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本当にshouldの省略?
私は大学1年(男)です。英語に興味があり、大学の図書館で独学で勉強しています。ネイティブスピーカーの英語の使い方に最も興味があります。(文字や言葉として現れたものだけでなく、ネイティブの頭の中ではどのような発想があるか、などです)。勉強しているうちに浮かんだ疑問があります。 The police demanded that the house be searched. The teacher insisted that the class be quiet. このように、アメリカ英語では、「要求・意思・提案などを表す動詞のあとのthat節の中で使われる動詞は原型ですね。(仮定法現在) 私は高校のときにこれはshouldの省略だと教わりました。ふと疑問に思ったのですが、アメリカ人たちにも「これはshouldの省略だ」という意識はあるのでしょうか?言い換えると、アメリカ人が下の2つの文を目にしたとき全く同じ反応が頭の中で起こるのでしょうか?(省略という意識ならそうなりますよね?)また、アメリカの生徒たちもshouldの省略だというように教わるのでしょうか? The police demanded that the house be searched. The police demanded that the house should be searched. もしかしたら、日本人が便宜上shouldの省略だと説明をしているだけかもしれないと私は思ったのです。(あるいは、見当違いなのかもしれませんが)
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アメリカに38年住んでいる者です。 私なりに書かせてくださいね。 日本語を使っている日本人の多くに日本語と言うものを無意識に使っている・表現は同じでも意味合いが違うということにちゃんと気がついている、だから、英語だからといって特別視する必要は無いよ、とこのカテでいいはじめてから6年目に入りました。 「早くお風呂に入って寝なさい」と言う表現のことをつい最近書きました。 日本人はこの表現で「入って(洗って、体を拭いて、着替えをして、そして布団・ベッドで)寝なさい」の括弧の中が「省略されている」と意識的に感じていませんね。 今回のご質問でも同じなのです。 括弧の中が省略されていると感じないと言うことは「入って寝なさい」と言う表現の「文字と文字」から理解するのではなく、この表現自体が括弧の内容を含めた「フィーリング」を伝える表現だ、と言うことなのです。 >日本人が便宜上shouldの省略だと説明をしているだけかもしれないと私は思ったのです。 このカテで何度も言ってきましたが「意識的に省略しているのではなくその表現方法を使っているに過ぎない」と言うことなのです。 これは、今回のshouldでもいえることなのです。 shouldがあるか無いかでフィーリングが変わる、と言うことなのです。 ほとんどの場合無意識にこれを感じるわけですが、日本語でもあるように、「意識的に文章を考える」と言うことはありますね。 「考えながらしゃべる・書く」と言うことです。 こういう表現の方がいいかな、それともこっちの方がいいかな、と考えながらしゃべったり書いたりする時ってありますね。 TPOを考えながら言葉を使う時ですね。 ここにフィーリングと言うものがでてくるわけです。 言いたいことをどのようにTPOに合わせた表現がいいだろうか、というフィーリングです。 私のHNである「がんばってるよ」にしても「がんばっているよ」を短縮した表現だと感じる日本人は少ないと思います。 >アメリカの生徒たちもshouldの省略だというように教わるのでしょうか? 教わらないですね。 ただ、こちらにも「文法学者」さんが居ますので、そういう理解を持って説明する人はいると思います。 ただ多くの人は「だからどうだって言うんだ」と感じるでしょうね。 しかし、フィーリングを大切にして表現力を着けようと思っている人はそれだけ表現方法に関心があるわけですから、shouldを入れるかどうかには関心があるでしょう。 the house be searchedと言うと「命令形的」フィーリング、を感じます。 つまり、searchされなくてはならない!!と言うフィーリングですね。 これがあるからこそdemandと言う強いフィーリングとマッチするのでdemand-be searchedが自然と感じ、suggestのようにその点弱いフィーリングを持ったものに対してはshouldを使って弱める方があっているわけです。 そして、その「あっている」と言うフィーリングは「お風呂に入って寝てよ」と言う表現の方が、「お風呂に入って、、、、して、、、、して、、、、して布団の中で寝てよ」と言わないのを自然と感じるフィーリングと同じなのですね。 そしてそれに慣れてくるとTPOにあった表現がすらすら自然に出てくるようになり「英語がぺらぺらだ」と言うことに繋がっていくわけです。 終わりの無い「語学の習得」でもあるわけです。 これでいかがでしょうか。 分かりにくい点がありましたら、補足質問してください。
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- seabus12
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もともとは仮定法現在の原形用法で,アメリカ英語では should を使いません.イギリス英語ではこうした場合は仮定法でなく should+原形 を使います.これは単純な一般的違いです. 該当する動詞には,ask/command/demand/insist/order/propose/recommend/request/suggest/などがあります. 同様に形容詞でも,It is ~that の形で, desirable/essential/important/vital/などがあります. アメリカ英語が出来上がる過程でいろいろな省略がされていますが,これもおそらく同様な省略と考えられます.しかし,アメリカ人たちがそのように認識していたり教わったりすることはほとんど無いでしょう.知っている必要が無いのですから.省略しているという意識があるのは一部の知識層くらいではないでしょうか. イギリス英語でも会話体では,that/should を使わず,The teacher insisted the class to be quiet. のようにすることもあります.
