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TOBについて
TOBを出しても その値段にさやよせしないで 逆に株価が落ちる場合がありますよね。 自分は、TOBがでるとTOB価格になるもの だとおもっていたのですが、 TOB価格に素直にさやよせする場合としない場合 これの違いを教えて下さい。 また北越紙、敵対TOBとありますが、 敵対TOBをするメリットは何があるのでしょう?
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基本的には、買取に上限を設定するかどうかですね。 TOBに応募した全員が売れるなら、通常はTOB価格に鞘寄せします。 逆に最近の三菱伸銅の例ですと、三菱マテリアルが上限を設定し、50%超までしか買い付けないことになっていますので、TOBに申し込んでも売れないリスクがあります。その分を織り込んで450円よりも低い価格で推移しています。 北越製紙の場合には、王子が50%超を目指して買い付けるわけですが、上限は設定していません。したがって、TOB価格以上の値段まで上昇しました。なぜTOB価格を上回ったかと言えば、三菱商事が増資引き受けを撤回すれば、王子がTOB価格を860円まで引き上げるためです。この分を織り込んで市場では取引されていることになります。 あとはTOB不成立のリスクも考えなければなりません。50%超が集まって初めて成立となるケースも多々あります。そういう場合に買い付け予定株数を下回る応募しかない場合、TOBはなかったことになってしまうのです。最近不成立の例では、ドンキがオリジンに掛けたTOBが有名ですね。