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TOBとは?TOB価格や期間、株価の動きについて
- TOBとは、TOBする側の会社がされる側の株を値段(TOB価格)を決めて、決めた期間内に決めた株数を買うという仕組みです。
- TOBする側は、主に筆頭株主や大株主、金融機関などがされる側の株を買います。
- TOBが発表されると、株価はTOB価格に近づきますが、TOB期間はTOB発表日から決められた期間までです。
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1については、その通りとなります。 2は色々有ります。今回はエスバイエルの筆頭株主である、ユニファイド・パートナーズが所有する6740万株を取得するのが目的です。昔ならTOBではなくて時間外取引で売買していましたが、ライブドア問題で規制が強化され必ずTOBを経なければいけなくなったのです。そのためのTOBなので価格も4円高いだけです。 今回のTOBには上限と下限が決められています。下限が6740万株ですので、ユニファイドが応募しなければTOBは不成立になります。上限は8500万株ですので、それ以上の応募があっても買い付けされません。 この上限がある場合は、TOBに応募しても買い取ってもらえない可能性があるので、価格はTOB価格にさや寄せするとは限りません。上限が無く応募株すべてを買い取る場合には、TOB価格にさや寄せした状態が上場廃止になるまで続きます。 TOBに応募する場合は、公開買い付け代理人が決められます。今回は野村證券になっていますので、応募するには野村證券に口座が必要となります。口座が無い人は応募できませんので、市場で売却するしかないですね。 エスバイエルの上場は維持されますので、それ以降はもっと値上がりするかも知れませんし、値下がりするかも知れません。もしどこかの企業が突然現れて、もっと高い値段でTOBを仕掛けてくるかも知れません。このような敵対的TOBが行われるとも限りません。今回は友好的TOBで、エスバイエルもユニファイドも同意をしています。 今回はあくまでもユニファイドの6740万株を譲り受けるための手続きの1つに過ぎません。残りの1760万株はオマケ的なTOBになります。ユニファイドから譲り受けるだけでは、50%に達しないための追加取得です。 今から参加しても、うまく売り抜けられるかどうか。高い値段で買った株だけが売れずに手元に残るだけかも知れません。