お礼
回答ありがとうございます。 アメリカ英語が出来上がる過程に関係してるんですね。 一般のアメリカ人にはshouldの省略という認識がほとんどないであろうというお考えはたいへん興味深いものです。
- sodakar
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ネィティブですが、学校はかなり昔の話ですし、専門家では無いので・・参考になれば幸いです。 アメリカ人の私にとってもshouldの「省略」と言う意識はありますが、そう習ったかどうかは覚えてません。ただ、いつも同じ風に省略か、と言うと、決してそうではありません。 shouldをdemandやinsist等の強い言い方と一緒に使う場合、「shouldは無い方が良いかも」に対し、recommendやsuggest等の弱い言い方と一緒に使う場合、「shouldがあっても無くても同じ」だと思います。これはもう文法的な問題では無く、ネィティブの日常の使い方の細かい部分ですね。 英語でshould(多分・大体・I should be there)はwill(絶対・必ず・I will be there)よりかなり弱く、不確かな時に使われるため、shouldをdemandとかinsistとあわせると、ちょびっと不確かな要求だなあ、と言う印象を受けるかもしれません。 一方、recommendやsuggestは「提案」なので、十分弱く、更にshouldを付け加えても付け加えなくても同じです。 1) The police demanded that the house be searched. 2) The police demanded that the house should be searched. 3) The police suggested that the house be searched. 4) The police suggested that the house should be searched. 1)か2)か、と問われたら、1)ですね。 3)か4)か、と問われたら、どちらも同じですね。 しかし、大変細かい所まで勉強なさってるんですね・・・頑張って下さい~!
お礼
回答ありがとうございます。 やはりアメリカ人の方もshouldの省略という意識はあるのですね。ネイティブの方がおっしゃると説得力があります。 shouldの有無によって印象が異なる場合があると知り、大変勉強になりました。感激しました、英語感覚が磨かれた気がします。
お礼
回答ありがとうございます。 日本語の例文を使って説明していただき、非常にわかり易く感じます。「早くお風呂に入って寝なさい」という表現。今まで私も意識したことがありませんでした。(まだまだ日本語の感覚が未熟なのですね。)お恥ずかしいですが、初めて気づきました。確かに私たち日本人はこの表現を文字通り「お風呂の中で寝なさい」とは理解しませんね。お母さんが言わんとしていること(省略されていると考えられる一連の動作)を自然と理解していますね。 仮定法現在を使うときネイティブの方々はshouldを意識的に省略しているのではなく、無意識的に(そう言うものなのだとして)使ってるということが理解できました。アメリカの生徒たちもshouldの省略とは教わっていないのですね。 >the house be searchedと言うと「命令形的」フィーリング、を感じます。 わかりやすいですね。shouldが入っている文とのちがいが明瞭です。こういう おそらく、この文字(あるいは言葉)で表された表現に言外の内容を感じ取れるようになるには相当慣れが必要ですね。本当はアメリカに留学するのが一番なのでしょうけど、今それはできません。ですから、日本でコツコツと英語の感覚を―同様に日本語の感覚も―を磨いていきたいとおもいます。