が一番大切であると思います。 年をとって認知症があるとなった常態では、そのような意思確認は難しいと思いますので、しっかりしているうちに普段から家族に、はっきりと伝えておくのが大切であると思います。 ちなみに、私がお母様の立場であったら、緩和ケアの選択をしてほしいと思います。 生きている期間も大切ですが、それがどのような期間かということが肝心だと思います。
お礼
16August様ありがとうございました。その後、本によると手術が出来ない人の場合、腹に穴をあけて一部分に抗癌剤投与をいう方法(全身よりはあるかに楽らしい)や、4期の場合ダメのようですが腹腔鏡手術というのもあったようです。先生からは当時その話はありませんでしたがー。 9月3日頃には締切たいと思っていますが、それまでの間(正解がなさそうなだけに)、いろいろな方の意見(十人十色)をお待ちしております。
補足
たしかに本人の意思が一番大切ですね。性格かボケかあまり話しが出来なかったのですが、これは憶測ですが、(リスクを含めた)つらい思いをするならば緩和ケアの選択をしてくれと思っていたのかもしれません。ワクチン・免疫療法等だったら副作用はありませんし。指をくわえてただ死を待ちたくはなかったのです。本人とまともに話をしていたら今頃はもう少しスッキリしていたかもしれません。未来がわからない以上正解はないですね。ありがとうございました。
- c33a
- ベストアンサー率33% (14/42)
4期の卵巣癌でも手術、化学療法で長期生存(必ずしも無病生存ではない、担癌生存も含めて)する方が10%程度おられます。ただし、そのためには侵襲の高い手術と長期間の抗癌剤が必要です。自分の患者、肉親ならその年齢であれば、本人の強い希望のないかぎり勧めないでしょう。正解はありません。付け加えるならば、医学的根拠のない免疫療法に期待するのはお金と時間の無駄だと思います(無礼を許してください)。
お礼
c33a様ありがとうございました。その後、本によると手術が出来ない人の場合、腹に穴をあけて一部分に抗癌剤投与をいう方法(全身よりはあるかに楽らしい)や、4期の場合ダメのようですが腹腔鏡手術というのもあったようです。先生からは当時その話はありませんでしたがー。 9月3日頃には締切たいと思っていますが、それまでの間(正解がなさそうなだけに)、いろいろな方の意見(十人十色)をお待ちしております。
補足
大手術と苦しい抗癌剤治療でその上で10%の確率で完治できれば幸いという感じですね。外国(英?米?)は患者の意思優先、日本は家族を中心にまわると言いますが、癌に関しては患者の意思は大切ですね。その伝でいくと時間がなかった上に病的でないにせよ認知症のせいか性格のせいか、話があまり出来なかった。手術のGoは難しいです。これではどちらに行っても悔いは出たかもしれませんね。ありがとうございました。
お礼
sirouto1gou様ありがとうございました。その後、本によると手術が出来ない人の場合、腹に穴をあけて一部分に抗癌剤投与をいう方法(全身よりはあるかに楽らしい)や、4期の場合ダメのようですが腹腔鏡手術というのもあったようです。先生からは当時その話はありませんでしたがー。 9月3日頃には締切たいと思っていますが、それまでの間(正解がなさそうなだけに)、いろいろな方の意見(十人十色)をお待ちしております。
補足
通常4期では短期間の延命。「命」という考えでいくとわずかな期間も大切なのですが、乱暴な言い方をすれば死に方ですね。数人の高齢者曰く「無理をしての延命はしないで楽に死なしてくれ」と。もちろん違った考えの人も大勢いるでしょうが。私だったら生きたいと話すとまだ年齢がそこまで達していないし、やり残したことがあるからだとも言われました。死ぬということは結局は楽ではないだろと思ってしまいます、がわずかに延命したとして、もしもそれが拷問のようなかたちで死んでいくとしたらたしかに延命しないで苦しませず楽に死なせてくれと言いたくなります。その時点で未来が見えないのでどちらを選択しても悔いは残っていたのかもしれませんね。気持ちが晴れていくようです。ありがとうございました。