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クロスレシオについて
バイクや車のカタログなどに○速クロスレシオなどと表記されますが、そもそも何を持ってクロスレシオと定義しているのでしょうか。もしパワーバンド(この定義も正確にはわからないのですが)の範囲を想定しているのなら最高出力又は最大トルクの何パーセント以上と言うような規定はあるのでしょうか。
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- Hyde_Works
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クロスレシオは、ギヤ比のオーバーラップです。 例えば、3速クロスだと、3速を低速側(=2速側)か、高速側(=4速側)かのどちらかに寄せています。 750ccオーバーは5速しかありません。つまりは、パワー/トルクが豊富なので、ギヤ比がワイドレシオになってます。逆にミドル車は、6速で、比較的非力なパワー/トルクなので、クロスレシオにすることで、カバーします。 元より、何を基準にクロスにするかなどは、メーカーがパワートレインを設計する段階で、決めている話で、定義などありません。 ユーザーである乗り手の使い勝手で、一次減速比を変更するチューニングで、呼び方が変わってるだけです。
お礼
ありがとうございました。5速より6速のほうが高級なイメージがありましたが、エンジンの特性によるものなんですね。
- yulali
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>クロスレシオと呼べる差の基準はあるのでしょうか インターネットからの引用で恐縮ですが、以下のページの「ギア比」に載ってます。 http://www.kunisawa.net/kuni/gallery/ypugo.html >特に決まった基準というのもない。(中略)ただ一般的な尺度としては、トップギアで最高速出るクルマをクロスレシオ。それより低いギアで最高速に達するクルマをワイドレシオと分ける。 ちなみにクロスはcross(交差)ではなく close(近い)。 パワーバンドは、回答2のグラフを見ればなんとなく分かると思いますが、馬力のグラフの山の部分です。 元々2stエンジンの頃の用語で、馬力グラフ(パワーカーブ)が4stエンジンに比べて極端だったので、山の回転域をパワーバンドと呼んだのだと思ってます。 JISによる規定とかそんなもんはありません。
お礼
ありがとうございました。クニサワさんの説明もメカニズムを人間の感じ方で表現していて、大変親しみが湧いてきます。普段何気なく使っている言葉は、間違ってはいなくてもこの様に正確な意味を知っているとまた談義の内容が濃くなる気がします。
- hitokunnjp
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クロスギヤレシオとは、ミッションのギヤの仕様です。ギア一段ごとの変速比の差が小さいことです。普通のトランスミッションはギヤの変速比の差を大きくて燃費を良くしています。 クロスミッションはギヤごとの差を小さくして加速重視にしてあります。○速クロスとは○速のギヤ比が小さく、そのギヤはパワーバンドを有効に使い易いと言う事です。(パワーバンドはその個々の車によって最大パワー、トルクの発生rpmは個々に違う)その為、レブリミットまで早く達してしまう為、ギアチェンジが頻繁になってしまいます。
補足
早速ご回答いただきありがとうございます。 すみません。変速比の差の事は判りましたが、クロスレシオと呼べる差の基準はあるのでしょうか。それともメーカーが勝手に呼んでいるだけでしょうか。 変速比が小さく段数が多いと馬力又はトルクのおいしい?ところが使い易く加速に有利なこと、また一般的にトルクの細い高出力高回転のエンジンは変速数を多くして対応していること、変速数は車の用途とエンジンの特性に関係していることは推定して理解できました。 ところでパワーバンドとはライダー(ドライバー)のこのおいしく感じるところという感覚的なものと理解して良いのでしょうか。 もう少しでパッと判るところにきてはいるのですが。
お礼
回答ありがとうございます。グラフと説明文で大変よくわかりました。カタログなどの文面は必ずしも数値で表されるものではなく、設計者やライダー(ドライバー)の感性によるところがあるようなので、メカニズムから感じる人間くささが何とも楽しいですね。